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日々の営みを重ねてきたからこそわかる50代からの
自分らしい暮らしと
住まいのみつけ方

人生100年時代--
もしも100歳まで生きるとしたら、50代は道半ば。
まだ人生は半分近く残っています。

子どもが巣立つ……。親の介護が必要になる……。
生活環境にも変化が訪れる中、自分にあった「暮らし」や「住まい」について、
一度立ち止まって見直す必要がありそうです。

今回は、静岡県・沼津市の雑貨店「hal」の店主・後藤由紀子さんにインタビュー。
後藤さんの家族を大切にするシンプルな暮らしぶりは、
ライフスタイル誌などでたびたび取り上げられ、同世代の女性たちに広く共感されています。

『50歳からの暮らしの整え方』(2018年)を上梓された後藤さんに、
現在のご自身の暮らしと住まいについて、そしてそれを選んだ理由をお話いただきました。

後藤由紀子さん

全国各地からお客さまが訪れる、静岡県・沼津市の人気雑貨店「hal」店主。庭師の夫、長女と築50年の日本家屋に暮らす。家族を第一に考えながらの暮らしぶりや日々の家事、ファッションなどが雑誌で紹介され人気を集める。『50歳からのおしゃれを探して』(KADOKAWA)、『おとな時間を重ねる 毎日が楽しくなる50のヒント』(扶桑社)、『日々のものさし100』(パイインターナショナル)など著書多数。

長い時間をかけてそろえてきた、
本当におすすめできる暮らしの道具たち

  • ―「hal」をオープンして2019年で17年を迎えられたんですね。このお店を始められたきっかけは?
  • 後藤:衣食住の中では「食」が一番好きだから、いつか食堂をやりたいと思っていて。「育児が一段落したら食堂をやろう」という漠然とした夢を持っていました。
    でも、娘が肺炎になったときに「熱でふうふう言ってる子を置いて仕事には行けないし、食堂をしていたらお野菜やお肉が傷んじゃうな」と思ったんですね。そこで、「お茶碗だったら傷まないから雑貨屋にしよう」と、10年来の夢を変えたんです。
  • ―すごく計画的に人生を考えると同時に、長年の夢を柔軟に変更する決断力もあるんですね。お店の物件はどうやって選んだんですか。
  • 後藤:大家さんがとてもいい方で、物件は選べても大家さんは選べないなと思って。うちはご縁がすべてなんです。お店に置いている商品も昔働いていた雑貨店のつながりで紹介していただいたり、ずっとお付き合いしている作家さんから仕入れたり。
  • ―時間をかけて築いてきた人間関係が、セレクトのセンスも形づくってきたんですね。著書でも、お店に置く商品をとても愛着を持って紹介されていますね。
  • 後藤:自分が使ってみて本当にいいと思ったもの、正直におすすめできるもの。雇われでやっているわけじゃないから、自分が好きなものだけを取り扱うようにしています。
  • ―後藤さんが「本当にいいと思うもの」の基準はなんですか?
  • 後藤:古いものが好きだから、経年変化を楽しめるものですね。あとは、さっぱりしていてデザインされすぎていないものが好きです。自分でプラスしていけるほうが愛着も湧くと思うので。
    このお店も、最初は最小限の什器だけにして、時間をかけて少しずつそろえていきました。欲しいものって、いっぺんには見つからないですから。

年齢とともに変わっていく暮らしと住まい

  • ―2018年に出版された『50歳からの暮らしの整え方』という本の中で、自分が選ぶアイテムが少しずつ変わってきたと述べられていましたね。
  • 後藤:好みについては、さっきお伝えしたようにシンプルなものが好きで……それは昔から変わらないのですが、今の年齢になると別の事情で選ぶものが少し変わってきました。例えば洋服は切ないけれどもサイズが合わなくなったりしますから、体型をカバーできるワンピースを選ぶ。バッグも重いとすぐ疲れてしまうので、軽いかごバッグを選びがちですね。
  • ―本の中では「衣食住の取捨選択」をされたとも書かれていましたが、ものは減らせましたか?
  • 後藤:デザインに惹かれて買ったけど実際のところほとんど履いていない靴を手放したり、サイズが合わなくなった服をお店の奥でフリーマーケットしたりすることはあります。
    でも、器を断捨離しようと思ったら、愛着がありすぎてちょっとしか減らせませんでした。本とレコード、子どもの思い出の品もそうですね。
    なかなか思い切ってものを減らせないけれど、「何もかも捨ててスッキリというのも味気ないじゃない?」と思う自分もいて。うちは収納が多い家なので、収められるスペースがあって良かったです。
  • ―断捨離が叫ばれる昨今ですが、後藤さんの場合はものが多めのライフスタイルも、「自分らしさ」として割り切った……ということでしょうか(笑)。ところで50代になると、子どもの成長とともに家族の形にも変化があったのでは?
  • 後藤:ここ1~2年でいろんな変化がありましたね。2019年の春、息子が就職で東京に引っ越したので、4人家族が3人家族になりました。子ども部屋がひとつ空いたので、そこを私の寝室にしています。この先、娘も家を出るかもしれない。だけど、もともと狭いところに4人で暮らしていたから、ちょうど良くなるかな?と思っています。

どんな家に住んでも「ないものねだり」はある

  • ―後藤さんは、今までどんな家に住んでこられたのですか?
  • 後藤:結婚してから最初に住んだのは、独立型のキッチンと和室が2部屋ある借家の一戸建てでしたね。次は、親戚がもっていた築400年の古民家。夫も私も古民家に憧れていたんです。LDKと8畳2部屋、6畳2部屋が田の字になっていて、玄関だけでも12畳くらいありました。子どもがまだ小さいときだったから散らかすし、広い家の掃除はとにかく大変でした。
    広い家に懲りたので、「コンパクトで小さい家がいいな」と思うようになって、今住んでいる小さな中古住宅を購入したのが18年前ですね。子どもが年頃になったときに増築したくらいで、ほとんど手を入れずにそのまま暮らしています。
  • ―今のご自宅は気に入っていますか?
  • 後藤:うーん、どんな家に住んでもないものねだりってあるのかも。住みたいと思って住んでも「いや、違った!」と「すごくいいね」の両方が出てきて、その折り合いをつけていくものだと思うんですね。新築された方とお話していても「自分の思うような家をつくったはずだけど、住むとちょっと違うのよね」っておっしゃったりしますから。
  • ―この先、住み替えやリフォームの予定はありますか?
  • 後藤:やりたいですけど、将来のことも考えてどこまでお金が回るかという問題がありますから、慎重に検討しないといけませんよね。
    ただ、万が一夫に先立たれて、子どもたちが今の家に住まないなら、駅前のマンションに住み替えるのもアリだな……って考えたりもするんです。徒歩圏になんでもそろっていて、鍵ひとつで出かけられるような暮らし。郊外に住んでいて免許返納をするとなると大変ですから。

50代は「住む」を選び直すタイミング

  • ―同世代のご友人たちも、同じくライフスタイルの変化をご経験されていると思います。住み替えやリフォームをされる方もいらっしゃいますか?
  • 後藤:一戸建てからマンションに引っ越す方、親の介護が始まってマンションからバリアフリーにリフォームしたご実家に戻る方もいれば、いきなり首都圏から地方に移住する方もいます。そういう話を聞くと、いまの家が「終の棲家」というわけでもないし、「あ、まだまだ人生わからないものだな、と思ったりもします。
    うちも今、母が骨折して入院しているので、三姉妹でシフトを組んで父の食事をつくりに実家に行っています。もうすぐ母は退院しますが、老夫婦ふたりの家をどうするのかを考える時期が近づいているのを感じています。
  • ―いろんな意味で「住む」ことを選び直す年代でもあるんですね。
  • 後藤:親がいつまで元気でいてくれるか、自分がいつまで動けるかもわからない。先のことが言えなくなる年代でもあります。「今なら動ける」「今なら建てられる」とか、心のどこかに「今ここでやっておかないと」というタイミングが差し迫っているところもあるかもしれません。

もしも後藤さんが新築の家を建てるなら?

  • ―いろんなおうちに住んでこられた後藤さんですが、過去の経験を踏まえた上で、もしもこれから新築の家を建てるとしたらどんな家にしたいですか?
  • 後藤:まず、今の家のリビングが一階で暗いので、自然光が入るリビングに憧れていて。二階にリビングと一体型のキッチンをつくりたいですね。今は、独立型のキッチンなので、家族がわいわいしているときにちょっと寂しいんですよね。一階は寝室と納戸があればいいかな。
    あとは、やっぱり収納は多めにしたいですね。年を取るとものを運ぶのが面倒になるから、各部屋に必要なものが収められるように考えて。壁面を全部収納にするのもいいなと思います。静岡は地震が多いですから、全部引き戸にするなど地震対策もしっかりしたい、とかね。
  • ―自分の暮らしや住まいに求めることがとてもはっきりされているんですね。
  • 後藤:そうですね。クローゼットのなかも、引き出しを入れ替えるだけで衣替えできるようにしたい、とか。冷蔵庫はキッチンのどこに置いて、ごはんをどうやって出して片付けるのか……なんて、いろいろ思い描いていると夢は広がりますね。
  • ―何もないところから理想をつくりだすよりも、「ここは違うな」という気づきを積み重ねるほうが「自分らしい住まい」が見えてくるのでしょうか。
  • 後藤:そう、日々の「これいやだね」がいっぱいあれば、新しい家をつくるときに「こうやってクリアしよう」ってなりますから。「ぜひ家づくりを楽しんでくださいね!」って伝えたいです。
  • ―先ほどおっしゃっていた「もの選びの基準」も住まいづくりに通じますね。経年変化を楽しめる素材を選んだり、作り込み過ぎず暮らしながら自分でプラスしていく、後藤さんの暮らし方・住まい方の話がとても参考になりました。ありがとうございました。

50代は、もう一度人生が大きく変わるとき。暮らしや家族のあり方を見つめ直しながら、家を選び直すタイミングなのかもしれません。リフォームや建て替え、新築を考えるときにぜひこの記事を参考にしていただければと思います。

2020年2月現在の情報となります。

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