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寝苦しかった夏も過ぎ、気持ちよく眠れる季節になってきましたね。⽇照時間が短くなる秋冬は、眠りへの欲求が強くなるのだとか…。⼼からリラックスでき、より質の良い睡眠がとれるベッドルームづくりのヒントを、専⾨家に伺いました。

ファイトケミカルを、より効果的に摂る方法は?

●ベッドルームの基本「ベッドヘッドウォール」

ベッドルームは、何といってもリラックスできることが⼀番です。カラーコーディネートやグッズ選びも⼤切ですが、落ち着いた部屋づくりのためにまずおすすめしたいのは「ベッドヘッドウォール」。名前の通り、ベッドの頭を壁側につけて配置する⽅法ですが、この置き⽅がよいといわれる理由は2つあります。

1)眠りが深くなる
窓側に頭が来ると、外の⾳や声が聴こえやすい上、すきま⾵や⽇光などで温度変化が⼤きくなり、⽬が覚める回数も多くなってしまいがち。頭部分が壁側にあると、外からの影響に悩まされることが少なくなりますし、精神的にも落ち着くため、眠りの質が上がります。


2)コーディネートのポイントが絞れる
ベッドヘッドウォールにすると、⼈の視線が⾃然とベッドの頭の上に集まるため、ちょうど上の壁がお部屋のフォーカルポイント(⾒せ場)になります。ホテルでも、ベッドの上をブラケットライトや絵画で強調しているケースが多く⾒られますが、お家でもこの壁にポイントを絞ってカラフルな壁紙を貼ったり、フレームに⼊った絵や写真などを配置してアクセントにするとコーディネートがより引き⽴ち、とてもおしゃれな印象になります。

●天井のコーディネートも⼤切

他のお部屋に⽐べて、天井を⾒ることが多いのがベッドルーム。天井をダークグレーやネイビーなど落ち着いた⾊合いにすると、気持ちが落ち着きます。逆に、好きな装飾や柄ものを取りいれるのもおすすめ。⼼地よく感じるものを選ぶのも安眠のポイントです。


●基本⾊+秋冬らしい中間⾊で、季節感を演出

これからの季節感を演出するなら、まずはベッドスプレッドや掛布団カバーを秋冬仕様にしましょう。 ⾊はワインレッド、パープル、モスグリーン、今年の流⾏⾊であるマスタードなど、落ち着いた中間⾊を。 ウールやベロアなどの起⽑素材を選べば、暖かい印象がさらにアップします。ラインで⼀式を揃えるのも素敵ですが、シーツやタオルケットなどの基本的な寝具を⽩やストライプ/綿⿇素材にしておくと、上物を変えるだけでオールシーズン使うことができますし、季節ごとにいろいろな⾊にチャレンジできます。 また、カバー類と同系⾊の⼩さなクッションをいくつか揃えてディスプレイすると、ホテルライクな空間になります。

第一人者が考案する、「ファイトケミカルスープ」で健康に

ベッドルームを飾るアイテムは、デザイン性はもちろん、光・温度・湿度・⾳などをコントロールできる機能性のあるものを選びましょう。


●カーテンで遮光&保温

暗くないと眠れない⽅には遮光カーテンがおすすめ。遮光率によって1〜3級に分かれており、級が⾼いほど光を通しにくくなります。選ぶ時はショールームや売場で実際に陽の光にかざしてみて、透け具合を確かめると失敗しません。カーテンと窓の隙間から⼊る光が気になるなら、カーテンレールを覆う上飾りをつけてはいかがでしょうか。簡単に取りつけることができ、お部屋もエレガントなイメージになります。
秋冬⽤に選ぶなら厚⼿の⽣地で、タックが多重でドレープが多いものを。窓からの冷気を遮断してくれますし、吸⾳性にも優れています。カーテンの裾を床に5cm〜10 ㎝⻑くする「ブレイクスタイル」にすれば、すきま⾵も防げますし、裾から光が⼊るのも防ぐことができますよ。

●照明は柔らかな光を。安全性も意識して

⼣陽やキャンドルを思わせるような、⽩熱⾊の照明を選びましょう。上から直接照らすものではなく、壁や⾜元を間接的に照らすタイプが落ち着きます。ベッドサイドに照明を置くなら、壁に取り付けられるものや倒れにくいものを。背の⾼いフロアライトやテーブル置きのライトは、災害時に壊れて破⽚が⾶び散る危険性があります。また、ベッドルーム外の廊下に⼈感センサー式のフットライトをつけておくと、夜に起きた時にも安⼼ですし、明るさに⽬が冴えてしまうこともありません。お⼦さんやご⾼齢の⽅がいらっしゃるご家庭には特におすすめです。

●⾜元も保温&吸⾳を

厚⼿のラグやカーペットは、秋冬の寝室にぴったり。ベッドから起きて⾜を降ろす場所などに、暖かみのある素材・⾊のラグを引きましょう。また、コルク素材のマットも温かく吸⾳効果がありますので、⾳が気になる⽅は取りいれてみてはいかがでしょうか。

●タイル&壁で湿度を調節

良い眠りにはほどよい湿度が必要だといわれます。乾燥しやすい秋冬の対策としては加湿器が⼀般的ですが、結露や寝具の湿気が気になる⽅も多いのではないでしょうか。そんな場合におすすめなのが調湿性のあるタイルや塗り壁材。部屋の湿度に応じて湿気を吸収・放出し、1 年じゅう快適な湿度を保ってくれます。消臭機能もあるので、空気がこもりやすいベッドルームやクローゼットなどにもぴったり。タイルはいろいろな⾊や模様があるので、ベッド上の壁などに貼っても、実⽤性を兼ねた素敵なアクセントになりますよ。

荒井 詩万

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