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PREMIST Life
癒しの空間づくり
〜お部屋ごとに使い分ける、素敵な“香り“の演出術〜

毎日の暮らしに香りを取り入れるスタイルは、すっかり一般的なものとなりました。ただ漫然と使うのではなく、もっとおしゃれに賢く、ワンランク上の香りを楽しむ方法を知りたい。そんな方に役立つ、インテリアと香りの素敵なコーディネート法をご紹介します。

リビングを中心に、ベースとなる香りを決める

香りを取りいれる時、まず考えたい場所はリビング。生活の中心であり、香りがここから家全体に広がるからです。大切なのは、住む人全員が好きな香りにすること。「この空間に入ったら、いい香りがする」「深呼吸ができて気持ちいい」と心地よく感じる香りを選びましょう。

香りを決める時のポイントは、2つあります。
1)デザイン・イメージ…部屋のスタイルや理想の姿に合わせて選ぶ方法です。例えば、
・モダンな和室スタイル…ヒノキ、パインなどウッド系の香り
・エレガントスタイル…ローズ、ゼラニウムなど花の香り
・ポップでビビッドなカラースタイル…オレンジ、ペパーミントなど活発で明るいイメージの香りがおすすめ。
ほかにも清潔感、親しみやすい、高級感など好きなキーワードを想定し、合った香りを選んでいくとよいでしょう。

2)機能性…
アロマオイルには空気環境を改善し、心とカラダを癒す働きがあります。それぞれのオイルが持つ特性を知り、欲しい効果で選ぶのもおすすめです。例えば
・会話を楽しみたい…(朝)オレンジ、(夜)ベルガモット、ホーウッド(リラックス)
・疲れを取りたい…ラベンダー、カモミール(リラックス)
・空気をキレイに保ちたい…ユーカリ、ペパーミント、ホワイトサイプレス(空気清浄効果)など。
ほかにもさまざまな働きを持つオイルがあります。※各部屋のケースで後ほどご紹介します。

ちょっと上級を目指すなら、好きな香りを季節ごとに使い分けるのも素敵です。
●暖かくなったら(春)…気持ちが上がる、華やかな香り
フラワー系:ローズ、イランイラン、ゼラニウム、ラベンダー
●暑くなってきたら(夏)…清涼感がある、キリッとした香り
柑橘・ハーブ系:レモン、グレープフルーツ、ローズマリー ウッド系:ユーカリ、ホワイトサイプレス
●寒くなったら(秋冬)…暖かみがあり、柔らかく、重みを感じる香り
柑橘系:オレンジ、ベルガモット ウッド系:ホーウッド、サンダルウッド 
※記念日や誕生日など、特別な時にはスパイス系の香りなどをプラスするとより大人の空間に。

香りを決めたら、光や照明、音、家具などの空間要素も同じイメージで揃えましょう。五感すべてでイメージを感じられることで、さらに心地よい相乗効果が生まれます。

「香りが強すぎる」「印象が違う」という失敗をしないためには、3つのポイントがあります。

1)天然の香料を選ぶ
良質なオイルは、香りがよく体に良いのはもちろん、残香感が少ないのも特長。香りがリセットされるので、使う量がエスカレートすることはありません。

2)広がった香りを確かめる
新しいオイルを試す時には、ムエット(試香紙)などに数滴たらし、ワイングラスで蓋をします。数分後にグラスの中の香りを確かめましょう。実際に使う時の香りがわかります。

3)火や熱を使わない
火や熱を使うディフューザーは香りが濃く出て拡散も速いですが、香りがすぐに変質します。自然な変化を楽しむなら、リードやストーンなどの自然蒸散型や超音波式、ピエゾ式の噴霧型が最適です。
機能性で選ぶ、部屋別・香りのコーディネート

個々のお部屋は、それぞれの役割が引き立つような香りをチョイスするとよいでしょう。 機能性を大切にしながら、お好みの香りを選んでください。

●玄関…
お出迎えの場所にふさわしい、誰もが好きでほっとする印象を与える香りを選びましょう。ユーカリやペパーミントはこれからの時期にぴったりです。これらにサイプレスやベルガモットを加えると複雑さが増し、品のあるイメージを演出できます。リードディフューザーは、棚の上など鼻までの距離が近い場所に置くと香りを感じやすく、効果的です。また、ドアに取り付けられるアロマディフューザーなどを活用すれば、扉の開け閉めにあわせて、香りが広がります。シューズボックスの脱臭剤は無臭にし、香りがぶつからないようにしてください。

●書斎・勉強部屋…
勉強や仕事などで集中力を高めたい時には、ローズマリーやレモンを。頭をクリアーにしたり、眠気を抑えたりしてくれる働きがあります。香りを垂らすだけのアロマストーンやパソコンに挿して使えるUSB型のディフューザーなど、机の上で手軽に使えるものがおすすめです。

●キッチン…
食事の香りを最大限に活かすことが大切。お鍋や焼き肉、ゴミ出しの後など、香りを変えたい時にだけアロマスプレーを使いましょう。グレープフルーツやレモンなどさっぱりとした柑橘系や、バジルやペパーミント、レモングラスなどのハーブ系を。お料理でもよく使う食材の香りを選ぶと、しっくりとなじみます。

●ベッドルーム…
就寝前には入眠作用のあるラベンダー、サンダルウッド、カモミール、マジョラムを。眠りのスイッチを入れるイメージで使いましょう。朝はレモン、ローズマリー、ペパーミントが目覚めを爽やかにします。タイマー式のディフューザーで夜用と朝用を使い分けると、睡眠を気持ちよくコントロールすることができます。

特性や作用を知れば知るほど、香りはもっと上手に使いこなせるようになります。まずは好きなものを気軽に試し、興味が湧いてきたらぜひコツを学んでみてください。イメージや作用に合わせてブレンドし、自分だけの香りを創るのも素敵です。こだわりの香りがあると、毎日の生活がより上質で豊かなものになっていきますよ。
深津 恵

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