靖国通りで150年近くにわたってお店を構える、創業明治元(1868)年の和菓子店。美しい10種ほどの上生菓子は、毎月品ぞろえが変わり、鮮やかな彩りはもちろんのこと、「寒牡丹」や「春あさし」といった商品名にも、繊細な季節感が息づいています。お伺いしたのは朝でしたが、スーツ姿の男性も来店。人気の和風ぼうろ「松風」など、進物に最適な商品はビジネスシーンでも重宝されているとのことでした。吹き抜けの店内の2階には喫茶室があり、1階で買い求めた和菓子をお茶といっしょに楽しむことができます。喫茶室から望む大きなガラス窓の向こうには、靖国通りの桜並木。毎月変わる生菓子とともに、四季を通じて訪れたくなる靖国神社向かいの老舗です。
昭和2(1927)年、京都に住んでいたクリスチャンの夫妻が、宣教師からクッキー作りを学び、日本で初めてクッキーを販売します。これが泉屋の始まりでした。麹町3丁目にある泉屋東京店は、その本店となります。一番人気の詰め合わせ「スペシャルクッキーズ」には、創業当時からレシピも味・形もほとんど変えていないという伝統の味が詰まっています。昔ながらの味わいやおなじみの缶箱のデザインにこだわる一方、小袋詰めにしたアソートパックやしっとりとしたソフトタイプの商品も発売しています。また、2014年秋に発売された「和泉(わせん)」は和の味わいとクッキーの融合を果たした意欲作。クッキーの老舗は時代とともに進化を続けています。
日本テレビ近くのビル1階にある、瀟洒なフレンチレストラン。オーナーがシェフとして腕をふるうお店はよく見られますが、こちらは著名なギャルソンであり、自らフロアでお客様をもてなす岡部一己氏がオーナー。料理の供し方など、お客様の視点を大切にした、こまやかなサービスが注目されています。そのサービスのように温もりを感じさせる白を基調とした店内で供されるのは、シェフが吟味した旬の食材を使ったメニュー。鴨の胸肉や牛肉など、自慢の肉料理のほか、多彩に味付けした13種ほどの野菜を重ねたテリーヌも、スペシャリテとして人気の逸品です。気の合う友だち同士でも、ビジネスのゲストを招いても、そしてお子さま連れでも、心地よく上質な時間を過ごすことができるお店です。
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