子どもたちの賑やかな声に囲まれて、太陽の日射しと共にのびのびと暮らす。
今回の“としらぼTOKYO”がご紹介するのは、都心にありながら表情豊かな空が広がる「井荻・富士見台」エリア。
JR「新宿」駅から20分（※1）の西武新宿線「井荻（いおぎ）」駅からほど近く、石神井公園をはじめ、
旧家のお屋敷や由緒ある神社など、近所を散策しているだけでのどかな雰囲気に心がほぐされていくのを感じます。
一方で、緑道が整備された環状八号線や関越自動車道の練馬インターも近く、電車、車、自転車、バスなどでの
お買い物や出勤にも便利な立地。平日は都心へ、週末は郊外へと、アクティブに行動する家族にぴったりな
井荻・富士見台エリアをご紹介します。
（※1）日中平常時：JR「新宿」駅からJR「高田馬場」で西武新宿線乗り換え。
（※2）掲載の所要時間は日中平常時のもので、乗り換え・待ち時間は含みません。
 |
||
 |
どこまでも続く青空。いつまでも流れていく雲。きらきらと降り注ぐ木漏れ日。
そして真っ赤な夕陽がゆっくりと宵闇に変わるとき、 この街に少しずつ明りが灯りはじめます。
住宅地を歩いていてふと空を見上げると、そこには強いコントラストで
樹々が生い茂る、まるで影絵のような景色が目に飛び込みます。
低く抑えられた住宅街の上には入道雲がのびのびと育っていて、
忘れていた夏の景色を憶わせてくれます。 心地良い風が吹く石神井川の緑道を歩いていると、橋の上から 川面に映る夕陽にしばし見とれてしまいました。 偶然渡った歩道橋からは街が夕焼けに包まれる姿に うっかり黄昏れてしまうかもしれません。 この街に住む人は、きっとこころに空を抱くことでしょう。 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
|
||
 |
||
 |
|
|
 |
||
|
||
|
川や池、雑木林や森など豊かな自然に囲まれる井荻・富士見台エリア。自然が多いせいか、周囲の空気もどこか爽やかに感じます。一級河川の石神井川沿いの桜並木は、犬を連れた家族がのんびり散歩していたり、木漏れ日の中を颯爽（さっそう）とジョギングする人、ベンチでのんびり読書にふける人など、それぞれの時間を楽しんでいるのが印象的です。
石神井川沿いの桜は春になると見事に咲き誇り、見頃には多くの人が集まります。
上流に当たるこのエリアでは、澄んだ川沿いで時間を過ごす家族が多く、楽しそうな声を聞くとなんとものどかな気分になります。
その石神井川の水源ともいわれる三宝寺池や武蔵野三大湧水池として知られる石神井池のある石神井公園は、このエリアのシンボル的な存在。自然と野鳥が共存することから、1996年には「三宝寺池の鳥と水と樹々の音」が環境庁選定の「残したい日本の音風景100選」に選ばれました。
様々なドラマや物語の舞台にも使われた石神井公園は、多くの人たちが慣れ親しんできた公園。その歴史は古く、周辺は平安時代から室町時代まで武蔵野を支配した豊島氏の居城で、公園内には石神井城の城跡が残っています。これらの史実にまつわる歴史と触れ合うのも楽しそうです。
石神井公園の近隣には三宝寺池の由来ともなった三宝寺があります。境内の「アカマツ」「サルスベリ」「イチョウ」は「練馬の名木」としても知られ、徳川家光の鷹狩の際に休憩場としても使われたという歴史のあるお寺。こうした史跡を巡りながら豊かな自然に触れ合えるのは、このエリアの楽しみのひとつですね。
|
||
 |
|
|
井荻・富士見台エリアは移動手段も豊富で、おもわずどこかへ出かけたくなってしまいます。環状8号線は、2006年に全線開通した井荻トンネルにより渋滞が緩和され、車での移動によるストレスが軽減されました。近くを通る主要道路は、旧早稲田通り、千川通り、笹目通りと東西南北にアクセスしやすく、車での移動は自由自在です。
また、関越自動車道の練馬インターが近く、環状8号線からは東北自動車道や東名高速道路まで首都高速を使わなくてもスムーズに移動することができます。週末にはキャンプやバーベキューをはじめ、郊外型の大型ショッピング施設に出かけたり、ペットを連れて旅行へ出かけるご家族も多く見かけます。アクティブなファミリーには嬉しい環境ですね。
井荻・富士見台エリアは西武新宿線の「井荻」駅からほど近くに位置し、JR「新宿」駅まで電車で約20分。また、西武池袋線の「富士見台」駅にも近いため、通勤だけでなく、ショッピングや旅行など、お出かけに便利な上に周辺からのアクセスも楽なのが嬉しいです。そのうえ、緑化された井荻トンネルの上はバス通りとしても整備され、JR中央本線「荻窪」駅などへのアクセスも非常に楽になりました。荻窪駅からは吉祥寺や高円寺、阿佐ヶ谷などの中央線の人気エリアへアクセスできるので、色々なエリアをその時の気分に合わせて選べます。お買い物や食事に行くのもお気に入りのお店が広がりますね。
時間があるときには、整備された幹線道路や川沿いなどを家族で
サイクリングするのも良いですね。直線距離で約10kmほど都心に向かえば新宿や池袋ですが、週末なら家族みんなで大きな公園やアスレチックジムなどを求めて冒険するのも楽しそう！
|
 |
 |
|
|
|
 |
||
|
井荻・富士見台エリアには少し遠回りしたくなる、素敵な風景がたくさんあります。
石神井氷川神社は、住宅街にありながら立派な参道があり、夏のお祭りや毎月開催される骨董市でも多くの人が賑わいます。 神楽殿や狛犬が鎮座する神聖な雰囲気に触れつつも、どこか穏やかで心地良い空気が流れていきます。
夏になると神社や公園だけでなく、色々な場所で催し物やお祭りが開かれ、地元の人たちや周辺の住民が
賑やかに楽しんでいるのを見かけます。週末には、区立の小中学校の校庭が開放される『校庭開放』が行われていることもあり、 子どもたちがのびのびと遊んでいる光景には、この街のゆったりとした懐の広さを感じるでしょう。
また、古くからのお屋敷なども多い井荻・富士見台エリアでは、住宅街に立派な古木や屋敷林が現れたり、
ふと見上げた塀の上に猫がまどろんでいたりと、日々の暮らしのあたたかさを感じさせる風景にあちこちで出会います。 |
||
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
||
|
||
今回ご紹介した井荻・富士見台エリア。
大きな幹線道路の近くとは思えない、
のどかなでゆったりとした魅力も感じて頂けましたか？
都心にありながらも便利さとのどかさが自然と調和した井荻・富士見台エリアは、
アクティブな家族が暮らすのにぴったりな街ではないでしょうか。
若い頃に練馬区に住んでいたこともあり、石神井公園などの雰囲気はもともと好きでした。ですが、今回改めて取材してみて、都心なのにこんなにのどかでおおらかな雰囲気の街があることに驚きました。校庭開放をしている学校があるのには感動さえ覚えて思わずシャッターを切りました。子どもの頃、公園や児童館に次いで、休日の校庭開放はとても楽しいイベントでした。将来の心配ばかりするのではなく、伸びやかに今を楽しむ子どもたちの姿を見て、なんだかとっても心が和みました。取材後、夕暮れ時の駅に向かいながら近所の夕飯の香りがしたり、プール帰りの子どもたちとすれ違いながら、子どもたちがのびのびと過ごしている街は、本当に良い街だなとしみじみ思いました。
