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PREMIST Life
ジブンにプラスアルファ
~食欲のコントロール法を知って、日々の体調管理を身に付ける~

「ついつい食べ過ぎてしまう…」「食べるとすぐに眠くなる…」デキる女性のスキルとして、食欲と食事量は管理したいものです。でも実際どうしたらいいの…?? 実は食べるという行為は、「脳と腸」が司る機能。この関係を学べばコントロールすることも可能に。体内リセットやデトックスとして、モデルやアスリートの間で今話題の健康療法「ファスティング/断食」で、その方法を身に付け、自己管理スキルに役立ててみませんか。

ファスティングの“味覚リセット”で、少量でも「美味しい=満足!」と脳が感じる!?

ファスティングの言語由来は、英語のfastという動詞の名詞形の意味(断食する ・絶食する・精進する)から、ストイックで厳しいイメージを持つかもしれません。しかし、今回ご紹介するファスティングは、酵素ドリンクや水を飲みながら行うもので絶食ではありません。固形物の飲食を一定期間絶つことで臓器を休ませ、お通じを本来のサイクルに戻すステップです。
モデル、アスリートをはじめ、多くの方に注目されているファスティングですが、減量や体重減のみならず、体内のリセットやデトックスができる健康療法の一つとして、今、注目を集めています。日本だけではなく欧米まで、美容や健康志向の高い人の間で話題なのです。
ファスティング体験者(48時間前後)の多くが実感するのは味覚の変化。固形物を摂らない期間をつくることで、味覚はリセットされ、素材そのものの味を感じることができるようになってきます。これは味蕾(みらい)といわれる味細胞が修復されることや味覚を電気信号として脳に伝える神経伝達がスムーズになることが理由として考えられています。仕事が忙しく早食いな方や外食が主な方は、“濃い味付けや化学調味料”などによって味覚が麻痺している人が多く、このような人たちこそ、ファスティング後の「味覚リセット」を大いに感じることができることでしょう。現代に多い糖尿病や高血圧、肥満なども味覚の狂いと深く関わっていると言われています。飽食の現代において、当たり前のように食べ、消費している調理食ですが、食材そのものが持つ美味しさを知ることで調味料(主に塩分)を減らすことができ、健康的な食のサイクルと少量でも「美味しい=満足!」と脳が感じ、過食にストップをかけることができるのもファスティングの魅力です。

48時間断食で、脂肪燃焼物質「ケトン体」が通常量の約100倍に!?

ファスティングには気軽に取り組める1食断食から、理想的な48時間断食まであります。
 
<ファスティング/断食 入門編から効果実感レベル>
・1食断食 断食レベル1

朝・昼・晩、1食を抜き、他は少量に。どの食事を抜くかは自分の体調を見ながら自由に選択。気軽に挑戦できます。
 
・朝・昼断食 断食レベル2
朝と昼の食事を抜き、夜だけ食べる。朝と昼は水や酵素ジュース(※)1杯で済ませ、夜は消化のよい和食をゆっくり少量。
 
・24時間断食 断食レベル3
朝昼夜の食事を抜き、それぞれ水や酵素ジュース(※)1杯で済ませる。翌朝はおかゆのみ食べる。以降は、消化のよい和食を少量づつ。
 
・48時間断食 断食レベル4
2日間、朝昼夜の食事を抜き、それぞれ水や酵素ジュース1杯で済ませる。翌朝はおかゆのみ食べ、その後は、消化のよい和食を少量づつ。
※野菜や果物ジュースも可消化のよい和食をゆっくり少量。

実施のポイントは急に食事量を減らすのではなく、前日から少しづつ調整すること。スポーツに例えれば、準備運動期間。日頃の生活習慣が乱れている方ほど、準備期間は重要です。
例えば、「断食レベル4」を実施する場合は、4日前から2日前ぐらいから食事の回数を減らす、もしくは食事量を減らします。一口をゆっくり噛みながら食べることも重要です。
理想的なファスティングは48時間で、一般的に人間の身体は48時間前後より、体内のエネルギー(糖質)が極端に少なくなることで、糖質の代わりに脂肪をエネルギーに変える物質「ケトン体」が通常量の約100倍近くに増えます。つまり、通常の約100倍で脂肪を燃焼させることが可能に!? 期間中、お水や酵素ジュース(水だけの断食では解毒・排泄に必要なミネラルやビタミンが不足してしまうため)を飲むことで、血糖値や中性脂肪を減少させ、従来カラダがもっている消化器官などの活動を休息させることで理想的な状態に戻します。
戦後の高度成長期から現代において、たくさん食べられることを贅沢で素晴らしいことだと身体に覚えこませてきました。しかし、身体が求めているものは「量」ではなく「質」。私達の身体は約100兆個の細胞で構成され、一つひとつが必要としている栄養素を届けることで健康が保たれます。
まずは「1食断食」や「全体量を減らす」ことからスタートしてみてはいかがでしょうか。

伊藤 ひさみ

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