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私たち大和ハウスグループの最大の資質は、パイオニア精神です。それは、日本にプレハブ住宅産業という新しい領域を開き、住宅ローンを発案し、観光事業やホームセンター事業へと、常に新しいものを追求してきた歴史からも明らかです。「新しさ」を志す一方、創業以来、住まいと暮らしに関わる事業に定めた軸足は、いささかも揺らぐことはありません。住まいは生活の原点であり、暮らしは「夢」の舞台だからです。
この21世紀、私たちはその「夢」の舞台を演出するテーマとして、福祉・環境・健康・通信の4つに注目しています。
福祉では、今日の急速な高齢化を予測し、1986年に介護付有料老人ホームを開設したほか、1989年にはシルバーエイジ研究所を設立。その実績は、老人保健施設やデイサービスセンターなど、700ケ所を超えました。中でもグループホームを始めとする介護施設は、ハード・ソフト両面で当研究所のノウハウが活かせる有望なマーケットであり、今後の成長が期待できます。
環境では、大学や異業種とも連携しながら、太陽光発電設備や風力発電施設、産業廃棄物処理や廃材リサイクル等の施設について研究を重ね、事業化の可能性を追求しています。健康と通信は、生活スタイルに密着した戸建住宅の最も大切なテーマです。ブロードバンドの急速な普及から、今後は通信・IT技術の住宅への導入が進み、自宅での健康管理から医療機関と結ぶ在宅診療までさまざまなニーズが予測されます。
これからの高感度成熟社会において、こころの「夢」に自信を持って応えていくためには、「知」の力を結集しなければなりません。そのために私は、社員一人一人が「知」への創造を最大限に発揮できる環境や教育・人事制度を整えていきたいと考えております。「知」は、財務諸表に現われないブランド力・技術力・デザイン力などの無形資産であり、有形資産と並んでこれからの重要な企業価値の源泉になると確信しているからです。
こころの「夢」を暮らしの舞台へ−−。私は大和ハウスグループを、豊かな「知」の企業グループへと導き、お客様の「夢」に正面から向かい合える企業文化を創ってまいります。
2003年は、日本の住産業の未来を開く、私たちの新たな挑戦の年になります。
最後になりましたが、コーポレートガバナンスやリスク管理、四半期決算等の情報開示は当然のこととして取り組み、株主・お客様を始め全てのステークホルダーへの社会的責任を着実に果たしていきたいと思っております。
皆様、私たちとご一緒に、新しい夢を育てて下さいませんか。
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