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福岡
「 暮らしの多彩さが輝く福岡 」
百道浜(福岡市)
暮らしの多彩さが輝く福岡
豊前海、筑前海、有明海の3つの海に面し、中心部を筑後山地が連なる九州北部の県「福岡県」。県民の水源でもある筑後川の流域には、九州最大の平野である筑紫平野が広がり、農業や都市機能の中心地として発展。県東部には英彦山をはじめとする山々が連なり、自然豊かな景観が広がっています。そのうえ、温帯性気候のため年間を通して比較的温暖で、適度な雨量にも恵まれ、とても過ごしやすいのが特徴です。
そのような温暖な気候に加え、ソウルや上海など東アジアの都市に近く、これまで約2,000年もの間貿易や文化交流を通していたことから、ひとことでいうと「明るくて社交的」な県民性。また、新しいアイデアや異文化を受け入れやすい環境も整っているといえます。
県庁所在地の福岡市は九州地方で最大の人口を有する政令指定都市で、約164万人の人口を抱えています。日本全体の人口が減少する中、福岡市の人口は増加しており、全国の政令市でトップクラスの増加率を記録。特に若者の人口比率が多いことから、今後も発展していくことが期待されています。(出典:福岡市HP)※令和6年4月時点
暮らしの面では、自然のすぐ近くに都市型の商業施設等が集積し、選択肢が多様なコンパクトシティです。さらに、福岡県民の足として活用されている博多駅・博多港・福岡空港といった主要な交通拠点が半径2.5km圏内にあり、移動もスムーズ。ゆとりある暮らしが叶う街として移住者も多い都市です。
福岡の街並み
舞鶴公園 福岡城跡
太宰府天満宮 楼門
博多祇園山笠
博多もつ鍋
大濠公園と福岡の町並み
福岡市天神のデパート街
Ⅰ
博多の屋台
Ⅱ
二見ヶ浦(糸島市)
Ⅲ
伝統的織物 久留米紬
Ⅳ
博多駅前
門司港レトロ 旧門司税関
筑後川から久留米市内の景色
石炭記念公園(田川市)
歴史的な背景が豊かな福岡エリア。福岡城跡や大濠公園など、歴史と自然が融合したスポットも多く、観光客にとって魅力的なエリアです。福岡市の中心地・天神はショッピングスポットやグルメが充実しており、多くの商業施設や飲食店が立ち並んでおり、様々なスポットが刺激に溢れています。また、地下鉄やバスが充実しています。そのような都市としての機能や活力を持ちながらも、車を30分ほど走らせれば、豊かな自然と穏やかな風土に恵まれています。また、「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」と呼ばれる都市開発プロジェクトが進行しており、さらに、貿易港などを有している海に囲まれた立地から“アジアの拠点都市”となることを目指しています。近年ではIT産業やスタートアップ企業の誘致や、若い起業家の支援にも力を入れており、起業を希望する人の割合がもっとも高いことでも知られています。(出典:Fukuoka Facts)
福岡県の北部に位置し、九州地方の重要な工業都市として知られています。かつての炭鉱や製鉄業の中心地であり、特に八幡製鉄所は日本の近代化に大きく寄与しました。現在でも製造業が盛んで、鉄鋼、化学、機械などの産業が発展しています。また「環境未来都市」としても知られ、環境技術の研究や再生可能エネルギーの導入に力を入れています。観光面では門司港が特に有名で、明治から昭和初期にかけ栄華を誇り、日本の三大港として数えられていました。現在も当時の姿を残した歴史ある建物が街中に点在しており、ノスタルジックな街の雰囲気が魅力的な「門司港レトロ」として人気の観光スポットとなっています。さらに、北九州市は文化活動も活発で、音楽やアートのイベントが定期的に開催されています。市内には多くの美術館や博物館があり、地域の文化を楽しむことができます。
福岡県の南部に位置するエリアで、筑後川流域を中心に広がっており、豊かな自然と歴史的な文化が魅力なエリアです。筑後エリアの中心都市で久留米市は、久留米ラーメンや久留米絣などの特産品が有名です。また、公園が多く緑も豊かで、特に筑後川沿いの風景は美しく憩いの場になっています。大川市は、家具の生産地として知られ、木工業が盛ん。木工所、家具店、製材所などの木工業関連の建物が集積しており、独自の職人文化を育み、現在まで継承されています。そのほかにも歴史的な名所が点在しています。例えば、1600年以上の歴史を持ち皇室とのゆかりが深い「高良大社」や、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された「八女福島の町並み」などがあります。
福岡県の中央部に位置する筑豊エリア。この地域はかつて炭鉱の町として栄え、筑豊炭田が広がっていました。炭鉱の閉山後は、大学や自動車メーカーを誘致するなど新たな活路を探り、人材育成も活発に行われるなど、産業構造が変化している最中です。海や山の自然に恵まれた観光地として知られ、四季折々の景色を楽しむためにたくさんの方が訪れます。ハイキングにぴったりな低山が多く、低山を10座登るスタンプラリー「香春10山」というイベントも定期的に開催されています。また、ともに300年以上の歴史を持つ「直方山笠」や「糸田祇園山笠」などの伝統的な祭りも行われており、この時期には多くの観光客が訪れます。
福岡空港国際線ターミナル
福岡空港国際線ターミナル
博多駅から地下鉄で5分。天神からは11分と、都心部からのアクセスのよい福岡空港。現在大規模なリニューアル工事が行われています。(2027年春頃 竣工、2027年夏頃 グランドオープン)2025年3月からは第2滑走路の運用が開始され、1時間あたりの最大発着回数は38回から40回、年間では17万6000回から18万8000回へと増加。また、今後は国内線地区に商業施設やホテル、オフィス、バスターミナルなどを備えた複合施設も建設される予定です。こうして福岡空港がひとつの“街”へと進化。福岡空港がアジアのゲートウェイとしての重要な役割を担っていくことになるでしょう。
天神ビッグバン再開発ビルの第1号
「天神ビジネスセンタービル」
天神ビッグバン再開発ビルの第1号
「天神ビジネスセンタービル」
福岡市では博多・天神エリアを中心に、ビルの建て替えを促す再開発プロジェクトが進行中。そのひとつが「天神ビッグバン」です。新たな空間と雇用を創出するプロジェクトで、2024年3月末時点ですでに58棟が建て替えられています。(2026年12月31日までに竣工予定のビルが対象)同時に、博多駅周辺では「博多コネクティッド」による建て替えが進行中。(2028年12月31日までに竣工予定のビルが対象)これらのプロジェクトによって、ショッピングやグルメスポットが充実して、観光客がさらに増えたり、首都圏の企業が福岡に拠点を持つことで、雇用の創出や若い世代の人口流入などが進み、福岡のさらなる発展が見込まれています。