


ネルなど心地よい素材のパジャマを選ぼう


眠れない夜は、心やすらぐ絵本もおすすめ


足の疲れはフットピローでリセット
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足の疲れはフットピローでリセット
寒くてなかなか寝付けない。朝起きたときに、なんとなく疲れが取れていない…。そんな日が続いたら、ぜひ睡眠スタイルの見直しを。心地よい眠りにつくためのベッドルームの工夫や心身をリラックスさせる方法など、今日からできる快眠ポイントを睡眠コンサルタントの友野なおさんに伺いました。
「現代人は圧倒的に睡眠時間が少なくなっています。短い時間でも疲れをリセットできるよう、睡眠の “質”を上げましょう」という友野さん。まずはベッドルームから見直してみます。ポイントは、気持ちだけでなく体にも影響を与える「色選び」。
「色に対する筋肉の緊張を示す数値として、『ライト・トーナス値』というものがあります。この値が低い、つまりリラックスできる色は、薄いピンクやアイボリー、ラベンダーなど。大きな面積を占める掛布団などは、これらの色がおすすめです。多色使いはせず、シンプルにまとめると落ち着きます。逆にもっとも緊張を与える色は赤ですが、小物などでポイント程度に使うのならOKです」
布団と体の間にできる“すき間”の環境を、「寝床内気候」と呼びます。快眠のためには、この寝床内気候の温度も大切だそう。
「熱すぎず寒すぎず、33℃プラスマイナス1℃が理想です。この環境を保てる寝具のおすすめは羽毛布団ですね」
さらに友野さんが取り出したのは、えり毛布、シルク腹巻、就寝用くつ下。今の時期におすすめのあったか快眠グッズです。
「コットンやシルクなど、肌にやさしい素材のものを選びましょう。特にシルクは肌に最も近いたんぱく質といわれているので、肌の弱い方にも安心です。くつ下は、就寝専用のゆるいつくりのものを。ふだんのくつ下では締め付けがあり、夜中に脱ぎたくなってもなかなか脱げなかったりして、眠りを妨げてしまいます」
最後はライフスタイルのチェックです。あなたは眠る直前まで、スマホをチェックしていませんか? 昼間の緊張をほぐすために、眠る1時間前にはスマホやテレビ、パソコンから離れましょう。また、激しい運動も体を興奮モードにしてしまいます。友野さんのおすすめは、ヨガの「コブラ」のポーズ。
「うつ伏せになって足を肩幅に広げます。息を吸いながらゆっくりと両手で上半身を持ち上げ、吐きながら下げる。これを3~5呼吸分、繰り返してください。胸が開かれてリラックスできます。パソコンに向かうことが多く、前かがみで呼吸が浅くなりがちな現代人にぴったりのストレッチです」
疲れをリセットして、しっかり休む。明日の元気をつくる快眠の工夫、ぜひ今日から始めましょう!
睡眠コンサルタント兼インナービューティーアドバイザー。自身が睡眠を改善したことにより体質改善に成功した経験から睡眠を専門的に研究。2004年ミス日本受賞、現在は順天堂大学 大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程に在籍。
公式サイト http://tomononao.com/
撮影協力:西川リビング(株)