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~女性のための人間ドック「レディース検診プレミアム」Ⅲ~

女性特有の疾患に対する検査を集約させたメディカルチェック「レディース検診(乳がん+ 子宮がん+骨密度検査)プレミアム」は“女性のための”人間ドック。第三回目は「骨粗しょう症」について原因と強い骨づくりを紹介します。

なぜ、女性の骨(骨量)は減ってしまうの?

“骨粗しょう症は女性の病気”という認識が広まってきました。近年、骨の健康は女性ホルモン=エストロゲンと密接な関係にあることが明確になったからです。一生健康な骨で元気に生活するためには「骨」と「女性ホルモン」の関係を理解することが重要です。 骨の成分の80%はカルシウムなどの無機質で、残りの20%は有機質。その20%の内の12%がコラーゲンです。骨や歯は、鉄筋の建物に例えると、繊維状のコラーゲン組織が鉄骨となって骨組みを作り、その間にカルシウムが流し込まれた構造になっています。
エストロゲンは骨から血液中へのカルシウムの流出を防ぐことで、コラーゲン構造を保ち、健康的な骨を維持します。骨の上に乗る皮膚も、土台がしっかりしていれば、ハリや潤いが保てます。しかし、エストロゲンの分泌が減ると、カルシウムを維持できず、血中に流出してしまうため、骨の中がスカスカ= 骨密度の低下となります。このように骨密度が低下することで生じるのが「骨粗しょう症」です。骨粗しょう症が怖いのは自覚症状がほとんどないこと。転倒した際に、背骨、大腿骨(ふともも)、手首を骨折したり、腰痛などが起きたりして初めて気付きます。骨密度を保つために必要なエストロゲンは、正常な月経周期が保たれているうちは安定的に分泌されます。しかし、身体に合わないダイエットや仕事の忙しさで休養がとれない、家事・育児のストレスがある。そんな状態が続くと卵巣機能の低下や停止によりエストロゲンが急激に減少。分泌バランスが崩れ、月経周期が乱れ、健康的な骨の維持を阻んでしまうのです。結果、「骨粗しょう症」のリスクが高まる可能性があります。

生涯をジブンの足で歩く、強い骨づくり

肌代謝が約2 8 日サイクルであるように、骨も常に新陳代謝しています。古い骨が壊れ、新しい骨と絶えず入れ替わっているのです。大腿骨は約3 年位でつくられるので、体内に3 年以上古い骨はありません。骨代謝をスムーズにし、強い骨を維持するには3 つのポイントがあります。

「POINT-1」 バランスの良い食生活
カルシウムは体内に吸収されにくいので、吸収を助ける食品もバランスよく一緒に摂取することが大切です。
【カルシウムが多い食品】
牛乳、ヨーグルト、チーズ、豆腐、春菊・小松菜、シシャモ、しらす干、いわし丸干し、干し桜えび、納豆、ひじき、乾燥わかめ、切干大根
【カルシウム吸収を促す食品】
豆類、きのこ類、海藻類、卵、煮干し、スルメ
 
「POINT-2」 適切な運動
骨は身体を動かし刺激することで鍛えられ、カルシウムの沈着が良くなります。しかし過度の運動は逆効果。毎日少しずつ運動の習慣を身につけましょう。
目安:1 日3 0 分 息が少しはずむ程度
 
「POINT-3」 食べたら日光浴
人の身体は日光に当たると体内にビタミンD を作り、カルシウムの吸収を助けてくれます。
 
今までは骨粗しょう症は高齢の方の疾患だと思われてきました。しかし、ストレスフルな現代では、多くの女性が気を配る必要のある疾患です。正常な生理周期を保つこと、バランスの良い食生活と睡眠を摂ることが女性ホルモンの安定と骨の健康につながります。また、1 0 代は骨の成長時期ですが、2 0 ~4 0 代は骨量を減らさないように維持する大切な時期です。この時期に骨量を蓄え、女性ホルモンの安定と骨の健康を図り、生涯をジブンの足で美しく歩いて行けるベースを築きましょう。

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