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2003年度の分譲マンション市場は、地価下落を背景にした首都圏での需要増や住宅ローン減税を追い風に、2年ぶりに前年を上回り2.0%増の202,376戸となりました。私たちは、都心回帰が鮮明になる中、都市型マンションやタワー型の高層マンションに注力したほか、立地・地域特性に合わせた物件供給を進めました。また当期は、防犯、ブロードバンド対応などのマンションの付加価値を向上させる機能・設備を積極的に取り入れました。先行的に一部の物件で、生体認証(指紋)キーを採用したほか、携帯電話を通じて施錠確認等を行える遠隔操作システム、灯油コージェネレーションシステム(日本初)などを導入しました。また阪神大震災の被災地・神戸では免震構造としては日本一の高さとなるマンションの建設を進めています。
今、日本ではマンションを生涯の住まいと考える永住志向が増加(居住者の約半数)しており、日々の生活サポートや資産としての適正な維持管理がますます重要になっています。マンションの総合管理を行うグループ会社のダイワサービスでは、24時間戸別管理システム(導入実績:約3万戸)や、ISO9001の取得でさらに高いレベルの管理業務を実践しています。さらに自社開発マンションの資産価値を維持する点検履歴ファイルをはじめ、売却時の無料インスペクションやそれに基づく保証制度に取り組むなど、グループ会社の日本住宅流通と共に、日本の中古マンション市場の活性化を目指していきます。 |
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