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コラム vol.132
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最新データで読み解く 人口流入事情

公開日:2016/05/18

人口は減少するが世帯数は大きく減らない

賃貸住宅経営において、人口動態がどうなるかは重要なポイントとなります。
これからしばらくの日本は人口減少社会を迎えますが、大都市を中心に世帯数は大きく減ることはありません。人口の大幅減少が見込まれている県においても、世帯数の減少幅は、人口減少に比べて小さくなっています。
また、その多くが賃貸住宅に住んでいるといわれる単独世帯数においては、ほとんどの都道府県において今後約10~20年間増えることが予想されています。これも賃貸住宅需要を支える要因となります。

人口流入の動向を定期的にウォッチする

下の表は、主要都市の人口流入(2015年データ)を示したものですが、これをみると、福岡市、東京23区、札幌市、仙台市においては、人口の6%以上にあたる人々がその都市に移り住んでいます。
近隣市町村からの流入もあるのでしょうが、エリアの中心都市ということから考えると、就職、進学などでの移動が多いと思われます。東京23区においては、58万6,000人を超える人々が他の市町村から移り住んでいます。この人数は、鳥取県の人口(約57万人)や杉並区(約56万人)の人口と同レベルの数字です。
かなりの人々が移り住んでいるということになります。
福岡市や札幌市は、東京23 区に比べて実数は少ないですが、人口対比で6%を超えています。福岡市は九州全域からの人口移動が、札幌市は北海道内での移動が多いようです。
エリアの中心都市に人口が集まり、同じ地方においても人口が減る県(都市)と、人口が集まる都市に分かれてきている様子がうかがえます。

進学や就職での移動の場合、そのほとんどは、単身世帯で、移動からしばらくの間は、賃貸住宅に住まう割合が高くなります。そして、定住、あるいは結婚し家庭を持つようになると、持ち家を購入する人も増えます。
こうした人口流入の動向は賃貸住宅需要に大きな影響を与えますので、定期的なウォッチが必要だといえるでしょう。

主要都市の転入者数(2015年データ)

No 県庁所在地 転入者数 人口 人口に占める転入者の割合
1 福岡市 104,954 1,519,349 6.91%
2 東京23区 586,546 9,143,041 6.42%
3 札幌市 119,304 1,942,643 6.14%
4 仙台市 65,093 1,073,242 6.07%
5 大阪市 151,239 2,686,246 5.63%
6 名古屋市 126,909 2,276,590 5.57%
7 さいたま市 68,131 1,251,549 5.44%
8 熊本市 40,035 740,204 5.41%
9 横浜市 182,084 3,710,008 4.91%
10 広島市 58,030 1,185,656 4.89%
11 千葉市 46,122 965,679 4.78%
12 那覇市 15,310 320,719 4.77%
13 京都市 68,603 1,469,253 4.67%
14 岡山市 32,131 714,583 4.50%
15 神戸市 65,481 1,537,864 4.26%
16 盛岡市 11,642 300,116 3.88%
17 水戸市 10,238 270,876 3.78%
18 山口市 7,220 194,803 3.71%
19 新潟市 28,597 808,143 3.54%
20 鹿児島市 20,842 606,750 3.44%
21 甲府市 6,626 194,063 3.41%
22 佐賀市 7,926 235,358 3.37%
23 宇都宮市 17,393 517,696 3.36%
24 静岡市 23,495 706,553 3.33%
25 福島市 9,391 283,145 3.32%
26 宮崎市 13,294 402,433 3.30%
27 金沢市 15,122 464,550 3.26%
28 高松市 13,497 420,758 3.21%
29 奈良市 11,248 362,226 3.11%
30 山形市 7,856 253,335 3.10%
31 大津市 10,580 341,902 3.09%
32 津市 8,238 280,647 2.94%
33 大分市 13,936 477,788 2.92%
34 松江市 5,974 206,393 2.89%
35 徳島市 7,569 261,847 2.89%
36 長崎市 12,394 433,514 2.86%
37 松山市 14,763 516,459 2.86%
38 秋田市 8,895 318,700 2.79%
39 岐阜市 11,135 409,314 2.72%
40 前橋市 9,086 335,327 2.71%
41 青森市 7,794 290,646 2.68%
42 長野市 10,040 377,626 2.66%
43 高知市 8,854 339,034 2.61%
44 鳥取市 4,554 193,395 2.35%
45 福井市 6,052 264,902 2.28%
46 富山市 9,173 418,863 2.19%
47 和歌山市 7,881 364,092 2.16%

出典:総務省住民基調台帳を元に作成

 


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