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病院の新築・移転・建替え(医療施設)

CASE8

医療施設 江別谷藤病院
(北海道江別市)

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病床の快適性とセキュリティに、介護のノウハウを活かした、
地域医療の核となる新病棟。

長年、地域医療を支えてきた病院が、将来的な課題を克服し、新たな展開を始動。

事業展開

外観

札幌市の東部に位置する江別市。古くから煉瓦の産地として知られ、人口約12万人のこの町も全国の例に漏れず、4人に1人が65歳以上という構成で高齢化が進んでいます(平成25年・24%)。この江別と釧路で、病院・介護福祉施設を運営されているのが『医療法人社団 藤花会』様です。
江別谷藤病院が開設されたのは、昭和44年。122の病床を有され、特に外傷系の救急にも積極的に取り組まれておられる同院は、整形外科を中心に、内科、胃腸科、脳神経外科、リハビリテーション科、循環器科、皮膚科など、幅広い診療科目で、地域の医療を長年支えてこられました。
しかし、施設は開設より40年以上が経過し、特にライフラインを中心とした設備の老朽化が進行。また、医療法の改正に伴う新しい施設基準への対応など、将来を見据えた場合、増改築では対応が難しくなると懸念されていました。さらに、北海道という土地柄もあり、効率的な暖房は重要で、建物の断熱性に手を加えず、器具の更新等のみを行うのでは、患者様の環境改善を図るのは難しいと、以前より新規建物への建て替えを検討されていたのです。
建築は、診療を継続しながら行うこととなり、従来駐車場として使用されていたスペースが新病棟の予定地となりました。1期工事として建設した新病棟が完成後、2期では旧病棟を解体し、そこに新たな玄関と車寄せが設けられています。駐車スペースはすべて地下部分に配置し、来院者の利便性も最大限に考慮しました。

現在の正面玄関の位置に建っていた旧病棟

計画スタートより、約3年の月日を費やし、平成26年11月にグランドオープンをされました。新病棟の機能面での最大の特徴、それは病棟部分をユニット形式にしたことです。高齢者の入院患者様が増加しているという状況を受け、小規模多機能型居宅介護やグループホームを運営されている同法人ならではの考えによるもの。さらに全室個室とし、男女の区別なく、すぐに入院していただけることが可能となりました。相部屋では男女混合ができないため、入院時にお部屋の調整をする必要がありますが、個室であればその心配はありません。また、各エリアへの出入りはIDカードを取り入れるなど、建物の高いセキュリティ機能を備えることで、24時間面会を可能にした『面会時間の撤廃』を実現されています。
さらに、BCP対策に関しても、今回の新病棟は特に力を入れています。非常用電源となる自家発電はもとより、井戸水を利用した飲料水の確保が可能で、その機能は病院としての診療機能を維持したままで、地域住民の防災拠点としても十分なものとなっています。実際、北海道を襲った記録的豪雨(平成26年9月)時、江別市では給水施設の水が濁り2日間、断水となりました。その際に職員のみならず周辺住民の方に給水サービスを行っています。
このように江別谷藤病院様は、『地域医療の核』であり、『地域防災の核』ともなりうる施設として生まれ変わったのです。

課題

THEME1 開設より40年以上が経過し、進んだ施設全体の老朽化。環境面において来院者や入院患者様はもちろん、職員の快適性を考慮し、施設の更新が急務。
THEME2 医療法改正に伴い、厳格さが増していく施設基準。将来的にも対応することが可能な病棟にするには、増改築では対応不可能。
THEME3 防災面にもしっかりとした施設にすることで、病院のBCP(事業継続計画)対策にも万全を期したい。

計画のポイント

POINT1 敷地を効果的に活用し、診療を続けながらの建て替えを実現
高い断熱性やアメニティ環境を整備して、来院者や入院患者様の快適性を考慮。さらに職員の動線にも気を配った、新病棟が完成しました。
POINT2 介護のノウハウを活かしたユニット形式の病棟
病棟は全室個室に変更。各層ごとに4つのユニット形式(8~10床を1ユニット)として、スタッフのケアが隅々まで行き届くよう配慮されています。
POINT3 地域の防災拠点としての機能を確保
非常用電源となる自家発電、井戸水を利用した飲料水の確保、LPGの備蓄など、病院自体のBCP対策のみならず、地域の防災拠点としても活躍できる機能性を備えました。

「江別谷藤病院」様 ユニット形成イメージ

各階ほぼ同じ構成の病床部分。3階部分は一般病床、4・5階は回復期リハビリテーション病棟となっています。

CASE8

医療施設 江別谷藤病院

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