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【Part.2】沖縄・本島と竹富島で感じる「琉球」の歴史と文化 沖縄本島・竹富島
竹富島で、沖縄の”原風景”を体感する
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小さな島ながら、大きな魅力を持つ竹富島

多くの島しょ部を持ち、
最東端から最西端までは約1,000km、
最北端から最南端までは約400kmと、
広大な県域を持つ沖縄県。
そのため、本島とそれ以外の場所では
全く違う趣を感じられ、
特に離島は本島の都市部とは
ガラッと景色が異なる。
これもまた、沖縄の魅力の一つだ。
竹富島は八重山諸島に位置する、
周囲約9kmの島。
那覇市から約420kmの場所に位置し、
これは本州で言うと
東京—大阪間の距離に匹敵するのだとか!
那覇空港からまずは石垣島の空港まで
飛行機で1時間ほど、
そして石垣島からフェリーで約10分……
到着すると
ほとんどが隆起したサンゴ礁からなり、
真っ白なビーチと美しい海に囲まれた
静かで小さな島だ。
しかし、自然の美しさだけではない。
それだけの遠い道のりを経て
たどり着くだけの“意味”が
この島にはあることを、
訪れた人は皆実感するはず。

竹富島の玄関口、竹富港。サンゴ礁に囲まれた海の美しさは離島ならでは

竹富島の玄関口、竹富港。サンゴ礁に囲まれた海の美しさは離島ならでは

島の中に生えている「島バナナ」。小さいが甘みは濃厚!

島の中に生えている「島バナナ」。小さいが甘みは濃厚!

島内の観光スポット、西桟橋を上空から眺める。美しい白砂のビーチで眺める夕日は、島に宿泊した人だけが味わえる特権だとか

島内の観光スポット、西桟橋を上空から眺める。美しい白砂のビーチで眺める夕日は、島に宿泊した人だけが味わえる特権だとか

店舗情報
竹富島[たけとみじま]

沖縄県八重山郡竹富町竹富

島の人たちが大切に守り続ける、沖縄の”原風景”

島の中心部にある集落に足を踏み入れると、
すぐに目に飛び込んでくるのは
「琉球赤瓦」の屋根をもつ昔ながらの民家、
「野面積み」という伝統的手法で
積まれた低い石垣。
屋根の上には個性的なシーサー達が鎮座し、
白いサンゴ砂の道を
水牛車がゆっくりと歩いてゆく……
その光景は、沖縄本島、
特に那覇周辺しか知らない人には
まったく異国のように写るかもしれない。
しかしながら実はこの姿こそ、
沖縄の“原風景”。
今でこそ都市となった沖縄本島だが、
かつてはこのような光景が
当たり前にあったのだという。
そして、この光景が
風土と密接して作り上げられたことを知ると、
より景色が違って見えてくる。
熱帯気候に属する竹富島は、
夏になると暑さや台風に悩まされることとなる。
かつては庶民には許されなかったという
赤瓦の屋根は、
他の地域の瓦に比べて
吸水率が高く雨が降ると瓦に水が含まれ、
蒸発するとともに
気化熱で周囲を涼しくする効果がある。
琉球石灰岩で作られた石垣は
セメントや漆喰で固定されておらず、
ただ積まれているだけ。
しかし石の間を風が通り抜けることで、
台風の強い風から建物を守る効果がある、
など。
人々が住む集落は1987年、
全国では24番目に
国の重要伝統的建造物群保存地区に
選定された。
竹富島の人口は約360人。
作られたショーケースのような観光地ではなく、
実際にこの地で住んでいる人々が
自らの手で守り続け、
かつ生活の息吹が色濃く感じられる……
それが竹富島の最大の特徴だと言えるだろう。

島でオススメなのは水牛車での観光。島内には2つの業者があり、こちらの新田観光では約30分かけて島内の保存区域を説明しながら案内してくれる。大人1200円(税込)、子ども(小学生以上)600円(税込)。島でオススメなのは水牛車での観光。島内には2つの業者があり、こちらの新田観光では約30分かけて島内の保存区域を説明しながら案内してくれる。大人1200円(税込)、子ども(小学生以上)600円(税込)。

島でオススメなのは水牛車での観光。島内には2つの業者があり、こちらの新田観光では約30分かけて島内の保存区域を説明しながら案内してくれる。大人1200円(税込)、子ども(小学生以上)600円(税込)。

島内では郵便局も伝統的建物の様式。今では少なくなった丸ポストにも注目!

島内では郵便局も伝統的建物の様式。今では少なくなった丸ポストにも注目!

集落の入り口に位置する大木は、魔除けのために置かれた「スンマシャー」。よく観察するとこういった風習・信仰が感じられるものが島のあちこちに

集落の入り口に位置する大木は、魔除けのために置かれた「スンマシャー」。よく観察するとこういった風習・信仰が感じられるものが島のあちこちに

店舗情報
新田観光[にったかんこう]

沖縄県八重山郡 竹富町竹富97
TEL:0980-85-2103
http://nitta-k.net/

島の人たちが大切に守り続ける、唯一無二の景観

竹富島の文化に興味を持ったなら
ぜひ訪れてほしいのが、
こちらの「竹富島ゆがふ館」だ。
竹富島の自然と
伝統文化・芸能を紹介する施設として
2004年に開館したこちらの施設は
いわゆる「ビジターセンター」なのだが、
竹富島がどのような歴史や文化を持ち、
どのような経緯で今の姿になったのか、
そしてどのようにそれらを守り、
継承しようとしているかがよくわかる。
例えば島の「言葉」。
「こんにちは」は「クヤーナーラー」、
「ありがとう」は「ミーハイユー」……
沖縄本島とはもちろん、
隣の石垣島とも違う
竹富島ならではの言葉「てーどぅんむに」。
島の豊かな自然の中で観ることができる
さまざまな生き物たちのパネル。
稲作に適していない土壌で、
どのように食料を得てきたか、
という説明など。
特に目を引くのが、
竹富島の「祭礼」に関する説明だ。
旧暦の9月、もしくは10月に行われ、
メインの奉納芸能の際には
36時間不眠不休で行われることで知られる
竹富島最大の祭り「種子取祭」をはじめ、
竹富島にはほぼ毎月1つ以上の「祭り」がある。
小さな島の中に
10以上存在する「御嶽」を見ても、
この島の暮らしの中に身近な“信仰”が
どれだけ大切にされているかがよくわかる。
しかしそれは、
けして豊かとは言えない土地で生き抜いてきた、
人々の営みの歴史と表裏一体なのだ。
そしてまた、
自然とともに生き、
目に見えないものへの“信仰”を
大切にしていたのは、
けしてこの土地だけではないことにも
気づくだろう。
それはかつて、
私たちが住んでいたどんな場所でも、
どんな人でも持っていたはずのもの。
遠く離れた竹富島の風景は、
自分たちの今住んでいる場所への思いを
新たにさせてくれる、
そんな力を持っている。

休憩の場、そして島を訪れた人の交流の場となる「ゆんたくコーナー」。ゆんたくとは沖縄の言葉で、何人かで集まりお喋りをすること。

休憩の場、そして島を訪れた人の交流の場となる「ゆんたくコーナー」。ゆんたくとは沖縄の言葉で、何人かで集まりお喋りをすること。

かつて使われていた民具や農具。島の人々の「手仕事」の一端も垣間見える。

かつて使われていた民具や農具。島の人々の「手仕事」の一端も垣間見える。

ヘッドホンを耳にあてれば、録音された島の人々の肉声を聴くことができる。

ヘッドホンを耳にあてれば、録音された島の人々の肉声を聴くことができる。

ひときわ目を引く「うつぐみ」のパネル。「うつぐみ」とは「みんなで協力する心」といったことを表す島言葉で、竹富島の基本精神となっている大切な言葉。

ひときわ目を引く「うつぐみ」のパネル。「うつぐみ」とは「みんなで協力する心」といったことを表す島言葉で、竹富島の基本精神となっている大切な言葉。

店舗情報
竹富島ゆがふ館[たけとみじまゆがふかん]

沖縄県八重山郡竹富町字竹富
TEL:0980-85-2488
<開館時間>
8:00〜17:00
<休館日>
台風時
http://www.taketomijima.jp/yugafu/yugafu.html

島の人気カフェで、ゆっくり「島時間」を堪能

島内の移動は徒歩かレンタルサイクルが基本。
少し疲れたなら、
島の中心部にある人気カフェ
「は~やなごみカフェ」で一息つこう。
平坦な竹富島は高台がほとんど存在せず、
島で一番高い場所は
小高い丘のうえに立つ4.5mの展望台
「なごみの塔」(現在は立入禁止)。
このなごみの塔のすぐ向かいにあるカフェは、
食事からスイーツメニューまで充実し、
観光客の憩いの場となっている。
おすすめは
野菜とチーズがたっぷり使われたタコライスや、
マンゴーや紅芋など
沖縄ならではの素材を使用した華やかなパフェ。
暑い日はかき氷で
身体の中からひんやりさせるのもいいだろう。
窓の外には、
竹富島ならではの光景が広がっている。
分刻みで動いている日常を忘れ、
ゆったりとした島の時間に身を任せるのも
たまにはいいかもしれない。

タコライス850円(目玉焼きは+50円)(税込)。スプーンを入れると、中からトロリとしたチーズが顔を出す。

タコライス850円(目玉焼きは+50円)(税込)。スプーンを入れると、中からトロリとしたチーズが顔を出す。

広々とした空間で、つい長居してしまいそう!?椅子席だけでなく、くつろげる畳のスペースも

広々とした空間で、つい長居してしまいそう!?椅子席だけでなく、くつろげる畳のスペースも

あっさりした甘さの紅芋アイスと、やはり紅芋を使ったサーターアンダギーの食感も楽しい紅芋アイスパフェ650円(税込)

あっさりした甘さの紅芋アイスと、やはり紅芋を使ったサーターアンダギーの食感も楽しい紅芋アイスパフェ650円(税込)

店舗情報
はーやなごみカフェ

沖縄県八重山郡 竹富町竹富379 2F

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※掲載の写真は平成29年3月に撮影したものです。

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