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京都くらしの辞典

特集2 一見さんお断りの花街文化

花街とは、舞妓がおもてなしを行うお茶屋のある街を指す。京都には祇園(甲部)、先斗町、宮川町、上七軒、祇園東(乙部)の5つがあり、総称して「五花街」と呼ばれている。京料理や舞妓の華やかな芸を堪能できる花街だが、街には「一見さんお断り」という独特の文化が息づく。人を寄せつけず冷たい印象を持つ人もいるかもしれないが、そこには客を最大限にもてなすための工夫がある。

常連客へのおもてなしや店の経営安定の知恵として

一見さんお断りの理由

一見さんお断りに見られる後日精算システム

  • 祇園
    祇園

    観光地としても名高い京都最大の花街。八坂神社の門前町として発展した街で、地区内にはお茶屋や料亭はもちろん、南座をはじめとした演芸場もある。南北に走る花見小路通を散策すれば、石畳の道や紅殻格子(べんがらごうし)のお茶屋など、花街情緒を存分に満喫できる。

  • 先斗町
    先斗町

    先斗町は鴨川と木屋町通の間を南北に通るエリア。石畳の狭い通りが特徴で、お茶屋のほか大衆的な飲食店も並ぶ。通りの東側は鴨川に面しているため、夏場には川のよく見える場所に座敷を設けた「川床」が楽しめる店も多い。

  • 宮川町
    宮川町

    宮川町は京都市東山区、鴨川の東に広がる花街だ。しっとりと落ち着いた雰囲気が魅力で、提灯の明かりに照らされた石畳の道には京都らしい風情が漂う。ちなみに、京都の花街それぞれに紋章があり、店先に吊るされた提灯にはその街ごとの紋章が描かれている。

花街には一見さんでも気軽に入れる店もたくさん

敷居を高く感じてしまいがちな花街だが、常連客でなくても入れる店は多く、中には昼のランチのみOKという店もある。ちなみに外にメニューを掲げている店は、一見さんでも入りやすいので目安にすると良い。また、花街には伝統的なお茶屋だけではなく、気軽に食事を楽しめる料理屋もひしめく。
宮川町にある割烹・会席料理屋「宮川町 水簾」もそのひとつ。元々は奈良で営業していたが、2012年に現在の場所に店を移した。料理長の島谷さんは「花街はレベルの高い料理屋が集まるエリア。街の雰囲気に気後れせず、一度暖簾をくぐってほしい」と話す。
花街でお気に入りの一軒を探してみてはどうだろう。

宮川町 水簾

宮川町 水簾

  • 特集1 自転車と暮らす街
  • 特集2 一見さんお断りの花街文化
  • 特集3 「美」と「機能」を備えた京町家

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