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阿蘇の自然・環境

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SLOWNER WEB MAGAZINE

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自然・風土

阿蘇への道、より早く快適に。

ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾート/2021.09.06

阿蘇の自然・環境

太古の噴火でつくり出された巨大な凹地「阿蘇カルデラ」は東西約18km、南北約25km、面積約350平方kmと、世界有数の大きさを誇ります。阿蘇カルデラとその周囲は、約7万人の人々が暮らしを営む世界に類例のないエリア。ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートは、そんな阿蘇カルデラのほぼ中央に位置しています。
2016年に発生した熊本地震では、阿蘇周辺も主要幹線道路や鉄道が寸断されるなど多大な被害を受けました。地震直後から復興事業が進められ、2020年夏にはJR豊肥本線が全線開通。同年10月には大分から阿蘇を経由し、熊本を横断する国道57号線の2ルートが復旧・開通しました。特に道路が復旧するまでは渋滞が日常的で、地元の人々にとっても待望の開通となりました。
この度の復旧・復興を機に、新しくできたのが阿蘇西ICから大津ICを結ぶ「北側復旧ルート」です。それまでは大草原の中を走るミルクロードが迂回路として使われ、片側ー車線の道に1日15,000台ほどの車が集中していました。「北側復旧ルート」は、区間全長約13kmに対し、延長3,659mの「二重峠(ふたえのとうげ)トンネル」が掘削されたことで、大津町から阿蘇市までの所要時間が43分から10分に。熊本から阿蘇までの所要時間が1時間半から1時間にと、30分も短縮されました。混雑を解消されたミルクロードもこれまで通り、阿蘇の自然を満喫できる名所として復活しました。

阿蘇外輪山を貫く二重峠トンネル

新阿蘇大橋の開通で、熊本市内と南阿蘇村とを結ぶ主要ルートがすべてつながった

地元の人々に「赤橋」として親しまれていた阿蘇大橋は、約600mほど下流の渓谷に「新阿蘇大橋」として架け替えられました。全長は525m。複数の橋桁に上部の橋桁を一体化する「ラーメン橋」構造が用いられ、橋脚から左右対称にのばして橋桁をつくることで、揺れに強く、揺れを逃す工夫が施されています。橋桁の下には歩道があり、深い谷をまたぐ巨大な橋脚を間近に見ることができます。
道路の開通より一足先となる2020年8月には、不通となっていた肥後大津駅~阿蘇駅間が復旧し、JR豊肥本線が全線開通。名峰の裾野を電車が走る、阿蘇ならではの風景がよみがえりました。

外輪山に見守られながらゆっくり田園を走る

南阿蘇村の架橋をわたるJR豊肥本線

快適になったアクセスを利用し、南阿蘇の名所を訪ねてみましょう。
阿蘇郡高森町の国道沿いの石段の向こうに、一直線に続く参道が見えます。これは、農耕や金運の神として知られる「上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)」の参道です。参道沿いに続くのは、100基近くの石灯籠と静寂に包まれた苔色の世界。神秘的な雰囲気のまま導かれた神殿の背後には、縦横10m以上の大風穴「穿戸岩(うげといわ)」があります。健磐竜命(たけいわたつのみこと)の従者、鬼八法師(きはちほうし)が蹴破ったという伝説があり、どんなに困難な目標でも必ず達成できる象徴として『合格・必勝』のご利益があるといわれています。

手付かずの森の中で、整然と姿をあらわす上色見熊野座神社

「自転車」で、阿蘇をくまなく楽しもう。

サイクリスト(自転車愛好者)の間で、阿蘇は「聖地」と呼ばれるほどの人気の場所。阿蘇を訪ねると、あちこちでサイクリングを楽しんでいる人々を見かけます。そんなサイクリストたちに、心置きなく阿蘇の魅力を満喫してもらえるように、また、地元サイクリストたちには、まだ知らない地元のおもしろさにふれてもらえるように、地元の観光団体や商工会などが中心となって取り組む阿蘇サイクルツーリズム学校、通称『コギダス』が始動しました。給水ポイントやサイクルラック、空気入れが設置された飲食店や施設が「サイクルステーション」の看板を立てサイクリストをサポートしているほか、米塚や大観峰、阿蘇温泉郷の一つ「内牧温泉」など、阿蘇の名所を網羅できるおすすめルートの紹介、軽食チケット付きレンタサイクルで、名店の軽食をはしごしながらサイクリングする「たべコギ」など、さまざまなアクティビティを展開中。さわやかな風を感じながら、新しい楽しみが見つかりそうです。

サイクリストOKの休憩ポイントはこの看板が目印

JR阿蘇駅構内でもレンタサイクル対応中

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