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マネー編
あなたにとっての
ベストタイミング
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ライフプランで考えたい
マンション購入のタイミング
ライフプランで考えたい
マンション購入のタイミング
「マンションの<買い時>がわからない」という声は多いもの。そこで今回は、ライフプランの視点からマンション購入のタイミングについて解説します。
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みんなはどのタイミングで
マンションを購入しているの?
みんなはどのタイミングで
マンションを購入しているの?

一般的にマンション購入層は30歳代がもっとも多く、国土交通省住宅局「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、分譲集合住宅取得者の35.4%を占めています。2022年の平均初婚年齢は、厚生労働省「令和4年人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、男性が31.1歳、女性が29.7歳ですから、30歳代に多い結婚・妊娠といったライフイベントが購入のきっかけになっていると考えられます。
全体で平均年齢が44.8歳となっているのは、40歳以上の住み替えでマンションを購入する人もデータに含まれているためです。一次取得者に限ると45.2%が30歳代となっています。
ダイワハウスのご契約者アンケートでは、分譲マンション購入者の平均年齢は47歳となっています。

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その一方で、単身者のマンション購入も一定数存在します。分譲集合住宅取得者の9.4%がひとり住まいをしており、単身者が自分ひとりのための住まいとして購入するケースも近年は珍しくなくなってきています。
また、分譲戸建住宅取得者では高齢者のいる世帯は12.1%ですが、分譲集合住宅取得者では18.1%で、その46.2%が高齢者のみの世帯です。
持ち家から持ち家に住み替える「二次取得者」では、世帯主の平均年齢は分譲戸建住宅よりも分譲集合住宅が9.8歳上となっています。60歳代以上の割合は分譲戸建住宅が17.0%、分譲集合住宅は52.6%と大きな差があります。このようなデータから、シニア世代の住み替えでは、戸建住宅よりも集合住宅が選ばれる傾向があるといえるでしょう。

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30代夫婦とマンション購入
30代夫婦とマンション購入

妊娠・出産といった家族が増えるライフイベントは、30歳代夫婦がマンションの購入を検討するきっかけの一つです。2022年の初産の平均年齢は30.9歳でした。現代の30歳代は子育てまっさかりの年代といえるでしょう。
国土交通省「住生活基本計画」(2021)では、都市型住宅の誘導居住面積水準※を単身世帯を40㎡とし、2人世帯で55㎡、3人世帯で70㎡、4人世帯で95㎡としています。しかし、都市部で広い賃貸住宅を借りた場合、家賃も高額になりがちです。一般社団法人 不動産流通経営協会「2023年マンション購入と結婚・出産に関する調査」では、50㎡以上マンション購⼊者の8割が購⼊前に結婚を経験しているというデータも。結婚・妊娠が面積に余裕のあるマンションを購入するきっかけになったことをうかがわせます。
現在、義務教育の学校教育費は無償となっていますが、それ以外にも塾や習い事などの学校外活動費、大学や専門学校等に進学した場合の学費など、子育てにはいろいろなお金がかかります。家計全体に無理のないタイミングで購入できるよう、計画を進めたいものです。
※:世帯人数に応じて、豊かな生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準

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30~40代単身者と
マンション購入
30~40代単身者と
マンション購入

30〜40歳代の単身世帯で「住宅を所有したい」と考えている人の割合は、平成31年(2019年)3月の国土交通行政モニター・アンケートによると30歳代では45%、40歳代では50%となっています。また、住宅を所有したい理由では、「借地・借家では生活や権利が不安定であり満足できないから」(24%)、「住宅は資産価値を有するものであるから」(22%)、「家賃等を払うよりローンを支払うほうがいいから」(16%)、「希望する借家(賃貸住宅)に入居することが難しいから」(9%)といった理由が上位となっています。自分好みの部屋で安心して暮らせるという意味で、マンション購入は生活の質を高めることにつながると考えているようです。
一般社団法人 不動産流通経営協会「2023年 マンション購入と結婚・出産に関する調査」では、50㎡未満マンション購⼊者の22.3%が未婚者でした。安定した収入がある単身者は、性別や年齢を問わず住宅ローンを利用することが可能です。

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シニア層とマンション購入
シニア層とマンション購入

一般社団法人 不動産流通経営協会「シニアの住宅に関する実態調査」(2019年)によると、45歳以上の5割を超える人が、住み替え意向を持っている、または住み替えを経験しています。住み替えたい理由としては「老後を見据えた家に住み替えたいから」、「より便利なところに住みたいから」、「より設備・サービスが整ったところに住みたいから」などが上位に挙げられ、住み替え意向者のうちの68.7%は「持ち家」への住み替え(購入)を希望しています。

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また、シニア層の7割を超えた人が、子どもとの同居、もしくは近居をしたいと考えています。一方、内閣府の「人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査」(2014年)では、50歳代〜70歳代の17%前後の人が、東京圏から地方への移住の意向を示しています。
シニア世代は、住宅資金の面でも、退職金の利用、持ち家の売却、住まいを担保に融資を受けることができるリバースモーゲージ型住宅ローンの活用など、住まい購入の選択肢が広がる年代といえそうです。

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30歳代がその人にとってのベストタイミングとは断言できません。「30歳代のうちに買わなければ」と焦ったり、「60歳代以上には難しい」とあきらめたりしないで、生活上の困り事や不安を明確にし、まずはマンションでどのような生活をしたいのかを考えてみましょう。そして、その希望にぴったりのマンションが見つかったときが、ベストタイミングといえるのではないでしょうか。
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