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PREMIST Life
~女性のカラダに影響を及ぼす女性ホルモンとの付き合い方~

社会では男性と対等の能力とハードな勤務に耐える女性も多い昨今。しかし、女性の心身はもともとそのような環境に順応できません。とても繊細につくられているのです。今回は、働く女性の心と身体に影響する女性ホルモンとの付き合い方についてご紹介します。

女性と仕事、女と母に重要なホルモン

20~30年前とは生活様式が激変して女性の生活が忙しくなり、ホルモンバランスを崩す人が多くなっています。「忙しいのは毎日のこと」そんな責任感が起因で体調不良を招いている方も多いのでは。あるWEB調査で「女性ホルモンの乱れを感じた時」のアンケート結果の1位は「ストレス」。次いで「疲れ」「睡眠不足」。これらに該当する方、無理せずに休養をとりましょう。
この「ストレス・疲れ・睡眠不足」は確実に体調不良を招いてしまいます。周りの人の言動にイライラすることが増えた、相手の何気ない一言がいつまでも気になる、生理が止まったり周期がずれたりする、いつもは生えない場所(あごなど)に毛が生えてきた…etc。心と身体に、いつもとは違う現象を感じたら、迷わずに婦人科の受診を。
欧米で働く女性の多くは婦人科の「かかりつけ医」を持っています。例えば、ドイツやアメリカでは、かかりつけ医や会社の婦人科検診の受診率は80%から90%。対して日本は20%。欧米並みに働く女性が増えた日本ですが、「自分の身体を気遣う女性」が少ないのが気になります。女性は働くだけではなく、結婚して妊娠し、母となることも。
「いざ妊活!」と思っても、女性ホルモンのバランスが崩れて、妊娠がむずかしい…なんてことになったら大変です。かかりつけ医を持って、自分の身体を健やかに保ち、女性として安心して働ける環境づくりを。

基礎体温をつけて心と身体の対策を

PMS(Premenstrual Syndrome)をご存知でしょうか。「月経前症候群」とよばれ、生理が始まる前の約2週間に起こる、心と身体のさまざまな不調のことです。順調に生理周期がきている人でも、女性ホルモンの分泌がかわる「排卵期」を境に症状が訪れます。例えば、心には「モチベーションの低下や無気力、イライラ、憂うつ、興奮」、身体には「乳房のハリや痛み、顔や手足のむくみ、眠気や不眠」など。しかし、生理が始まると自然に消え、気にならなくなるのが特徴です。
原因としては、排卵後に卵胞ホルモンの分泌が減り、黄体期(基礎体温の高温相)に入ることで、セロトニン(体の基本的な働きや感情の動きに大きな影響を与える神経伝達物質)が急激に低下することがあげられ、体調が不安定になることが指摘されています。
特に働く女性は、ストレスや緊張、疲労が蓄積されると症状が重くなることも。残業続きで無理が重なったりすると集中力が低下し、仕事のミスが増えたり、攻撃的になったり、生活上のトラブルが起きることもあります。
そこでおすすめなのが「基礎体温をつける」こと。忙しい時こそ、寝起きの数秒で測れる基礎体温計をベットサイドに置いて、毎日の体調管理を心がけましょう。PMS の時期を予測できれば「心と身体の対策」がとりやすくなります。

吉田 正平

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