


全身鏡での姿勢チェックを習慣に


かがむときは膝を曲げて腰を落とす


腰痛ベルトは腰から骨盤の位置に
全身鏡での姿勢チェックを習慣に
かがむときは膝を曲げて腰を落とす
腰痛ベルトは腰から骨盤の位置に
暖かい陽射しに誘われて、体を動かしたくなる季節が近づいてきました。けれど、「運動不足を解消!」とばかりに張り切ると、かえって体を痛めてしまうことも。アクティブな毎日のために、“まず”始めることとは?コンディショニングトレーナーの佐々木圭さんに教えていただきました。
例えば、イスに座っているとき。あなたがラクだと感じるのはどんな姿勢でしょう。お腹がだらんと、背中が丸まっていたり、首を前に突き出たりしていませんか?
筋肉がバランスよく全身を支えていれば、身体は上に向かってすうっと伸びます。この姿勢を保つことが出来ないなら、それは筋肉が弱っているということ。支える筋力が弱いと骨や関節に過度な負担がかかり、やがて痛みや違和感が生じ、体を動かすことがつらくなり、筋肉が弱る…という悪循環に陥ってしまいます。
まずは姿勢!首や背中など、自分がラクをしようとしている部分を意識し、きちんと伸ばすこと。それが日々のトレーニングにもなるのです。
佐々木さんによると、春は特に「要注意のシーズン」。暖かくなり新しいことを始めようとして筋トレなどに取り組み、体を痛める人が多いそうです。
「寒さで縮こまっていた体は、筋肉が硬くなっています。そこでいきなり動かすと、硬くて古いゴムを急に力いっぱい伸ばすようなもの。ケガのもとになるので、“まずは”柔らかくゆるめることが大切なんです」
そこで、腰・骨盤まわりの筋肉を中心に効率よくゆるめることができるストレッチを教えていただきました。まずは、立ち仕事の合間にできるポーズから。動きに痛みがあるときは決して無理をせず、できる回数から始めましょう。
次は、座った姿勢でできるストレッチです。
「腰痛は腹筋や背筋が弱くなることが原因のひとつですが、特に座る時間が長い人は、骨盤が固まりがち。骨盤を前後に柔らかく動かして、腰部・骨盤を中心にゆるめるストレッチを習慣にしましょう」 こちらも無理をせず、できる回数から。どちらも週末などにまとめて行うのではなく、毎日1セットでもいいので続けて行うことが大切です。
仕事や家事の合間に、マイペースで気持ちよく。新しいことにどんどんチャレンジできるボディをつくるために、「ゆるめるストレッチ」で準備をしておきましょう。
bonbone(ボンボン)
発熱ウォーマー 腰用
吸湿発熱する特殊素材が腰を温め、冷えから守ります。カイロを入れるポケット付き。
Backjoy(バックジョイ)
腰痛対策BACKJOY POSTURE
骨盤を正しい位置に収めることで、安定した座位姿勢をサポートします。
コンディショニングトレーナー
スポーツ医科学施設のトレーナー職を経て、トップアスリートから一般の方々のコンディション管理を務める。
姿勢・バランスを理論の“軸”に置き、パフォーマンスの向上、身体の違和感痛みの改善に対してトレーニングプログラムやメニュー、インソールを提供しています。