ロイヤルシティ別府湾杵築リゾート
「森の暮らし」を支える/感じる
ロイヤルシティ別府湾杵築リゾート/2025.08.29
大分県杵築市では、2025年(令和7年)春からオンラインで遠隔診療できる訪問診療車、医療MaaS(マース/Mobility as a Service)が運用されています。医療MaaSとは、通信機器や医療機器を搭載した車両が地域を訪問し、患者さんの自宅付近でオンラインによる診療や健康相談が受けられるサービスのこと。大分県では初めて杵築市立山香(やまが)病院が導入されました。ロイヤルシティ別府湾杵築リゾートにも7月から、医療MaaS車両が定期的に訪問。初診のみ山香病院での受診が必要ですが、その後は別府湾杵築リゾートにいながらオンラインで医師の診療を受けることができます。
シェアサロン前に停車する訪問診療車。杵築市のマスコットキャラクター「きつみん」が目印
訪問診療車には、山香病院から診療看護師と医療スタッフらが同乗。オーナーさまはシェアサロン前に停車する車両前で問診後、ひとりずつ車内へ入り、小型モニターを通して遠隔診療を受診できます。処方箋は薬局にメール送信されるので、送迎サービスを利用して薬の受け取りも可能です。車両に搭載されているのは、全国初導入となる『ポータブルエコー』や70倍まで拡大できる超高精細カメラなど、国内最高峰の医療機器。エンジン停止中も電気を供給できるほか、どんな電波環境でも対応できる衛星通信設備も装備しているため、災害時の活躍も大いに期待できます。
(写真左)電子血圧計や遠隔聴診器やポータブルエコーなどの医療機器を搭載した車内。今後レントゲン機器も加わる予定
(写真右)山間の通信環境を考慮し、衛星ブロードバンドインターネットサービス(Starlink Business)を活用
広大な面積を有する杵築市では、医療機関の分布が大きく偏っているという課題があります。市の行政区「梶ケ浜区」にあたる別府湾杵築リゾートも、無医地区のひとつです。地域の人々が抱える「通院への大きな負担」を解決すべく、山香病院では以前より、自宅から病院まで送迎する通院支援サービスを行なっており、別府湾杵築リゾートでも多くのオーナーさまが利用されています。それと並行し、山香病院と別府湾杵築リゾートが連携し、2023年(令和5年)より『健幸の街プロジェクト』を始動。骨密度や血糖値検査、介護保険や居宅サービスの解説など、オーナーさまに予防医療に関するさまざまな情報を提供しています。
訪問医療車からオンラインでつながる杵築市立山香病院。オンライン診療を担当するのは山香病院院長で、長年、離島医療に携わってきた総合診療医の小野隆司医師。『どこへでも医療を届ける』を信条としている
また、高度医療機関の大分大学医学部と連携し、訪問診療車からオンラインで検査を進めることもできます。杵築市立山香病院の都甲(とごう)秀幸さんによると、オンライン検査で腫瘍が見つかった患者さんが、通院支援を利用して病院での治療を続けたケースもあるそうです。「梶ケ浜区(別府湾杵築リゾート)の介護認定率は杵築市全体に比べ圧倒的に少なく、市としても『高齢者が元気に暮らされている地域』という認識があります。長く健康に、この地で住み続けていただくために、訪問診療車や毎月の健康講座をぜひ活用いただきたいと願っています」。
杵築市立山香病院 事務次長 都甲秀幸さん。「待ち時間がないことをいちばん喜んでいただいています。より多くのオーナーさまに利用してもらえるように行政やダイワハウスさんと連携して、もっと認知度を高めていきたいです」
取材撮影/2025年7月8日
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