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~ビジネスwomanもワーキングGirlも、歯は命!~~

今回は歯のホワイトニングの基礎知識。毎日使う歯。毎日鏡で見ている歯。日々、少しづつ黄ばんできても、なかなか黄ばみの進行はわからないものですね。友人と並んで写真を撮った時に気付くようでは、ちょっと手遅れかも!?
黄ばんだ歯とサヨナラして、自然な笑顔に自信が持てる口元を歯科医がアドバイスします。

白い歯を手に入れるための下準備「歯のクリーニング」

「歯を白くしたい!」そう感じたら、まずは歯科で「歯のクリーニング」をします。歯を白くするのが「ホワイトニング」ですが、その前に、土台となる、「歯」そのものをきれいにする必要があります。ネールアートに例えれば、最初に爪の形をポリッシャーで整え、表面の汚れや凹凸を平らにツルツルに仕上げるのが「歯のクリーニング」。ツルツルにした後に、ネイルカラーやトップコートを塗って表面をピカピカに仕上げるのが「ホワイトニング」です。
「歯のクリーニング」は、虫歯や歯周病等の原因となる、歯の表面についている歯石や歯垢を取り除く作業のことで、原則的に保険治療の範囲内です。一方、「ホワイトニング」は自費の治療になります。
ところでなぜ、毎日欠かさず歯磨きをしているのに日々歯が黄ばんでしまうのか…。疑問に思ったことはありませんか?歯の変色の原因は大きく分けて歯の内側からのものと外側からのものに分けられます。

【内側からくる変色】 加齢変化
歯の内側から黄色くなる原因の多くは加齢による変色です。歯には半透明のエナメル質の内側に象牙質という黄色い層があり、さらにこの内側を歯の神経と血管が通っています。生えたての歯の象牙質は淡いクリーム色をしているのですが、肌の老化と同じで新陳代謝により年々この色が濃くなってきてしまいます。また、歯の表面を白く見せるエナメル質も毎日の歯磨きや歯軋り、食事などで薄くなり、内側の象牙質の色が強くなってきてしまいます。この二つの相互作用により歯の色が黄色くなってくるのです。
 
【外側からくる変色】 飲食による歯への着色
タバコはもちろん、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、コーラなどの飲み物、カレーやナポリタン、チョコレートなど、色の濃い飲食品を「着色性食品」といいます。これらの食品は色素が歯の表面に付き易く、日々少しづつ堆積します。コーヒーカップや湯飲み茶わんを思い出してください。毎日洗っていても、気が付くとカップの内側に汚れのリングが付いていませんか。歯も毎日磨いていても、少しづつ、少しづつではありますが、確実に着色されてしまいます。

ヘアサロンと同じ感覚で通いたい、歯の「ホワイトニング」

「歯のクリーニング」で表面の汚れを落としたら、次は「ホワイトニング」の施術です。ホワイトニング剤(過酸化水素)を歯の表面に塗り、光を当ててホワイトニング剤を活性化させます。すると歯の中にある色素が分解され、中から白く仕上がります。以前はホワイトニングのことを色素を抜くことから「ブリーチング」と呼んでいましたが、ブリーチというと強力な薬品を使って、髪の毛や衣類を漂白することを連想させる為、現在ではホワイトニングの先進国アメリカでも、ブリーチングより“ホワイトニング”という言葉を使うようになりました。この技術の出現により、それまでは歯を削ってセラミックを被せることでしか白くすることのできなかった着色歯の方でも、自分の歯のまま白くすることができるようになりました。もちろん歯も痛みませんので安心して受けられます。それでも「ホワイトニングに興味はあるんだけど、ちょっと抵抗がある…」という人もいるのではないでしょうか。「歯をいじるのが怖い」と思っていませんか?
ホワイトニングは美容整形ではありません。歯を削って被せることは歯の美容整形といえるかもしれませんが、ホワイトニングは歯のケアの一つで“お肌の美白”と一緒です。お肌と同じく、ホワイトニングには継続的なメンテナンスが不可欠です。1 回白くすれば終わりというものではありません。定期的なお手入れをしていかないと徐々に歯の再着色が起こります。通常、半年位から色が付き始め、何もお手入れをしないと約2 年で元の歯の色に近くなってしまいます。特に「着色性食品」の嗜好が高い方はホワイトニング後の再着色が早く起こります。
歯に関しては治療が終了するとそれで終わり。また痛くなったら健康保険で治せばいい、と思う人が多いのではないでしょうか。ヘアサロンに通いヘアケアするのと同じく、歯科に通い歯のクリーニングを。キレイな歯を保つ習慣は、口臭予防や歯周病対策にもなります。定期的なチェックとメンテナンスで、黄ばんだ歯とサヨナラ!自然な笑顔に自信が持てる口元を手にいれましょう。

川又 稔

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