トップ > PREMIST LIFE > 2015年10月号【食】日本茶でティータイム

PREMIST LIFE

食 Eat 心まで満たされる おいしい時間

日本茶でティータイム 慣れ親しんだ日本茶を見直して、モダンな感覚で楽しんでみませんか。
茶葉で楽しむ茶香炉
茶葉で楽しむ茶香炉
お茶スイーツも人気
お茶スイーツも人気
お気に入りの急須を探すのも楽しい
お気に入りの急須を探すのも楽しい

日本茶は、あまりに身近すぎて、種類や入れ方を意識したことがないかもしれません。それでも、最近はおしゃれな日本茶カフェも見かけるようになり、ちょっぴり気になる方も多いのでは? そこで、日本茶の味わいと気軽な楽しみ方を、日本茶アンバサダーの満木葉子さんに教えていただきました。

  • 味わいも香りもいろいろ 深まる秋を緑茶とともに楽しむ
  • ひと手間かけて おいしいお茶を入れてみましょう
  • カフェインレスだから安心 子どもたちも喜ぶ「ほうじ茶ラテ」

味わいも香りもいろいろ
深まる秋を緑茶とともに楽しむ
味わいも香りもいろいろ 深まる秋を緑茶とともに楽しむ

左から「番茶」「煎茶」「ほうじ茶」「玄米茶」

一言で「日本茶」といっても、煎茶やほうじ茶、玄米茶など、その種類は様々です。煎茶などの緑茶には、ビタミンCやカテキン類、ミネラルなど、健康に良い成分がたくさん含まれていることがわかっており、美容やダイエット目的にも注目されています。

日本茶が話題に上る季節といえば、新茶が出回る初夏。けれど茶道の世界には、夏を越えて熟成したお茶を味わう「くちきり」という秋の行事もあるそうです。最近は、人工香料や花を加えているわけでもないのに、桜など花の香りがするお茶も登場しました。深まりゆく秋を感じながら、日本茶でゆったりティータイムを楽しんでみるのもいいですね。

ひと手間かけて
おいしいお茶を入れてみましょう
ひと手間かけておいしいお茶を入れてみましょう

当たり前のように飲んでいる日本茶も、ほんの少し気を使うだけで味わいは大きく変わります。いろいろな入れ方がある中で、比較的手軽にうまみを引き出せる方法を教えていただきました。
1.急須に茶葉を入れる。200ccに対して大さじ2杯が目安。
2.茶葉がひたひたになるくらいの「水」を入れる。
3.1〜2分そのまま置いて、茶葉が開いたらお湯を注ぐ。
4.湯飲みに注ぐ。
茶葉の量や開く時間は、お茶の産地や種類によっても異なります。自分の好みを見つけていくのも日本茶の楽しみの一つですから、いろいろ味わってみてください。

カフェインレスだから安心
子どもたちも喜ぶ「ほうじ茶ラテ」
カフェインレスだから安心 子どもたちも喜ぶ「ほうじ茶ラテ」

伝統的な日本茶も、アレンジ次第でおしゃれなドリンクに変身します。ぜひお試しください。
1.ほうじ茶(大さじ2)にひたひたの熱湯を加え、3分ほど浸す。
2.小鍋で牛乳(200cc)を温める。
3.茶葉が開いたら、抽出液と一緒に温めた牛乳に投入。
4.3分ほど煮て、沸騰直前に火を止める。
5.茶漉しでこして、2/3量をカップに注ぐ。
6.残り1/3はミルクフォーマーでクリーミーな泡をつくる。
7.泡立てたものをカップに注ぐ。
お好みで、砂糖や胡椒を加えてもおいしく召し上がれます。

監修/取材協力:
満木葉子
監修/取材協力:満木葉子

日本茶アンバサダー協会代表理事
現代のライフスタイルにあわせた日本茶の楽しみ方の提案、普及活動を行う。日本茶に親しむ機会を創出するため、茶園や酒造会社、飲食店などと組み、コラボレーションイベントを開催するほか、「30分で抹茶を点てられるようになるレッスン」「茶摘み」などの活動も展開中。
日本茶の応援サイト『ENJOY!日本茶』 http://www.nihoncha.org