
インテリアコーディネーター、二級建築士、インテリアプランナー、キッチンスペシャリスト
空間のバランスからつくる、
心地よいインテリア
お客さまの"好き"や価値観を丁寧にヒアリングし、多⾓的な視点で空間を創造します。⾊・素材・光の調和にこだわり、建築とインテリアがともに引き⽴つバランスを重視。細やかな配慮と想像⼒を生かし、ライフスタイルに寄り添うインテリアをデザインします。

インテリアを考える上で、素材や色の存在感とその配分を意識することはとても大切です。色数を抑え、床や壁には同系色のタイルを、天井には白木色のルーバーを採用し、それぞれの素材が引き立て合うことで、温もりと洗練が調和する豊かな表情を生み出しました。ルーバーが空間をほどよい存在感でつなげ、一体感と奥行きをもたらします。家族やゲストが自然に集い、会話が広がる――“つながり”をテーマにした心地よい空間です。

大きな窓から差し込む自然光を活かし、ブラックのキッチンカウンターと木質キャビネットのコントラストで空間を引き締めました。水平面にはライトトーン、垂直面にはダークトーンを配し、光が天井や床に柔らかく広がる中で、落ち着きと上質さが際立ちます。さらに、視線の先にフォーカルポイントとしてアートを飾り、空間の奥行きとリズムを加えました。

ダイニング上部の吹き抜けには、直線的でモダンなペンダント照明を配置し、軽やかさと華やぎを添えました。大理石調のダイニングテーブルを中心に、白を基調としたインテリアで全体のトーンを統一。シンプルな構成の中に素材の個性を引き出し、建築とインテリアのバランスを丁寧に整えることで、開放感と静けさを兼ね備えたLDKに仕上げています。

大和ハウスのインテリアコーディネーターが「心からくつろげる家」にするためのインテリアの法則を、照明・収納・家具・色彩計画などテーマ別にご紹介していきます。
連載コラムはこちら