医療を確実に提供するために。
大和ハウスグループは、医療機関に課せられた使命や課題を踏まえ、「安心・安全」「快適」「環境」「事業化支援」の4つのコンセプトを柱とした「D's SMART MEDICAL(ディーズスマートメディカル)」のソリューションを提供しています。
いま病院経営において、施設の感染症対策が最重要課題の一つに挙げられています。
“選ばれ続ける病院”そして“医療を継続できる病院”であるために最重要課題である感染防止対策についてご提案しています。
感染症対策に対する基本的な考え方
感染症流行時にも安心して通院できる医療施設を目指し、
ゾーニングとヒト・モノの動線を明確化して、感染経路を断絶することが重要となります。
感染レベル
- ① 接触・・・エリア、動線の分離自動ドア、手洗器設置及び自動化、耐薬建材、赤外線検温センサー等
- ② 飛沫・・・①に加えて、ソーシャルディスタンスのスペース確保、隔て板、検査ブース等の設置
- ③ 空気・・・エリア、動線の完全分離陰圧換気(空調)設備
■条件設定
- ・発熱外来は原則、予約制とする。
- ・一般外来玄関付近で、検温(センサーorアナログ゙)を実施し、発熱のある外来患者に関しては、院内感染防止の為、発熱外来へ誘導する。
- ・支払いは、自動精算機・電子マネー決済とする。
- ・感染症エリアからの人・物の出口管理を徹底する。
- ・感染症入院患者は、感染症玄関からのアプローチとする。
1階ゾーニングプラン
❶ 可動間仕切
感染症患者対応時の可動間仕切を設置し、感染症患者専用の放射線検査室として利用できる設定(平時は一般利用設定可能)
❷ 連絡口
パンデミック対応として、診察・検査等対応のテント等設置の為の屋外スペースとの連絡口を確保
❸ 風除室振分け案
赤外線検温センサーやスタッフ対応により、一般外来or発熱外来へ誘導
2階ゾーニングプラン
❹ 重症患者対応の前室付個室
陰圧・等圧・陽圧、切換換気
特定階(病棟)ゾーニングプラン
❺ 仕切り壁
感染症患者対応病棟は、対象フロアのみEVホールを仕切り壁で区画する設定とする感染症病棟の設定時は、非常時以外は出入り不可
❻ 可動間仕切
❼ 感染症エリア
エリア内の病室は原則個室設定
病室以外にスタッフステーション、WC・汚物処理・食堂等を設定
院内における感染症対策を支えるため、
動線とゾーニングに工夫と配慮を施した施設設計
豊富な実績と経験に基づき、患者エリアとスタッフエリアをゾーニング。
それぞれの動線についても、動きやすさはもちろん、しっかりと感染症対策が行えるよう効果的な設計を施します。
発熱(感染症)外来エリア動線対策イメージ
患者導線
- ❶感染症患者の専用玄関
- ❷一般外来からのアプローチ
- ❸広めの前室待合
- ❹移動による拡散リスクを考慮しWC設置
- ❺検査・処置も行える広い診察室
- ❻非常時のエリア専用の放射線検査室(胸部・CT含)
- ❼非常時にエリア区分を明確化(可動間仕切)
- ❽ゾーン管理陰圧エリアを明確化
スタッフ導線
- ❶スタッフのPPEの保管及び、着装スペース
- ❷スタッフのPPEの脱衣及び、保管(不潔)スペース
- ❸PPEの取替え、検査キットの保管等スペース
- ❹スタッフの作業スペース
- ❺スタッフの男女別WC
- ❻外来患者対応の為のFIX窓+通話設備(支払いは自動精算機・キャッシュレスで対応)
- ❼放射線技師の操作室へのアプローチは、一般エリアからの入室のみとし、感染症患者対応時は放射線検査室への出入りを禁止の設定(看護師が患者誘導)
- ❽救急からの患者搬送の連絡通路発熱(感染症)外来エリア動線対策イメージ
- ❾パンデミック時に仮設テントと連携可能な出入口を設置
発熱(感染症)外来エリア陰圧対策イメージ
感染症対応ICU病室対策イメージ
感染症対応ICU個室A
感染症対応ICU個室B
感染症対応ICU 2床室
※対策プランは個別診断が必要になります。