コラム vol.XXX
企業の土地活用(CRE)、成功の法則
その1 ~企業経営と土地活用の考え方~
公開日:2015/XX/XX(保留中)
CRE(Corporate Real Estate)は、企業が所有する不動産という意味だ。
2009年前後に国土交通省がワークショップを行ったり、レポートを公表したりしたので、この頃何冊かの書籍や雑誌本が発売され、CREに関する話題において盛り上がりを見せた。その後は、あのころのようなブームではないにしろ、その言葉は市民権を得たようだ。
先述のように、CREは「企業が所有する不動産」という意味だから、不動産そのものを指し、その不動産をどう活かし活用するかについては、CRE戦略と呼ぶのが相応しい。
CRE戦略は企業の経営戦略と密接に絡んでいる。昨今のセミナーなどの聞いていると、「企業が所有する遊休地の土地活用のみをCRE戦略というような」という短絡的なものもあるようだ。
特に、一般的な中小企業の場合(都市部で近年創業したよう企業を除く)、バランスシート上の資産の多くの割合を不動産が占めているというものも多く、こうした企業の場合は、企業の経営戦略にCRE戦略が密接に絡んでくる。つまり、間違えると大きな痛手となる。
CRE戦略とは、「企業が所有する不動産を最大限有効に活用することにより、“企業価値の最大化"を図る」と定義できる。企業価値の最大化のために、所有する不動産をどう使うか。
- ・企業経営のために使う
- ・本業以外の収入を得るために活用する → 企業の土地活用
- ・業務でも使わないし、それ以外でも使わない → 売却
などを、「企業の経営戦略に照らし合わせて」検討する、ということだ。
CRE戦略をおこなうことで、
- (1)業経営の水準アップ
- (2)企業経営の安定化等が図られ、不動産の活用により、
- (3)周辺地域の地価水準の安定化をもたらすこともできるのがCRE戦略の特徴だ。
大和ハウス工業においても、多くの企業のCRE戦略に携わってきた。その事例は、・・・・○NO URL○を見ていただけると、お分かりいただけるだろう。