コラム vol.031
賃貸住宅入居者のニーズをつかむ
~多少家賃が上がっても欲しいもの?~
公開日:2015/03/12
高まり続ける設備へのニーズ
賃貸住宅入居者が求めるニーズは、ますます高くなってきています。
学生や新入社員など初めて賃貸住宅を借りる人ならば、あまり多くを求めない人もいるでしょう。しかし、年齢を重ねて給与が増えても、賃貸住宅に住み続けるという世帯が増えている中、そうした人たちの要求レベルは確実に上がっており、ニーズのレベル向上に拍車をかけています。
賃貸住宅入居者が求める、「多少家賃が高くても求めるサービス、設備」とは何でしょうか?
下記グラフは、リクルート社が2012年~13年にとったアンケートを集計したものです。
労働時間の長さか、外食の多さか、共働き世帯の増加なのか、上位2つは、そうした昨今の生活時間の多様性に関するものが続きます。1位は24時間ゴミ出し可能、2位は宅配ボックスです。
そして、防犯カメラと録画機能付きのオートロックとセキュリティ関連の設備が続きます。
ダイワハウスが提供する賃貸住宅シリーズでは、このセキュリティ設備の充実性をうたったものが多いですが、こうした市場ニーズを反映したものです。
それ以下の、トランクルームや共用部の広いリビングなどは、高級賃貸マンションに多く見られるものもありますが、高い家賃を支払うことができる入居者ニーズの象徴と言えるのかもしれません。