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スタイリッシュな部屋をつくる、配置&ディスプレイのヒント

好きなものをたくさん置いているのに何だか気に入らない、いつも部屋がゴチャゴチャしている……など、お部屋の飾り方で悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。いくつかのルールを心がけるだけで、同じ絵や小物でも、より素敵に効果的に飾ることができます。プロが実践している配置やディスプレイのヒントを伺いました。

スッキリとした印象的な空間をつくるには?

●飾るポイントを1つに絞る
スタイリッシュなディスプレイの基本は、部屋の1か所にポイントを絞って飾ること。
フォーカルポイント(視線が集まる場所)をつくることで、お部屋全体が引き締まって見えます。フォーカルポイントは、リビングならソファーに座った時に見える所、ダイニングから見える所など、部屋に入った時、目がどこにいくとよいかを考えながら決めましょう。
部屋を広く見せたい時は、入口から対角線上(斜め奥)の場所にすると、目線が抜けるのでおすすめです。
また、キャビネットなど家具の上や、ベッドヘッドウォール(ベッドの頭がついている壁面)も、フォーカルポイントとして収まりの良い場所。
上から下へ縦のラインができるので、ディスプレイが浮いてしまうことがありません。玄関や部屋のコーナーなど、大きな家具を置きたくない場所も、アートの下に一脚のチェアや観葉植物を一緒に飾るだけで、落ち着いた雰囲気になります。

●素材感の合った上質な小物を
例えば、部屋の取っ手部分にシルバーが使われているなら、光沢のある小物はシルバーに。ダークブラウンの木目が壁材に入っているなら、木製の小物は同じ色合いにするなど、素材を揃えましょう。
また、小物はなるべく上質なものを置くと素敵。家具やカーテンはリーズナブルなインテリアショップで選んだものでも、小物はアンティークの置き物や額、凝った生地のクッションなど、少しこだわったものを選ぶと、お部屋の空気感が洗練されたものになります。

●テーマを揃える
一緒に飾るものは、テーマを揃えて。例えば旅行で買った小物達、植物や動物のモチーフなど、エリアごとにテーマを固めて飾ることを意識してみてください。素材感や色を揃えると、さらに洗練されたイメージに。同じテーマの絵を並べて飾ったりするのもおしゃれです。

  • 今季おすすめのカラーコーディネート

●カラーは3色をベースに
お部屋のカラーは、3色で構成すると、スッキリとまとまりのある印象になります。
★ベースカラー(壁や天井など、部屋の基本となる色)
★アソートカラー(ソファー・カーテンなど、面積の大きい家具や ファブリックの色)
★アクセントカラー(小物・クッション・アートの中の色など、面積の小さい効かせ色) 今年なら、元気なイメージ…白・アイボリー/グリーン/オレンジ モダンなイメージ…白/グレー/マスタードなどが流行色。
小物も、この3色をベースにしながらアクセントカラーを多めに意識して揃えてみましょう。これにシルバーやゴールド、植物のグリーンを加えると、動きが出て華やかになります。
アクセントカラーに迷う時は、気に入っている置き物や、お気に入りの絵に入っている色から選んでみては?その色にクッションや小物、ラグなどを合わせれば統一感がつくれます。
アクセントカラーを入れる時に、もっとも手軽で効果的な小物がクッション。
濃淡を変える/色柄ものを選ぶ/麻・コットン・サテンなど素材の違うものを選ぶ/大きさを変えるなど、見た目も手触りも違うものを複数取りいれるだけで、ディスプレイ感も高まります。

置き方で印象が変わる!ディスプレイのコツ

  • 高さの違う3アイテムを並べる!

●配置やディスプレイで取りいれたい「3」
色だけでなく、小物の置き方にも「3」の法則というものがあります。

1)高さの違う3アイテムを並べる
小物を飾る時は、高さの違う3つのアイテムを1セットで考えて。中心を高いものにして、次に高いものを横、その反対側に低いものと、中・大・小の三角形をつくるようなイメージで並べると、動きのあるお洒落な空間になります。
フォトフレームをまとめて飾る時や、お花を生ける時も、同じように3つの単位で高さを 中・大・小に並べるとよいでしょう。
たくさんモノを飾りたい!という場合も、3つずつの単位で並べ、それぞれの間を離して空間をつくっていけば、ディスプレイ感が出ます。
あまりにもモノが多すぎるなら、ほどよく間引いて。時期によって入れ換えて飾るようにすれば、気持ちもリフレッシュします。

2)同じものは3つ飾る
ヨーロッパのホテルのようなエレガントやクラシックのイメージがお好きなら、2つ揃えて左右対称(シンメトリー)に飾るのも素敵ですが、日常生活ではすこし堅苦しくなってしまうことも…。ラフな感じで動きを出したい時は、1つプラスして3つにしてみましょう。額の絵を並べて飾ったり、フラワーベースを揃えて並べる時も、3点なら程よいバランスになります。

  • [額のディスプレイ/アウトラインに沿わせる]

●額はラインを意識して飾る
形の違う額を一緒に飾る時は、ラインを意識して配置しましょう。一番取り入れやすいのは、四角形のアウトラインを決め、一番外側がそのラインに揃うように置いて行く方法。
多少すき間があったり、丸・四角など様々な形が入っていても、一枚の絵のようにまとまって見えます。
また、上・中央・下など、どこか一本ラインを決めて、そこに合わせて飾っていくのもよい方法。いろいろ試してみてくださいね。

  • [額のディスプレイ/1ラインに沿わせる(横の場合)]

●植物は小分け&葉ものを大胆に
花束をそのまま大きなベースに活けて1点、というのも豪華ですが、最近は、小さいベースや瓶に小分けにし、高低差を出しながら飾る方法がトレンド。100円ショップなどで売っている瓶でもかわいらしく装えます。また、大きな枝ものや葉ものを大胆に飾るのも今らしいディスプレイ。常緑のものだと夏でも1ヵ月ぐらい保ちますし、活き活きとした空間になります。

お気に入りや季節のアイテムをディスプレイすると、生活が豊かになるのはもちろん、そこから会話が生まれます。ご家族や訪ねてきてくださったお友達の「素敵だね」「季節を感じるね」という会話から、さらに深いコミュニケーションが生まれるきっかけになるような、あなたらしいコーナーを楽しみながら作ってみてください。

荒井 詩万

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