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~女性ホルモンを作る卵巣を元気に保つコツ&女性ホルモンを補う食~

女性ホルモンを作り、分泌させる卵巣は、女性にとってとても重要な器官。卵巣に良い食べ物を摂り、適度な運動やストレッチで血行を促し、脳からの指令を卵巣が受け止めることで女性ホルモンの分泌が促されます。今回は卵巣機能を元気に保つ、あるいは高めるために大切なことをお知らせします。

女性ホルモンを分泌させる卵巣に良い体温とは?

脳の指令によって卵巣で作られ分泌される女性ホルモン。脳からの指令を卵巣に届けるのに重要な働きをするのは血液です。血行が滞ると卵巣に指令を送るための信号が卵巣に届きにくくなってしまいます。
では、どのような状況の時に“血行が滞る”のでしょうか。多くは「冷え」や「老廃物」によります。
身体に「冷え」が続くと、卵巣機能が低下し、女性ホルモンが正常に分泌されにくくなってしまいます。これから寒さが本格的になってくると、どうしても外部的要因から身体も冷えがちです。外出の際には、カイロ(※)や腹巻などで腰回りを温め、冷やさないように気をつけてください。カイロを入れるポケット付きの腹巻もありますので、腰やお腹を温めるといいでしょう。東洋医学では婦人病は冷えからくるともいわれています。卵巣がしっかり働くためには36.7度前後の温度を維持することが望ましいです。36度に満たない人は、日ごろから積極的に身体を温めるように心がけてください。
また、老廃物(尿や便など)を規則正しく排泄することへの意識も重要です。多くの女性は、会社や外出先で便意や尿意を感じると我慢してしまうのではないでしょうか。排泄の我慢は便秘の原因にもなりますので注意が必要です。“老廃物は溜め込まない”生活を送ることを心がけましょう。
さらに食欲不振も大敵です。食事が適切にできていないと血行不良を起こし、内蔵機能を活性化させる副交感神経が不活発に。例えば食が細く痩せ型の人で、食べてもなかなか太れない。そして生理不順も時々あるという方は女性ホルモンが少ない可能性があります。気になる方は早めにレディースクリニックの受診をおすすめします。
※皮膚にカイロを直接貼り付けないように注意。

女性ホルモンを分泌させる卵巣に良い食材とは?

女性の場合、健康のために野菜を摂る人が多い反面、タンパク質は控えめです。しかし、脳からの指令を送る血液の元となるのは「タンパク質」。代謝をアップする筋肉の元になるのも「タンパク質」。さらに卵巣の機能を高めるのも「タンパク質」なのです。
このように“タンパク質をとること”は大変重要です。特に豆乳や豆腐など大豆の加工製品に多く含まれるポリフェノールの1つ「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲン同様の作用を持ち、女性の健康づくりに有効な成分として広く知られています。大豆製品の納豆も「納豆キナーゼ」が血液をサラサラにしてくれると近年話題の成分です。納豆が苦手な方には、同じく血液サラサラに期待のサンマやイワシ、サバなどの青魚も。青魚はタンパク質が豊富な上に、必須脂肪酸のEPA が血液をサラサラに。加えて脳の働きをよくするDHA も含みます。さらに、卵やチーズ・牛乳なども良質なタンパク質で、食欲がない場合にビタミンなどの栄養が同時に補給できておすすめです。逆に身体を冷やす食材として気をつけて欲しいのは生野菜、精製されたに砂糖や白米、小麦製品。低体温が気になる人は主食を玄米や五穀米、ブランなどのパンに変えるといいでしょう。
そのほか、食べ物選びの際に注意が必要なのが加工食品。化学物質や添加物を極力体内に入れなないこと、溜め込まないことが重要です。なぜなら化学物質や食品添加物、防腐剤などは身体を酸化させ、卵巣を弱らせてしまう可能性があるからです。食品の長期保存や味の調整など、多くの加工食品に使用しているため、完全に断つことは難しいですが、意識してなるべく摂取しないことが大切です。このような成分は肝臓で解毒し、害のない状態にしますが、肝臓が疲れると正常な解毒ができず、血液中に解毒しきれなかった成分が混ざった状態で体内をめぐることに。肝臓を疲れさせないことも卵巣にとって重要なのです。

寺師 恵子

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