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ケーススタディ、シブヤ精機株式会社様のご紹介。

ケーススタディ

CASE8

シブヤ精機株式会社様(静岡県浜松市)

 

将来のイノベーションに備えた新本社・工場

外観写真

建設地静岡県浜松市
建物用途工場・倉庫・事務所
敷地面積24,350m2(7,365.87坪)
延床面積18,246m2(5,519.41坪)
竣工2025年7月
建物概要4階建て

技術革新でスマート農業を牽引し、食の未来を創造

農業用設備機器・システムで業界をリードするシブヤ精機株式会社様は、2011年に澁谷工業株式会社(東証プライム)率いるシブヤグループ内で設立されました。選果機を主力とし、荷受け・箱詰め自動機器、製品管理システムなど、幅広い製品・サービスを開発から設計・製造、アフターサポートまで一気通貫の受注生産体制で提供しています。

農産物の品質を非破壊で検査するセンシング技術に強みを持ち、AI・DX分野でもAI搭載型センサーや高機能自動箱詰めロボットなど、先進的な取り組みで文部科学大臣賞(スマート農業)(2021年)や農業食料工学会AI選果システム開発賞(2023年)を受賞しており、業界内で高く評価されています。同社の技術とノウハウは、日本の農業界、食品加工業界の品質管理や生産効率化に欠かせないものとなっています。

今年7月に竣工した浜松新本社・工場は、旧工場の老朽化・立地問題の解消に加え、南海トラフ地震発生時の対策、グループ全体のBCP(事業継続計画)における北陸工場の補完機能としての役割を担っています。鉄骨4階建て、延床面積18,246m2の建物は、将来のイノベーションや機器・機材の導入にも柔軟に対応できるよう、各所にスペースに余裕を持たせた開放的な空間となっています。

大和ハウス工業は設計・施工を担当しました。毎週の定例会を開催し、変更内容や修正事項にもスピーディーに対応。鉄骨資材を含む納期、進行管理の面で評価をいただいています。

 

絶え間ない研究開発で健康を支えていきます。

シブヤ精機株式会社 代表取締役社長 北川 久司 様

新本社・工場は、老朽化対策や将来のイノベーションに対応できる自由度と拡張性を確保しました。長年確立してきたアグリテック事業を基盤にフードテックへの事業拡大も進めており、収穫時や流通過程で生じる農産物の廃棄、食品加工における未利用部位の有効活用というフードロス課題の解決に貢献するためのさまざまなサービスを市場に投入しています。従業員の働きやすさを追求したことで、より活発なイノベーションにつながるものと期待しています。

当社は本社・工場機能を静岡県浜松市と愛媛県松山市の2か所に置き、営業所・サービス拠点は北海道から九州まで日本各地に配置し、システムの保守・保全にも柔軟に対応できる体制を構築しています。食料品のサプライヤーとして重要な役割を担う私たちにとって、不測の事態に備えるリスク分散の観点は重要です。新本社・工場の建設にあたっては、グループ全体のマネジメント、ヒューマンマネジメントを考慮し、従業員の安全確保を第一に、別工場のバックアップ機能を果たすことも前提にしました。

大和ハウス工業が施工した物流施設やデータセンターなど、いくつかの物件を直接見て設計・施工を依頼しました。モジュールを活用した建設手法は機能面とコスト面で優れており、工事期間の短さなどが決め手になりました。綿密な打ち合わせを通じて、こちらの意図や要望を細部に至るまで汲み取っていただき、プロジェクトを円滑に進めていただきました。

私たちは、この新しい拠点を活かし、「国産原料で安全安心を担保した履歴管理されたものを無駄なく利活用できる社会」の実現、そしてメディカルテクノロジーなど新たな分野への応用も視野に入れ、グループの技術力と絶え間ない研究開発で人々の健康をこれからも支えていきます。

シブヤ精機株式会社 代表取締役社長 北川 久司 様

  • シブヤ精機株式会社様 写真1
  • シブヤ精機株式会社様 写真2
 
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製造工場や研究所などさまざまな専門分野においても数多くの施工実績を誇り、幅広いご要望にお応えします。
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