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今までのやり方、大丈夫? さらに上を行くキッチンの除菌術・食中毒予防術
LIONリビングケアマイスターに訊く 「暮らしのお手入れ」 あたたかくなり、食中毒などの心配も増えるこの時期。安心な毎日をおくるため、キッチンをチェックしてみましょう LION リビングケアマイスター 杉本美穂さん

ポカポカと気持ちの良い季節の到来ですね。その一方、あたたかくなると食中毒の心配も出てくるもの。
家庭での食中毒を防ぐには、毎日何度となく立つキッチンでの対策が重要になります。清潔にしているつもりでも雑菌は意外と残っているのです。菌は目に見えないだけにしっかり気を配って清潔さを保つようにしましょう。今回は気になるキッチンの除菌方法や食材の保存方法をチェック。みんなをハッピーにする安全でおいしい食事は清潔なキッチンから!なのです。

  • 食中毒の危険はいつも身近に!
  • キッチンの除菌は安心安全な食卓の要
  • 肉、魚、野菜…食材を正しくおいしく保存して

食中毒の危険はいつも身近に!食中毒の危険はいつも身近に!

食中毒とは、食べ物や手などに付着したウィルスや細菌が体内に入り、下痢や腹痛を起こすこと。今回は、気温が上がり湿度も高くなったころに増える「細菌性」の食中毒対策についてご紹介します。

食中毒を防ぐ基本原則は、細菌を「つけない」「増やさない」「殺菌する」の3つ。食中毒を引き起こす細菌にはさまざまな種類があり、日常のあらゆる場所に存在しています。食品の購入から調理、食事の後まで、実はあちこちで感染の危険があるのです。

料理をする前に、薬用ハンドソープなどで手指をていねいに洗うのはもちろんのこと、調理器具もアルコール除菌剤で除菌して清潔なものを使う、冷蔵庫や冷凍庫で食材を管理して菌を増やさないなどの対策が有効になります。

キッチンの除菌は安心安全な食卓の要キッチンの除菌は安心安全な食卓の要

毎日キッチンではさまざま食材で、調理が繰り広げられています。それだけに菌を増殖させない掃除が大事。多くの食器洗い用のスポンジに潜んでいる一般生菌の数は、なんと1億個以上で、トイレのブラシに付いている菌の数と同じかそれ以上なのです。

除菌ができる洗剤を使っているから大丈夫という訳ではありません。見直したいのが、そのスポンジの除菌方法。

使用後のスポンジは水でよくすすぎ、かたく絞って水気を切ります。その後、スポンジ除菌効果のある台所用洗剤の原液(大さじ半分強)を直接スポンジにつけ、泡立つまでもみ、全体に洗剤を行き渡らせます。次回使うまで、水ですすがずにそのままラックに置いておくと余計な菌を繁殖させずに済みますよ。

また、まな板や包丁は台所用洗剤で洗った後、水気をふき取り、まな板から約20センチ離したところから、「キッチン用アルコール除菌スプレー」を全体にかけておいておきましょう。

肉、魚、野菜…食材を正しくおいしく保存して肉、魚、野菜…食材を正しくおいしく保存して

多めに買って残った肉や魚は「そろそろ傷みそうだから」という理由で冷凍していませんか?

実は、新鮮なものは早く冷凍した方がよりおいしさを保てます。それと同時に、雑菌を増やさないことにもつながっているのです。正しい保存法を知ることは安心でおいしい食事につながります。

生鮮食品は新鮮なものを購入。そして使わない分はすぐに冷凍します。その際のポイントは①クッキングペーパーなどで水気をふき取る。これで臭みも取れます。②使う時のことを考えて小分けにする。③空気に触れて酸化しないよう、ラップをしてからジッパー付き保存バッグに入れます。

魚は、内臓やえらを取る「下処理」をしてから保存しましょう。

肉や魚を扱う前後は必ず手指を薬用ハンドソープなどで洗ってくださいね。

ワンポイントアドバイス

時間に追われてしまう中で、除菌するのは面倒だなと感じてしまうこともありますね。例えばスポンジやふきんなら、使い終わった1日の最後に除菌効果のある台所用洗剤を使って除菌できるので手間がかかりません。自分のやりやすいタイミングをうまく使いましょう。

より詳しい情報はLidea(リディア)公式サイトへ

監修:LIONリビングケアマイスター 杉本美穂さん監修:LIONリビングケアマイスター 杉本美穂さん

消費生活アドバイザー。洗濯・掃除関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約5年経験しています。苦手なお掃除や食器のあと片付けや調理などを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。

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