くらしの定期便
暮らしを楽しく彩るアイデアをお届けします
LiveStyle Design くらしの定期便
『くらし たのし』で連載中の旅企画
「特別な時間デザイン」より、
本誌に掲載しきれなかった情報をお届け。
『くらし たのし』編集室目線で、
取材時のエピソードなどをご紹介します。
日の出前の人影もはっきり見えないような暗い時間帯から、ライトを装備して散歩やジョギングをしている方がいらっしゃいました。地元の方にとって、海辺は習慣的に通るルートのようです。空が白んでくる頃には、多数のサーファーの姿も見えました。
犬を連れて散歩している方も多く、2~3kmにわたる長い浜辺を歩くのはよい運動になりそうです。広い砂浜を犬が伸び伸びと走っている姿も見かけました。
若宮大路に面したカウンター席で食事をしていると、歩行者とよく目が合います。店長によると、お店にいらっしゃるお客さまは外からの視線を気にされない方が多いそう。中には通りを歩く園児と手を振り合って、ちょっとした交流を楽しまれている方もいらっしゃるのだとか。
店長のご実家であるカバン屋が生まれ変わって「朝食屋COBAKABA」が誕生したそうで、特徴的なお店の名前は以前の「小林カバン店」に由来しています。
「既にあるものを生かす」という温故知新の考えが随所に感じられ、お店の外には寄贈の図書を貸し出す「みんなの本箱」がありました。
店名には「朝食屋」とありますが、お店は昼食の時間も営業しており、ランチを食べに来られるお客さまも多くいらっしゃいます。
胃にやさしい朝ごはんを食べることを習慣にしてほしいという願いを込めて、「ご腸内カード」なるスタンプカードを用意しているそう。「ご町内」とかかっており、ご近所の方も多く集うお店のユニークな温かさを感じました。
坐禅体験は足を組み、姿勢を正すので、動きやすい楽な服装がおすすめです。決まった足の組み方ができなくても、負担のない組み方を教えてくださいます。
個人差はありますが、何も考えず呼吸と姿勢が整うまで数十分かかったような気がします。心を静める時間をつくるだけで、いつもと違う気分で1日を過ごせそうです。
円覚寺は、鎌倉独特の谷戸(やと)と呼ばれる丘陵地が浸食されてできた谷に沿って建てられています。総門をくぐり、階段や坂道を上ったところに仏殿が。豊かな緑に囲まれた境内はとても静かで、坐禅体験中は鳥のさえずりがよく聞こえました。