Daiwa House

くらしの定期便

くらし たのし

暮らしを楽しく彩るアイデアをお届けします

LiveStyle Design くらしの定期便
『くらし たのし』で連載中の旅企画
「特別な時間デザイン」より、
本誌に掲載しきれなかった情報をお届け。
『くらし たのし』編集室目線で、
取材時のエピソードなどをご紹介します。

ハートロック

ハートロックへ続く坂道もよいフォトスポット。潮風が優しく迎えてくれます

干潮時はハートロックの根元まで歩いて行けるほど潮が引くそう。時間帯によって見える景色が異なるので、事前に潮位表をチェックすることをおすすめします

ハートロックのあるティーヌ浜に到着したのは朝7時頃のこと。早朝にもかかわらず、数人の観光客の姿がありました。この日は少し風が強く、いつもより波も高め。それでも沖縄らしい青い海と、波間にたたずむ2つの岩の存在感は圧巻です。荒波にも負けない美しさに、スタッフ一同、思わず感嘆の声を上げてしまいました。自然のエネルギーを全身で感じられる、古宇利島を代表する観光スポットです。

トケイ浜

人の手で作られたような、きれいな円形の穴が開いた岩が見どころの一つ

ハートロックから少し移動してトケイ浜へ。入り江に守られた遠浅の海は、うそのように波が穏やかでした。静かでゆったりとした時間が流れ、まるでプライベートビーチのような雰囲気が漂っています。ビーチを何往復もしましたが、その景色はいつまでも見飽きることがありませんでした。

浜辺には丸い穴がぽっかりと開いた不思議な岩が点在しています。「ポットホール」と呼ばれるこの穴は、長い年月をかけて波が岩を削ってできたものだそう。ユニークな岩の造形と静かな海が織りなす、自然のアートを存分に堪能しました。

波が穏やかなビーチはシュノーケリングスポットとしても人気

ビーチには、ごつごつとした岩や、潮風に負けず力強く根を張る植物の姿も。砂浜を歩くだけで、自然の生命力を感じるたくさんの発見に出会えます

古宇利オーシャンタワー

世界のさまざまな貝が展示されているシェルミュージアム。さざ波が聞こえてくるかのようです

魚の骨のような形のホネガイなど、見たことのない貝がずらりと並んでいます

古宇利島のランドマーク、古宇利オーシャンタワーにも足を運びました。亜熱帯の植物が茂る庭園を自動運転のカートに乗ってのんびりと上っていく時間は、ちょっとしたアトラクション気分です。徐々に視点が高くなり、振り返ればエメラルドグリーンの海が眼下に広がります。カートを降りて館内に入り、1万点以上の貝が展示されているシェルミュージアムへ。

古宇利島は「恋の島」と呼ばれ、ハートの形をしたリュウキュウアオガイが人気

屋内展望フロアからの眺め。パノラマビューを楽しめます

幻想的な空間に、形も色もさまざまな貝がディスプレーされており、時間を忘れて見入ってしまいました。上階へ進むと、2階・3階には屋内展望フロア、そして屋上にはオーシャンデッキが。そこはまさに、絶景を望む特等席です。景色も神秘的な生き物の姿も楽しめる、見どころの尽きないスポットでした。

INFORMATION

■ 古宇利オーシャンタワー
https://www.kouri-oceantower.com/

BATON SUITE 沖縄古宇利島

BATON SUITE

インテリアの随所に、寄せては返す波のモチーフがちりばめられています

ホテルメイン棟から離れた、ヴィラタイプの客室もあります。プライベートサウナやジャグジーも完備されている、特別なプライベート空間がゲストを迎えます

BATON SUITE 沖縄古宇利島への取材を通して何より心に残ったのは、スタッフの徹底した「おもてなし精神」でした。到着から出発まで、ゲストが不自由なく過ごせるよう、スタッフ一人ひとりが「今、何ができるか」を考えて行動しているのが伝わってきます。

館内ですれ違えば「お困りごとはありませんか?」と温かい声かけをし、食事や観光の相談を受ければ、ゲストの好みに寄り添った場所を丁寧に提案する。自然な笑顔と、ゲストの空気感に合わせた心地よい距離感は、滞在をより安らぐものにしてくれます。

潮風を感じたい時はテラス席で過ごすのもおすすめ

海を眺めながらゆったりと過ごせるプール。11月下旬から3月下旬はプールサイドにテントサウナが設置され、プールは水風呂として利用できます

※サウナ利用には事前予約が必要です

必要なものがあれば、ロビーにあるパネルからカードを取ってフロントへ。一目でレンタル品の種類や在庫が分かるこのシステムは、スタッフのアイデアによるものです

また、スタッフの視線はゲストだけではなく、地域にも向けられています。ビーチの清掃活動を行うなど、島民の方々に配慮しながら、美しい島との「共存」を強く意識しているそう。古宇利島を愛するスタッフの思いこそが、BATON SUITE 沖縄古宇利島の居心地のよさを醸成しているのだと感じられました。

INFORMATION

■ BATON SUITE 沖縄古宇利島
https://www.daiwaroynet.jp/batonsuite/okinawa-kourijima/

備瀬のフクギ並木

  • フクギの木がアーチ状に連なり、緑のトンネルのよう。吹き抜ける風もどこか涼やかで、歩いているだけで心が洗われるような空間です

  • 木漏れ日の下、悠々と過ごす猫にも出会えました

  • 沖縄でよく見かけるブーゲンビリア。春と秋に開花し、取材時も満開の花が並木道のあちこちに見られました

沖縄美ら海水族館のすぐ近く、本部町にある備瀬のフクギ並木へ。およそ2万本のフクギが連なり、深い緑の並木道が地区全体に広がっています。もともとは、台風の多いこの地で集落を守る防風林として植えられたもの。厳しい自然と共生する先人の知恵が、沖縄らしい風景をつくり出しました。漢字では「福木」と書き、幸福を招く縁起のいい植物として親しまれています。そんなフクギに守られるように昔ながらの民家やカフェが点在しており、カメラを構えながらあてもなく散策するだけで、次々と絵になる景色が現れます。木漏れ日の中で、穏やかな時間を過ごせました。

民家のブロック塀につるされたスイジガイ(水字貝)。形が漢字の「水」に似ていることから、火事よけなどの魔よけとして飾られているそうです

並木道を抜けるとエメラルドグリーンの海が視界いっぱいに広がります。海の向こうに見えるのは伊江島

大浦川マングローブロード

樹高約1mのメヒルギと、約5mにも及ぶオヒルギ、タコの足のような根が特徴的なヤエヤマヒルギの3種が、河口一帯にマングローブ林を形成しています

古宇利島から車で約40分、名護市の東海岸に位置する大浦川マングローブロードを訪れました。大浦湾に流れ込む大浦川の河口付近には、名護市の天然記念物にも指定されているマングローブ林が広がっています。整備された遊歩道を歩けば、ダイナミックな自然がすぐ目の前に。

大浦川の河口近くに設置された遊歩道は全長約700m

マングローブロードを管理するわんさか大浦パークの屋根にたたずむシーサー

スタッフが訪れた時は干潮のタイミング。地面からマングローブの根が、くの字に飛び出している様子をじっくり観察できました

オヒルギという種類のマングローブ。赤いガクの中に小さな花を咲かせます

干潟に目を凝らすと小さなカニが巣穴へ戻る愛らしい姿があり、遠くの方では水面をかすめる野鳥の影が見えます。さらに奥へ進むと、景色は一変します。群落をなす3種のマングローブ植物が左右から迫り、まるでジャングルのよう。特徴的な根や、ひっそりと咲く花を間近で観察するなど、思いがけず濃密な自然体験ができました。

INFORMATION

■ わんさか大浦パーク
https://kayak.wansaka-o.jp/