ロイヤルホームセンターでは2013年より新店舗のZEB化を推進しています。当店舗では省エネにつながる自然採光システムと照明コントロール、空調冷却器と高効率空調器を採用し、ZEB Ready(※1)を実現しました。また、太陽光発電設備(20.4kW)により発電した電力を自家消費しています。
本施設では動物との触れ合いをテーマに約1,800m2のアニマルシティ(ペットショップ)と、屋上に大型ドッグランを備え、しつけ教室なども提供しています。
当社は2013年よりグループの中でもいち早く店舗の省エネ・ZEB化の開発と普及に取り組んできました。その中で、南千住店は新店舗のZEB化推進の先行事例として、2016年5月にオープン。省エネ性を高める高効率な設備や制御システムを取り入れた結果、オープン2年目の実績はエネルギー削減率が70%となり、設計値の66%を上回る省エネとなりました。また店舗で使用するエネルギーの一部を太陽光発電設備で賄うなど、グループ一丸となりCO2排出量の削減に努めています。
ロイヤルホームセンター株式会社
店舗開発部 店舗開発グループ
藤原 祐二様
本施設は都市型のホームセンターとして計画しており、その一環としてZEBに取り組みました。自然光採用や気化式冷却外調機「メガクール」など、当時先端の省エネ技術を採用しています。
また、BEMS(※2)を採用することで消費エネルギーを「見える化」し、施設運営者が省エネに対し高い意識を持てるよう、ハード面とソフト面で省エネ性を実現する計画としました。
東京本店 流通店舗設計部
山本 祐嗣
光屈折フィルム、集光機能付トップライト、太陽光を天井から取り込み鏡面のダクトで反射させる光ダクトを採用し、建物の奥まで自然光を届けます。さらに、LED照明と照度センサーを併用することで、照明電力を30%以上削減しています。
気化熱を利用した気化式冷却ファンを導入した気化式冷却外調機「メガクール」を採用。また、BEMSによりエネルギー使用状況を監視し、照明・空調をスケジュール管理しています。更にトップランナー変圧器を設置し、エネルギー使用量を削減しました。
大和ハウスグループは
持続可能な開発目標(SDGs)を
支援しています
※ 掲載内容は、取材当時(2025年9月)の情報です。
目的に合わせた事業用施設の建設をトータルプロデュースします。