ふっくらとした姿が 愛らしい多肉植物。

飾り棚などのコーナーに、小さ目のグリーンをひとつ、ふたつ。オーナメント感覚で並べると、やさしい雰囲気がプラスされます。

おすすめは、ふっくらとした姿がユニークで、お手入れが簡単な多肉植物。フォルムが個性的なので、大きさは同じくらいに揃えるのがポイントです。それぞれの表情を生かしながら、全体をしっくりとバランスよくまとめることができます。

丸みのある葉や細長い葉のものを組み合わせたら、次はカラーでアクセントを。「サンバースト」など黄みがかった斑（ふ）入りのもの、深みのある赤い葉が美しい「デザートローズ」などを差し色で加えることでセンスアップ。それぞれの表情を生かしながら、全体をしっくりとバランスよくまとめることができます。

毎日使うコーナーを、
もっとスタイリッシュに。

化粧室など、毎日使う空間は生活感が出やすいスペース。グリーンをひとつ置くだけで、ニュアンスが大きく変わります。

たとえばツヤのあるのびやかな葉が美しい「シェフレラ」など、シャープな印象のグリーンを選ぶと爽やかな雰囲気に。鏡を上手に使えば、空間に奥行きが生まれて広がりが感じられます。

締めきっていることの多い小さなスペースは空気の流れが少なく、グリーンにとってちょっとストレスがかかるところ。週に一度、リビングなどの広い部屋に置いているグリーンとローテーションさせてあげることでリフレッシュされ、スペースの雰囲気も手軽に変えられます。

軽やかに、リズミカルに。
ブックシェルフは小さなステージ。

ブックシェルフを本で埋めると、見た目の印象が重くなりがち。ところどころに小さなグリーンで「間（ま）」をつくると、軽やかさとリラックス感が生まれます。
高さを生かして「グリーンネックレス」などのやわらかな枝を垂らすものを置いたら、そのラインとは対照的な丸みのあるグリーン、たとえばハート型の「ホヤ」などをコーディネイト。リズムを奏でるようにメリハリをつくることで、さりげなくこだわりを映したコーナーの完成です。
お部屋だけでなく、気持ちも彩ってくれる小さなグリーン。新しい季節が始まった今こそ、楽しいアレンジを始めましょう。