木工芸作家 宮本貞治 PART1
銘木に刻む流紋
2023年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された滋賀県在住の木工芸作家、宮本貞治氏。木の個性を活かし、「刳物」「指物」「拭き漆」という技法によって木の生きてきた時間ごと作品に仕上げます。その卓越した技術の土台となっているのは、師の黒田乾𠮷とその父で木工芸初の人間国宝、黒田辰秋の作品に学んだ、ものの見方と身体感覚であると言います。
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木工芸作家 宮本貞治 PART2
木工芸を次世代に
木工芸作家・宮本貞治氏が重要無形文化財保持者(人間国宝)と認定されるまでの道のりを支えてきたのは、木工を愛する人々と日本各地の森に育った美しい銘木でした。PART2では日本の銘木の魅力とともに、木工をめぐる人々との交流や大学での指導を通して宮本氏が感じている、日本の木工の可能性や作者として願う未来について伺います。
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宮本貞治
(みやもとていじ)
1953年京都市生まれ。家具職人の父のもと幼少期から木工に親しむ。1973年黒田乾𠮷に師事。1984年独立、滋賀県湖西に移る。 日本伝統工芸近畿展、日本伝統工芸近畿賞ほか5回受賞、日本伝統工芸展、第50回展記念賞ほか4回受賞、伝統工芸木竹展、文化庁長官賞ほか4回受賞、その他受賞多数。滋賀県指定無形文化財技術保持者。紫綬褒章受章。2023年木工芸の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。2013年より京都美術工芸大学特任教授をつとめる。
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