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~ほっと一息。心を満たすアロマ、落ち着くアロマ~
?ちょこっとヒントで、快適キッチンづくり♪?

右脳と左脳の違いについて語られる時、良く聞くのは「左脳は理屈、右脳は感覚」でしょうか。今回はこの法則にのっとり、キッチンを快適に使い、美味しく食べる「収納と盛り付け」について、プロの料理人から学びます。キッチン空間に入るのが楽しくなります♪

左脳を活用する、見た目に美しく合理的な整理整頓術

「左脳は物事や理屈を考え、理論的なものに使う」と推測されています。キッチンで左脳を使うことを考えると、収納が最も「左脳的」かもしれません。
収納でまず優先させるべきことは、「スッキリと魅せる」「効率的に使える」ことです。会社で事務処理をしている時、営業ツールをまとめている時、イベントをアイコン化してスケジュール帳に整理している時などに左脳をフル回転させているのではないでしょうか。合理的で倫理的にまとめる作業です。まとめるまでは時間がかかりますが、それらをルーチンワークさせた時はとてもスピーディです。
例えば、オフィスの机全体をイメージしてキッチンパントリーの収納を考えてみてください。仕事モードでキッチンを考えれば「あなたらしいキッチン収納」が実現すると思います。
基本となるのは以下の3点です。
 
1、形が揃っている食料品(缶や瓶類)は、大きく重いものから順に下から上に並べる。
 
2、形が不揃いなものはBOXに分けて入れる
 
3、細かな食料品は種類ごとに袋(ZIPロックなど)に入れ、BOXへ収納
※BOXの正面には分類見出しをつける。
 
上記を実践するだけで、見違えるほど整理できます。その際に気を付けることは下記2点です。
 
4、種類はなるべく揃える(色や形、大きさ)
 
5、普段あまり使わないものは上に置く(重いものは基本的に下)
 
シンプルなこの5つの項目を実践すれば、パントリーもスッキリ!
食器棚や冷蔵庫の収納でも応用できます。
例えば、冷蔵庫の収納の場合も作り置きする料理はお皿ごとラップして冷蔵庫にINするのではなく、料理用コンテナに入れて、大きさごとに分けて収納すれば、見た目もキレイです。温めたりするのもカンタン。そのまま食べてしまうのは…できますが、盛り付けて美しく食べましょう。
料理は、ほぼ、毎日のこと。収納用のBOXやコンテナは作りが丈夫なものを選ぶことをおすすめします。そして、中が透けて見えることも重要です。

右脳を活用する、見た目に美しく、食欲増進する盛り付け術

続きましてキッチンの右脳活用です。収納が「左脳的」なら、盛り付けは「右脳的」ですね。芸術的な領域、例えば絵を観たり音楽を聴いたりしているときには右脳の活動が活発になることが医療分野の観測で分かっているようです。一般的に「料理は見た目で食べる」と言われていますが、なぜでしょう。ある調査による五感のデータは下記のように数値化されています。
 
[人間の五感による情報判断の割合]
視覚 87% 聴覚 7% 触覚 3% 嗅覚 2% 味覚 1%

※出展先;熊本大学所有データ
http://www2.gsis.kumamoto-u.ac.jp/~info/2004_2/works/g031a081/exe.pdf
五感がどのような割合で人に影響しているかを調査した数字で、生きる(食べる)ためのデータ収集の殆どを「視覚」に依存していることが分かります。「味覚 1%」というのは、驚きですが…。
 
・視覚に訴え、食欲をそそる3色「赤・黄(橙)・緑」の食材で料理を構成
・お皿をキャンバスに例え、盛り付ける量は30%から多くても50%
・盛り付けは「小さく」「高く」(立体的に見せる)

 
高級なレストランで食事をすると、美味しく感じるのは上記の条件を満たしていることが多く、自宅のダイニングも、部屋の調度品や飾り物にこだわり、テーブルクロスや照明にも気をつかう等すれば、視覚に訴え、また、右脳の空間認知力などの感覚に響く状況をつくりだすことができます。
さらに食器に「3色の食材で、小さく・高く盛る」料理は、「87%は視覚によるもの」を最大限意識するものとなります。
自宅での料理提供は、ついついお皿いっぱいに盛りつけがちですが、色を意識したり、お皿の余白を生かしたり、立体感を出したりすることで、見違えるような美味しさを演出することができるのです。皆さん、ぜひ、試してください。
またの機会に「味付け=味覚 1%」についても、詳しくご紹介できればと思います。

井上 禎

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