


冷たさを保つアイスクリーム専用カップも


シーンに合わせて楽しめるさまざまなスタイル


虹のようにカラフルな彩りのカトラリー
冷たさを保つアイスクリーム専用カップも
シーンに合わせて楽しめるさまざまなスタイル
虹のようにカラフルな彩りのカトラリー
手の中で、カランと響く氷の音…。冷たい飲み物が恋しくなってきたら、テーブルの上も夏の装いにしたくなりますね。定番のガラス器もいいけれど、今年はちょっと目先を変えて、柔らかな光を放つ素材・チタンの器をプラスしてみてはいかがでしょう。見て、触れて、涼を感じるその質感から、新しいスタイルの夏が始まります。
家族や友人との楽しいひとときを彩るテーブルウエア。ちょっと新鮮なものがひとつあるだけで、会話がさらに弾みます。器の素材としてはまだ目新しく、いま注目を集めているのがチタン。そのカップを手に取ってみると、まず驚くのは軽さ。そして、味わい深い輝き…。
本当に金属?と、思わず見入ってしまう柔らかい質感は、熟練の職人による高度な技から生み出されています。代表的な産地、新潟県燕市は、美しい鏡面仕上げなどで世界的にも知られる金属加工の町。その始まりは江戸時代の初期、和釘(わくぎ)づくりが原点。生活に寄り添い、息づいてきた職人技が350年の時を経てチタンと出会うことで、これまでの金属器にはない温もりあふれるたたずまいが生まれたのです。
テーブルにセッティングしてみると、チタンに映し出されるのは柔らかな風景。しっとりとした陶磁器、清涼感のあるガラス、艶やかな漆(うるし)など他の器のさまざまな彩りを、風に揺れる水面のようなチタンの表面がふわりと抱いて包みこみます。
これも、ひとつひとつの表面に施された素朴な凸凹のなせる技。焼き物のような風情と、鏡面のようにまわりを映す金属の特徴をあわせもった存在感で、しっくりと全体をまとめてくれるのです。
毎日、そのときの気分で異素材との世界を広げながら、遊び心たっぷりのコーディネイトを楽しんでみたいですね。
深いブルーやゴールド、セピア…。チタンの器には、一般的な金属のイメージとはかけ離れたカラーのものもあります。これは色を付けているのはなく、表面の被膜の厚さをミクロンレベルで変える特殊な技術によるもの。シャボン玉がいろいろな色に見えるのと同じ理屈で、光の反射を利用しています。幻想的なきらめきは虹のように繊細で、中に入れるドリンクや見る角度によって多彩な表情に出会うことができるのです。
テーブルに新鮮なひとときを届けて、手のひらにやさしく馴染む。長い年月で育まれた技が息づくチタンの器。使うたびに味わえる趣から、いつもと違う夏のひとときが訪れそうです。
http://susgallery.jp/
「金属の新しい表現」と「その生活のかたち」を、熟練職人の技術にデザイン性を加えることで現代の生活に生きる製品として提案している新潟県燕市のテーブルウエアブランド。軽量で耐久性に富むチタンの特性を活かした製品の数々は、手に馴染む表面仕上げと趣のある外観により、使い手の暮らしを豊かにする逸品として注目を集めている。世界で唯一のチタン製真空二重カップは、APEC2010で参加国首脳への贈答品にも選ばれた。