
彩りや栄養バランスを考えると、毎日の食卓に必ず欲しい緑の野菜たち。とはいえ、一度に使う量が多くはないので、せっかく買ったのに使い切れず、冷蔵庫の中でしなびていることはありませんか。そこで、お家の中で手軽に育てられる野菜の栽培法と楽しみ方について、ファームマエストロの鈴木あさみさんに伺いました。

自宅で野菜を作ってみたいけれど、これから寒くなる季節にはムリ、と諦めていませんか。今話題の「イエナカ菜園」は、新鮮な野菜を室内で栽培しようという提案です。たとえば、カイワレ大根や豆苗などのスプラウト野菜は、水を含ませたコットンの上に種をまくだけ。10日ほどすると、かわいらしい緑の野菜が収穫できます。薬味などに重宝するネギや三つ葉はさらに簡単。使わずに残った根の部分を水に浸しておくだけで、次々と伸びる葉が収穫できちゃいます。特別な容器を用意しなくても、食品トレーや卵のパック、お気に入りのお皿やスプーンなど、水が漏れないものなら何でも活用できるので、ぜひ挑戦してみてください。
ベビーリーフ ベビールッコラ サラダほうれんそう サラダ水菜 サラダ春菊 ベビー小松菜 レッドマスタード ガーデンレタス サンチュ
ミニちんげん菜 セロリ ラディッシュ イタリアンパセリ ししとう タイム レモングラス ミント ローズマリー など

イエナカ菜園で注意するポイントは、水やりです。コットンに種をまいた場合は、発芽するまで暗い場所に置くかカバーをかけておきますが、その間も、コットンが干からびない程度に水をあげることをお忘れなく。根から育てる野菜の場合は、水に浸る部分が多すぎると腐ってしまう可能性があるので、スプレーで水を吹きかける程度で十分です。
芽が出たら明るい場所へ移しますが、寝室や玄関などほとんど日の当たらない部屋でも、蛍光灯の光があれば大丈夫。フレッシュな野菜は食べておいしいだけでなく、お部屋のインテリアとしても楽しめるので、まさに一石二鳥です。

イエナカ菜園の野菜たちは、見ていて楽しくなるくらいスクスク育ちます。活用法もいろいろ。サラダやサンドイッチはもちろん、スムージーの材料にもぴったりです。包丁を使わなくても、サッと指先でつまんで必要な分だけ収穫できるので、スープやパスタなど料理の彩りなどにも、どんどん使ってみましょう。ほんのちょっぴりグリーンを添えるだけで、いつもの食卓がおしゃれにグレードアップするはずです。
イエナカ菜園で育てれば、使い残しの心配がなく、いつでも新鮮。スプラウト野菜はビタミンやミネラルが豊富なので、毎日食べれば健康のためにもいいこといっぱいです。

ファームマエストロ、料理研究家。一般社団法人ファームマエストロ協会理事長
自宅のイエナカで40種類の野菜を育てるなど、気軽にはじめられる家庭菜園として「イエナカ菜園」を提唱。身体の中から、健康にキレイになれるビューティレシピ、野菜を専門にする料理研究家として、テレビ・雑誌などで活躍中。