川で遊ぶ子どもたちを見たのはいつの頃でしょう?芝生の上で飛行機雲を眺めることなんてあったでしょうか?
今回の“住まうTOKYO”がご紹介するのは、西武池袋線の急行で「池袋」駅から2駅、
15分(※)の場所にありながら、豊かな自然に包まれたひばりが丘エリアです。
車を使えば、吉祥寺や三鷹にも近く、週末のショッピングやちょっと空いた時間のカフェ巡り、
家族で井の頭公園に遊びに行くのも楽しそうですね。
また、自由学園や東京大学農学部の農場があり、教育関係者が多く住むことでも有名なひばりが丘。
どこかアカデミックな雰囲気が漂う落ち着いた町並みは、低く抑えられた都市景観と豊かな自然のおかげかもしれません。
平日は便利な都市生活を送り、週末はのんびり羽を伸ばして暮らす。
そんなファミリーに嬉しい魅力を備えた街、ひばりが丘エリアをご紹介します。
(※)掲載の所要時間は日中平常時のもので、乗り換え・待ち時間は含みません。
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西東京市の中心的な市街地として栄えるひばりが丘エリア。
西武池袋線「ひばりヶ丘」駅周辺は、下町の情緒が溢れる北口と、 急速に発展している南口の二つの顔を持っています。 また、「学園通り」という標識が示すように、 教育関係者が多く住むエリアとしても知られています。 その背景には、「自労自治」の教育理念で知られる「自由学園」が 豊島区・目白から移転した際に、敷地の約7割を学園関係者に分譲したことで、 多くの教育関係者が住まう「学園町」が誕生したことに由来します。
また、周辺には「西東京いこいの森公園」をはじめ、
野球場やテニスコートなどのスポーツ施設も多く、豊かな住環境を構成しています。 「平成名水百選」に選ばれた「落合川」や、「東大農場」として親しまれてきた およそ東京ドーム2個分の広さを誇る「東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態 調和農学機構」などもあり、雄大な自然と触れ合いながらのびのびと 暮らしているのが印象的です。
古くから住宅地として栄えたひばりが丘エリアには商業施設も多く、
平日のちょっとしたお買い物からちょっと贅沢な週末のホームパーティまで、 様々な生活のシーンに応えてくれます。ちなみに、現在多くの飲食店を展開する 「すかいらーくグループ」は、ひばりが丘エリアで創業したことにちなんで 「ひばり(Lark)」を会社名に入れたそうです。 現在でもロゴにひばりをイメージしたキャラクターを使用しており、 創業地への想いが伺えます。 |
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ひばりが丘エリアは歴史も古く、知的な好奇心を刺激する場所がたくさんあります。
例えば、平成23年2月にリニューアルオープンした「ひばりが丘児童センター」は、乳幼児から高校生の年代までを対象に、 遊びを通じて子どもたちの健全育成を図るためにつくられた施設。幅広い年齢層の利用を中心にスポーツ活動を支援しており、 月に2回、臨床心理士による「悩み相談(予約制)」を実施。親や子どもの心のケアまで行っているのが特徴です。
少し南へ行くと、東京大学農学部の附属農場の中には「農場博物館」があります。
乳牛舎を改装した歴史的にも価値ある博物館で、「農業と食」をテーマに 農機具の歴史や文化財としても価値のある書籍などを展示しています。 子どもの手を引きながら、森のような敷地内を散歩しているだけで、ゆっくりとした時間の流れを感じます。
夏なら落合川上流の「いこいの水辺」がおすすめ。都心にありながら子どもたちを川で遊ばせることもできます。
落合川は今ではあまり見ることのない「ホトケドジョウ」などが生息するほど美しい水源で、 夏に開催される「わくわく川掃除&川あそび」には1,000名もの子どもたちが集まるなど、 遊びと学習が一緒になった教育の実践の場になっています。 他にも、原爆関連の資料をもとにした希少な「原爆小文庫」を所有する「ひばりが丘図書館」など、 暮らしながら学べる環境が整っています。 |
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西武池袋線の急行が停車する「ひばりヶ丘」駅は、庶民的な雰囲気で人情溢れる「ひばりが丘北口商店街」を
中心に構成される北口と、繁華街のように賑やかな南口でそれぞれの魅力を楽しめます。
北口は西東京名物の「かりん糖」や、蒲焼きの匂いがそそる鰻屋さん、軒先で焼き鳥を仕込む呑み屋さんなど、
下町風情を楽しみつつ、ついつい散歩しながら食べ歩きなんていうのも良いですよね。
一方、駅を抜けて南口は、田無や武蔵境、三鷹などへアクセスする西武バスのターミナルになっているので、
都心に出ることなく南北へ移動することができます。 そして、南口のバスターミナルを挟むように、無印良品をはじめとした日用品のほとんどが揃う 「西友 ひばりヶ丘店」と、スーツからトレンドのアイテムまで扱う「ひばりが丘PARCO」があります。 そして、PARCOの地下には「クイーンズ伊勢丹 ひばりが丘店」があり、高品質で安心できる食材が揃います。 ちなみに、クイーンズ伊勢丹の店舗はほとんどが直営で、高級食材だけでなく、放射性物質を自主検査しているなど、 安全・安心への取り組みも積極的に行っています。
そして、飲食店からファッションブランドはもちろん、認定保育所やカルチャー教室、アウトドア用品、
クリニックまで、全142店舗もの専門店が入る「AEON東久留米店」は、「ひばりヶ丘」駅からバスでの アクセスも可能。ひばりが丘エリアからだけでなく、周辺の地域からもファミリーが集まりにぎわっています。 |
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休日には、思う存分身体を動かせるのも、ひばりが丘エリアの良いところ。
「小金井カントリークラブ」などが近いことからゴルフ練習場なども多く、ゴルフ好きには嬉しい限り。 テニスや野球を楽しむなら「ひばりが丘総合運動場 ひばりアム」、仕事帰りなら「西東京 スポーツセンター」で汗を流せます。 その日の気分でさまざまなエクササイズを取り入れたライフスタイルが送れます。
そして、「西東京いこいの森公園」なら、大自然の中でバスケットボールやスケートボードだって練習できます。
森の遊具や「バーベキューコーナー」もあるので、仲間や家族で手軽にアウトドア気分を楽しめるのも良いですね。 仕事帰りに北口で一杯飲む日もあれば、軽く汗を流してリフレッシュする日もある。 週末には友人を呼んでバーベキューやホームパーティを楽しむ。そんな選択肢が毎日をわくわく過ごさせてくれそうです。
また、このエリアの魅力はひばりが丘周辺だけにとどまりません。池袋よりも意外に近いのが吉祥寺や三鷹などの
JR中央本線沿線のエリア。車でも20分程度(※)の距離で、自転車でものんびりとサイクリング気分で行くこともできます。 週末には家族で井の頭公園へ遊びに行ったり、カフェでゆっくりしながら映画やお買い物を楽しめるのも、 ひばりが丘ライフスタイルと言えそうです。 ※20分。(車での所要時間は実測によるものです。渋滞・信号待ちの時間等により、所要時間が変わる場合がございます。) |
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生活範囲が広く、様々な顔を見せてくれる、ひばりが丘エリア。今回ご紹介した魅力は
ほんの一部にすぎません。落ち着いた町並みと活気溢れる商店街、アカデミックな雰囲気と
アクティブな暮らしが楽しめるひばりが丘エリアは、子どもの成長を見守りながら
楽しく暮らす家族にはぴったりな街ではないでしょうか。
今回取材して感じたのは、週末ということもあり家族で賑やかに過ごしている人が多い街だということ。落合川や東大の農場など、豊かな自然環境と知的な雰囲気がある南口。一方、庶民的で活気に溢れ、下町のような風情に心が和む北口。少し歩いただけで、この街の様々な雰囲気を垣間見ることができました。交通の便の良さや充実した公共施設など、家族が仲良く、いつまでも暮らすにはとても過ごしやすいエリアだと思いました。