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~アメリカンBBQ「バーベキュー・スモーク」料理で女子力UP!~

食欲の秋到来! 燻製チーズや燻製ソーセージなど、一度成功したらプロ級の味が追求できる燻製フードのつくり方をご紹介します。肉食女子、必見です!

意外とカンタン、安全にマンションのキッチンでも作れちゃうんです!

日本の河川敷で初夏から秋にかけてよく見かけるBBQと、アメリカンBBQ「バーベキュー・スモーク」は調理法が違います。
日本では薄く小さくカットした肉や野菜を焼く“焼肉感覚”のものを屋外で調理した際に「BBQ」と呼びますが、アメリカのBBQは「分厚いかたまり肉」をスモーカーという調理器具を使い、薪による火力でじっくり時間をかけてスモークしながら調理します。“煙の香りを味わう”料理なのです。欧米では分厚いステーキのような肉を食べる食文化を長年に渡り育んできたため、BBQをはじめ、お肉を大きなサイズで美味しく調理する方法を心得ています。特にアメリカのテキサスBBQ(テキサス州発祥)はその調理法に定評があります。大きなかたまり肉を使用し、スモークの香りと肉のうま味を損なわないよう、味付けは塩と胡椒をベースにシンプルに。纏わせるスモークの香りは、伝統的にメスキートまたはオークの木を使用。高温になりすぎないよう温度管理をしながら“Low & Slow”で、肉質を柔らかくするために、じっくりとスモークして仕上げます。アメリカのBBQは100年以上続く歴史ある食文化で、古くは航海者クリストファーコロンブスの時代からとも、ドイツ移民が家畜(主に豚)をネイティブアメリカンの調理法で食べ始めたのがきっかけともいわれています。
 
肉や魚などの食材に煙を纏わせて食べる料理法「バーベキュー・スモーク」は、専用のスモーカーを使用して調理します。日本でもアウトドアショップでスモーカーが手に入りますが、スモーカーを置く場所や換気スペースがほとんどなく、なかなか自宅で調理するのが難しいのが現状です。
しかし! 実は、意外とカンタン、安全にマンションのキッチンでも作れちゃうんです!

香りを楽しみ、仲間と美味しく食べる。冷蔵庫食材がおもてなしの逸品に

キッチンのコンロとフライパンを使用してつくる「バーベキュー・スモーク」。本格的なアメリカンBBQのように大型肉の調理には時間がかかりますが、香りを楽しみ、仲間と美味しく食べるのに十分な“おつまみ・スモーク”なら、10分前後でできます。

■用意するもの
1、鉄製のフライパンや中華なべ
2、フライパンの大きさに合わせたサイズのステンレスボール
3、網
4、アルミホイル
5、スモークチップ (1回分はひとつかみ程度)
 
■燻製食材
<初チャレンジ用 / 練習>
まずは失敗のない食品で“煙の香り” を味わってみてください。以下の食材はできたてをそのまま美味しく頂けます。
 
・本格的あらびきウインナー
 (「特定JAS規格」がついたものがおすすめ。仕上がりの美味しさが違います)
・ゆで卵(コンビニで売っている「味付けたまご」もおすすめ)
・かまぼこ
・はんぺん
 
<おもてなし用>
コツを掴んだら、ぜひ、試してもらいたい食材です。スモークした後、ラップで包み、少し寝かせることで、燻製の香りが深くなります。
・魚の干物
・鮭など、魚の切り身
・鶏のささみ、合鴨、ヒレ肉各種
・たらこ
・貝類(ほたて、まはぐり、かき など)、その他(たこ、いか、えび など)
・たくわん(秋田名産「いぶりがっこ」に類似。スライスしてクリームチーズとの相性抜群)
・プロセスチーズ(固めのもの)
・アボカドなど、野菜各種
・しゅうまい
 
■器具と食材の設定
1、フライパンにアルミホイルを敷き、その上にスモークチップ(ひとつかみ)を置く。
2、スモークチップの上に網をセットする。
 ※チップと網が直接付かないように、数センチ浮かせてください。
 (脚付きの網がない場合は、四角い網の四隅を折って足代わりに立たせる。もしくはアルミホイルを丸めて足としてセットする。)
3、網の上に食材をのせる。
 
■調理法
1、換気扇を回します。
2、フライパンの蓋としてステンレスボールをかぶせ、強火にかけます。
 (耐熱ガラスボールを使うと、煙の状態が観察できて面白いです)
3、フライパンとステンレスボールの隙間から煙がではじめたら、すぐに弱火にしてください。
4、煙が“少し出る”程度で10分前後維持します。
5、蓋を開けて色がついていればできあがりです。
6、お皿に食材を盛り付けて、最後にチップに水をかけて消火して終了。
 
[注意]
・続けて燻製する場合は、消火せずにチップをたして、煙の調整をしながら続行してください。
・燻製中は火元から離れないように注意してください。
 
慣れてきたら冷蔵庫にある食材でいろいろ試してみてください。ちょっと燻製しただけでそのままとは違う風味が楽しめ、実においしく楽しく、おもてなしの逸品になります。燻す時間は食材によりますが、干物や水分の少ないものは短めで仕上がります。水分の多い食材はキッチンペーパーであらかじめ表面の水分をとったり、焼いたりして脱水させておくとキレイな色と香りがつきます。慣れてきたら自分の好みの燻製香がつく時間に調整してみてください。

菊池 眞弓

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