大和ハウス工業株式会社

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病院の新築・移転・建替え(医療施設)

CASE2

ウェルフェア北園渡辺病院
(鳥取県鳥取市)

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長期療養型の病院として地域に根ざし、時代に即した良質の医療を提供。

長期療養中の患者様や、そのご家族が笑顔になる、明るい雰囲気の中で質の高い医療を提供したいと考えました。

地域医療のニーズに応える、慢性期病院として開設

ウェルフェア北園渡辺病院 院長 日笠親績さん

「ウェルフェア北園渡辺病院」の開設構想が進んだ1990年代後半、鳥取県東部では急性期型病院が一般病床のほとんどを占め、長期療養を行う病床が不足していました。また、急性期医療と慢性期医療の両方を一つの病院で担う、従来の病院形態は、時代にそぐわなくなりつつあり、急性期、慢性期それぞれに特化した病院運営が望まれているという流れもありました。
これらを背景に、慢性期病床の充実、および慢性期医療を専門に行う病院に対するニーズが高まる中、そうした要望に応える新病院の開設を計画。当法人では1994年以来、県下で最初の療養型病床群を開設・運営してきた経緯もあり、さらには当法人の果たすべき役割を「地域医療の真のニーズに相応しい病床整備」と考えていたことから、長期療養型医療を専門に行う「ウェルフェア北園渡辺病院」の開設に至りました。
現在、当病院に来院される患者様の約9割が、地域の急性期病院で治療を受けたのちに来院・入院される方々です。開院以来10年、鳥取県東部圏域の重度慢性期医療、回復期リハビリテーション、認知症医療の分野で、しっかりと役割を果たしていこうという思いで取組んできました。
病院運営においては、看護師をはじめとする体制の充実に努めています。高い公益性が求められる病院では、営利目的で利益を追求することは好ましくありません。経営的に許される範囲で一人でも多くのスタッフを配置し、質の高い医療・福祉サービスを提供できるようにしています。

住宅メーカーが手がける「病院らしくない病院づくり」に期待

10年前、「ウェルフェア北園渡辺病院」を開設するにあたり、渡辺憲理事長と話し合い、基本的な考えとして持っていたのが「病院らしくない病院」とすること。慢性期および認知症医療を提供するという性質上、抱えるテーマは重く、病院内の雰囲気が暗くなることを懸念しました。また、患者様の中には病院で一生を終える方も少なくないため、「終の棲家」としての役割も担わなくてはなりません。そういった意味でも、病院は“施設”ではなく、開放的で明るい雰囲気が感じられる“住まい”となるような環境づくりを念頭に置いて、病院開設にあたりたいと考えていました。
こうした思いを実現すべく、当法人の渡辺理事長がさまざまな建設会社のカタログに目を通す中、いい意味で医療施設らしさを感じさせない大和ハウスさんの作品に目が止まったのです。これをきっかけに、住宅メーカー独自の柔軟な考え方や、病院開設のパートナーとしてのきめ細やかなサポートに期待し、大和ハウスさんに「ウェルフェア北園渡辺病院」の設計・建設を依頼しました。もちろん、シルバーエイジ研究所というセクションを設け、豊富なノウハウのもと、高齢者を対象とした数多くの医療施設・福祉施設の建設を手がけている点も、依頼に際しての大きなポイントでした。
実際の建設時には、壁紙やタイルを選ぶ作業ひとつにしても、家を建てるかのようなきめ細やかな対応を求めたところ、営業や設計チームの皆さんは夜遅くからの打ち合わせにも嫌な顔ひとつせず、全力で病院開設にご協力いただき、本当に感謝しております。「ウェルフェア北園渡辺病院」の開設を通して信頼関係が築けたことで、すでに別案件のリフォームなどもお願いしていますが、これからも良きパートナーとして関係を深めていきたいと考えています。

大和ハウス工業を
選んだ理由
  • “住まい”としての雰囲気を感じさせる、医療施設らしくない病院建設の実績があったから
  • 住宅メーカーとしての柔軟な発想や、きめ細やかなサポートに期待して

10年経っても色あせない、明るく清潔な医療環境を実現。

「あたたかい病院」として、地域医療に貢献

増設した「アネックス南館」と合わせ、全360床を有する「ウェルフェア北園渡辺病院」。病院の外観・内観ともに明るく、やわらかな印象の環境づくりを心がけ、入院患者や来院した人々の心が和む空間を演出しています。
また、地域に開かれた病院として、夏の納涼祭にはたくさんの方が来院するほか、小・中・高の職場実習にも協力。地域との交流を通して、患者様を元気づける環境を創造しています。

  • 丸みを帯びたデザインを随所に取り入れた外観。
    やわらかな曲線を効果的に使用することにより“冷たさ”を排除し、“優しさ・あたたかさ”を感じることができる。

  • 2階部分まで吹き抜けとし、圧迫感を感じさせないエントランスホール。
    木のぬくもりが感じられる室内装飾や緑の観葉植物が、入院患者様や来院者の心を和ませる。

  • 本館2階のリハビリテーションセンター。
    明るくゆったりとしたスペースを設けています。

  • 鮮やかなカラーリングを施すことにより、シンプルでありながらも生き生きとした活気を感じるナースステーション。

  • 長期療養が必要な方に対する医療と介護を提供する病床。

  • 併設された認知症対応型共同生活介護グループホームの「つばきはうす」「さくらはうす」へと続く通路は、京都の町屋風インテリアが施され、入所される皆さんにも好評だとか。

  • 自然の草花や風を目と肌で感じながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる屋上庭園。

  • 静かな室内環境を実現した図書室。

CASE2

医療施設 ウェルフェア北園渡辺病院

  • 病院(医療施設)のケーススタディ
  • 高齢者住宅事業のケーススタディ
  • 診療所のケーススタディ
  • 介護施設のケーススタディ
 

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