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PREMIST Life
~秋の女性の対策…食欲とホルモンの関係について~

「急に食欲がでてとまらない。どうして?」
女性には二種類のホルモンの作用から、栄養を溜めこむ時期(生理前)と、代謝を促す時期(生理後)、二つのリズムがあります。秋に気をつけたい生理前の食習慣と、働く女性の「ついつい」習慣化してしまう食のシーンについて、傾向と対策をご紹介します。

夏の不摂生をリペアする「秋の食欲」に拍車をかけるのは!?

信じがたい話かもしれませんが、秋はいろいろな意味でボロボロの自分を抱えています。夏の暑さでたまった疲労、積み重なるレジャー疲れ、冷たい食(氷やアイス、身体を冷やす食材)による内臓の冷え、紫外線による肌や髪の日焼け…etc。夏を全力で楽しんだ後は、身体の芯から“お疲れ様状態”に…。そんな状況を改善するべく、秋の身体は冬に向けてリペアを開始。そのために食欲も増進します。さらに、栄養を抱え込む黄体ホルモン(プロゲステロン / 女性ホルモン)の分泌が多くなる「生理前」のタイミングが重なると、、、食欲は通常よりも旺盛になりがちに。しかも、自然に身体が要求しているから、意識しても食欲の抑制が難しいのが現状です。黄体ホルモンは、妊娠に備えて身体に栄養を蓄えるだけでなく、大腸の働きも低下させ、水分までもため込もうとします。
特にエネルギーとなる糖分を要求しやすくなるため、食事よりスイーツなどの甘いものを食べたいと感じる方が多くなります。しかし、我慢するのはNG。ストレスが溜まり、余計に食欲を煽ることになりかねません。そんな時は自然な甘味を摂取しましょう。
 
例えば、ドライフルーツとナッツのコンビや、カカオ成分70%以上のチョコ、“スーパーフード”(いちごやブルーベリーなどのベリー系、パイナップル、りんご、バナナなど)と呼ばれる老化を抑える抗酸化物質や食物繊維、ミネラル、ビタミンを豊富に含んだ果物がおすすめです。

生理前は食欲セーブを心がけてみる!

秋は夏に比べて基礎代謝(体を維持するエネルギー量)が落ちてくる時期でもあります。 このような時に何の対策も取らずに“食欲”そのまま突き進めば、イベントごとの多い冬には…お腹ぽっこり! 大変なコトになってしまいます。冬に控えたイベントを美しく迎えるためにも、「秋の食欲旺盛な時期+黄体ホルモンが分泌される生理前」を上手に乗りきることが重要です。一般的には生理前の数日間が食欲のピークといわれています。

手帳やスマホに食欲をセーブしたい期間を記載して注意を促すなど、実践してみてください。そして食事の際には、良くかんで唾液をだす“消化を促す食べ方”をおすすめします。食べ始めてから満腹中枢より満腹感の信号がでるのは血糖値の上昇がはじまる約20分後です。この20分間に栄養を摂りずぎないよう、ゆっくりと味わいながら食事をする習慣を身に着けてください。
その他、仕事で日ごろからストレスが溜まりやすい方、仕事の合間の食事は早く済ませる習慣がある方(早食い)などは特に要注意です。

<注意したい食のシーン>
■ストレスによる食べ過ぎ
ストレスによる過食は、食べることで脳内に快感をもたらす物質が分泌されることで、空腹感がなくてもついつい食べてしまいます。日頃からストレスを感じている方は、黄体ホルモンが多く分泌される生理前の食事に注意が必要です。
 
■早食いの方
仕事上、どうしても食事に時間を割けない時もあると思います。そんな時はいつもより少し量を減らして、良く噛んで食べてみてください。脳の満腹中枢は噛むことで刺激されますので普段以上に噛むことに集中しましょう。
 
■ながら食い
“ながら食い”は、他のことに集中しながら食べることで、脳に満腹感が伝わらず、お腹が満たされているはずなのに、ついつい食べすぎてしまう危険な食習慣です。PCやスマホに集中しながら、手元のスナックを頬張る方、注意!
 
「食欲が旺盛でとまらない!」そんな方には、代謝を高めるビタミンB群豊富な食材(にんにく、とうがらし、酒粕、ごま、ピスタチオ、抹茶、まぐろ、さんま、スモークサーモン、鶏ささみ、など)を意識して摂取することをおすすめします。糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変換する助けとなります。

寺師 恵子

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