この地に相応しい家を考えるうえで、すぐそばにある自然の存在は欠かせないものです。すべてはその自然の空気感を内外の空間にまとうように考えています。
中庭を家の中心に配して、光、空、樹木といった自然を壁や屋根で切り取って純化。中庭と各居室が結びつくことで、自然を暮らしに取りいれています。
床や壁に映し出される緑陰、天から降り注ぐ黄昏時の青い光、闇の中にぼんやりと描き出される光のグラデーション。
自然の心地よさ、その空気感など、日常の中で自然を感じることができる、ここだけの価値をお届けします。
野口 豊樹
樹齢200年の銘木吉野杉を暮らしの中へ
吉野杉の一本から、5%しかとれない
部位を部材に採用。
日本美を表現する素材として空間に色艶を与え、穏やかな香りは暮らしにさりげない彩りを添えます。
すべての仕上げに、匠の技と感性が息づく。
光と陰を表現する面として手仕事で仕上げた
左官壁をはじめ、陰影の美しい吉野杉の天井、
イタリア バルクッチーネ社と手がけたキッチンなど、
この家を生かす技術を取り入れています。
各々が主張を持ちながらも、
それを調和させることでこだわりの住まいを提案。
芸術作品のように美しく気品漂う、
バルクッチーネ社のキッチン。
イタリア バルクッチーネ社が、一邸ごとにキッチンを設計し、製作を行います。職人による手づくりへのこだわりと、その造形の美しさは一つの芸術作品のようないでたち。引き手部分にさりげなく「吉野杉」を使うなど、日本とイタリアの美意識が融合しています。
工業化住宅の技術を応用した、
吉野檜(土台・柱)構造材
硬さと粘り強さを兼ね備えたオリジナル接合金物で、接合部の強度を高めます。
- point01
- 断面欠損を大幅に減らし、木の本来の強さを活かします。独自の「ワンスリット接合金物」で、柱・梁を接合。
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- 引き抜き力が強い柱・基礎接合部「高強度柱脚金物」によって柱と基礎を直接緊結。どの方向からの大きな外力も、均一に受け止める。
- point03
- 鉄骨住宅の豊富なノウハウ。2層防錆技術による高い耐久性傷の発生を防止し、防錆効果の高い鏡面処理を行っています。
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- 当社の総合技術研究所での強度確認そのデータを活用して、邸別構造解析を実施しています。