大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

物流施設ソリューション

目的に合わせた各種施設の建設をトータルプロデュース

CASE2

ケーススタディ

東海西濃運輸株式会社様
(岐阜県土岐市)

近距離に存在していた2つの支店を統合。
本社機能を兼ね備えた、大規模トラックターミナルが誕生。

支店の統合により、管理コストの削減と事業効率の向上を実現。


トラック運送業界の最大手、『セイノーホールディングス株式会社』様のグループ企業として、貨物自動車運送事業を展開している『東海西濃運輸株式会社』様。よりレベルの高い物流サービスの提供を目指し、かねてより効率的な拠点集約を進めていました。同社はその一連の活動を締めくくる取り組みとして、2010年1月に多治見支店と土岐支店を統合。新本社と岐阜東濃支店を新たに開設しました。

計画がスタートしたのは7年前の2003年。統合した2つの旧支店は、直線距離で約10kmしか離れていなかったため、その中間地点に新たな拠点を設置し、管理コストの削減と事業効率の向上を図ることが狙いです。

まず課題となったのが、日本全国への運送に適した新たな拠点建設地の確保です。大和ハウスは、中央自動車道に直結する東海環状自動車道・土岐南多治見ICに程近い場所に計画されていた工業団地をご提案。東海西濃運輸様の要望を満たす条件とスピーディな提案により、具体的に計画がスタートしました。施設建築にあたっては当初、大和ハウスが土地を購入し施設を建築。東海西濃運輸様とはテナント契約を行う予定でしたが、資金計画の面から最終的には同社が土地購入と施設建築を行うこととなりました。

こうした経緯を経て誕生した『東海西濃運輸株式会社』様の新本社・岐阜東濃支店。敷地面積は3万4,104平方メートル、延べ床面積は9,311平方メートルという施設規模で、セイノーグループの中でも最大級の規模を誇ります。

作業効率と安全性の向上を図った、見学者が多数訪れる魅力的な施設。

岐阜東濃支店の建設にあたっては、効率性や安全性の向上につながるアイデアが随所に盛り込まれています。トラックの駐車位置に工夫を凝らすことで作業動線の短縮を図り、効率的な仕分け作業が可能になったこともその効果の一つ。そのほか、トラックや台車の通路には、進行方向に向かって矢印をペイントし、作業動線を明確にすることで安全性を高めています。

さらに、『東海西濃運輸株式会社』様は独自の取り組みとして、体験学習で訪れた地元の実業高校や商工高校の高校生の意見を取り入れるという斬新な試みを実施。棚や机の配置関係を工夫することで、無駄を省いて作業効率を高めるという、実際に職場で働いてみた彼らの意見が活かされています。

また、『東海西濃運輸株式会社』様を含むグループ企業は、2009年から『エコアライアンス(特積共同運行)』を実施。これは、トラック荷台の空きスペースを同業他社と連携して共同運行し、積載効率の向上を図る取組みで、岐阜東濃支店では、同業他社が利用可能なエコアライアンスの主要ターミナルとしても活用されています。

一日の発送量が千トンを超える『東海西濃運輸株式会社』様、およびセイノーグループ様のネットワーク拠点として位置づけられている岐阜東濃支店。効率性と快適性を兼ね備え、トラックターミナルとして完成度の高い同支店には、これまでに数多くの見学者が訪れています。

東海西濃運輸株式会社
代表取締役 田口利壽様

近い距離に位置していた2つの支店を統合して新支店を開設し、コスト削減と効率アップが図れ、とても嬉しく思います。
新支店の建設を請け負っていただく企業を選ぶにあたり、大和ハウスさんのスピーディな適地提案や旧支店の跡地利用の提案は、この計画をお願いする上で大きなポイントとなりました。跡地利用に関しては、折からの不況の影響もあり、紹介されたテナント企業とは結果的に契約には至りませんでしたが、単に施設を建設するだけでなく、拠点展開にまつわる事柄を総合的に提案できる企業として、頼もしさを感じています。
当社は、種類や形状もさまざまな一般商業貨物の運送がメイン。施設内は雑然となりがちなので、見た目の美しさはもとより、安全性や作業効率性にも気を配りました。
本社を併設したこの岐阜東濃支店を当社の中核拠点とし、これからも運送事業を通して日本経済の発展に貢献していきたいと考えています。


セイノーグループ最大級の施設規模。中央自動車道沿線上の拠点集約を実現しました


積込み作業の環境改善と効率性を高め、入出荷時における荷物移動の動線を考えたプラットホーム。


柱が少なく明るい施設内。意欲的に仕事ができる快適な作業環境です。

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