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PREMIST Life
~「なんとなく午前中はだるい…」それって、食べ物に原因があるかも?!~

毎朝食べている“健康のための食品”が、実は体調不良を引き起こしているとしたら…。
そんなジブンでは意識をしていなかった“隠れアレルギー物質”を最新の血液検査で割り出し“リアルな私を知る”話題の検査「遅発型(潜在性)フードアレルギー検査」をご紹介します。

「なんとなく不調…」の原因は、食物アレルギー?!

一般的に食物アレルギーというと「卵・大豆・牛乳・そば」に加え、「えび・かに」などの甲殻類に対するアレルギーなど、食べるとすぐに呼吸困難や蕁麻疹などの症状が現れるものを思い浮かべる方が多いのでは。このようにすぐに症状の出るアレルギーを「即時型フードアレルギー」といい、ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こし、命にもかかわるほど重症になることがあります。
一方、食物を摂取後、数時間から数日後に症状が出現する食物アレルギーもあります。「頭痛、めまい、うつ」などの精神神経症状、「便秘・下痢」などの消化器症状、「肌荒れ、にきび、アトピー」などの皮膚症状、その他肩こり、慢性疲労などの症状が出ることもあります。現れる症状は多彩で「即時型フードアレルギー」のように命にかかわるような重篤な症状ではないのが特徴です。これが「遅発型フードアレルギー」というもので、血液検査で“少量の血液”を採取することで、96種類の食物に対するアレルギー反応を見ることができます。
例えば、「目覚めが悪い」「日中ずっと眠い」「落ち込みやすい」「仕事が手につかない日がある」「疲れやすい」…など、不定愁訴やメンタルの不調として片づけられてしまうような症状を引き起こす原因が、実は毎朝健康のために飲んでいる“ドリンク”や、健康のため、もしくは嗜好品として毎日欠かさず食べている“食物”にある可能性があります。そのような気になる症状がある場合は、血液検査でアレルギーの有無を調べ、食生活を見直すことで症状が改善することも多いのです。

リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)ってご存知ですか?

栄養医学の世界では着実に現代日本人に増えている問題として取り上げられる「リーキーガット症候群」。本来、食事で摂った栄養は小さな分子となり、腸から体内に吸収されます。逆に未消化物質や有害物質(病原菌など)は体内に取りこまれないように“ふるい”にかけられます。リーキーガット症候群はこの“ふるい=ザルの目”が粗くなって、本来必要でないものまで腸から体内に取りこまれてしまい、アレルギーとして症状が出てくること。この状態を調べる直接的な検査は今のところありませんが、「遅発型フードアレルギー検査」でその傾向を知ることができます。
「遅発型フードアレルギー」のやっかいなところは、原因となる食物を気づかずに食べ続けることで、体内で長期にわたり炎症が生じてしまうこと。食べ物が原因ということが分かりにくいので、炎症が起きたまま一生過ごす可能性があります。アレルゲンとなる食物を知り、ある一定期間、食事からそれらを除去することが有効です。そのような食物は「一生食べられない」のではなく、まず約半年間対象となる食物を避けてながら体調の変化を見ます。その際に肝心なのは「栄養素そのもの」を絶たないこと。たとえば「ヨーグルト」が遅発型フードアレルギーのアレルゲンとしてが見つかった場合、ヨーグルトに含まれる蛋白質やカルシウムが摂れる食品(しらすや小魚など)を摂るように心がけます。また、腸内環境を整えるために、植物性発酵食品(納豆、漬物、キムチなど)を積極的に摂ります。このように、アレルゲンとなっている食物を除去するだけではなく、栄養全体のバランスを整えるために食生活を見直し、身体の機能を正常に働かせることの大切さを学びます。

澤登 雅一

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