家族の気配を感じる音は、安心感につながる一方、
生活リズムや過ごし方の違いによっては、「気になる音」に変わることもあります。
今回のアンケートでは、55%が家族の生活音を「気になる」と回答。
さらに、具体的な生活音を挙げて尋ねると、
普段は意識していなくても無意識のうちに気にしていた音が改めて意識された可能性もあり、
潜在的には約7割が何らかの生活音を気にしていることが分かりました。
就寝時に音が気になる、夜間の行動を控えるなど、音をめぐる我慢や気づかいの実態から、
住まいの生活音に関する課題と住まいづくりのヒントを探ります。
| 調査時期 | 2026年2月6日~2月15日 |
|---|---|
| 調査対象 | My House Palette メールマガジン会員 |
| 有効回答数 | 567件 |
| 調査方法 | My House Palette メールマガジンでのアンケート |
目次
- Q1 家族間において、自身または家族の出す「生活音」が気になることはありますか?
- Q2 自身や家族が出す音の中で「気になる生活音」をすべてお選びください。(複数回答)
- Q3 家族の生活音によって、あなた自身が「生活のしづらさ」を感じるのは、
どのような時間や過ごし方をしているときですか。(複数回答) - Q4 自身が出す生活音によって、家族や近隣の迷惑にならないかと気をつかうのは、
どのようなタイミングですか。(複数回答) - Q5 住まいの中の生活音が気になる理由として、当てはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
- Q6 家族や近隣への音の配慮として、実践していることはありますか?(複数回答)
- Q7 防音・遮音性能が高い住まいで暮らせるとしたら、あなたが実現したい暮らしはどれですか。
- まとめ
Q1. 家族間において、自身または家族の出す「生活音」が
気になることはありますか?

家族の気配を感じる音は、安心感につながる大切な要素です。しかし、生活リズムや過ごし方の違いによっては、それが「ストレス」に変わってしまうこともあります。
今回のアンケートでは、「よく気になる」(16%)、「時々気になる」(39%)を合わせると、55%が生活音を気にしていると回答しました。
家族構成別で見ると、生活音が気になる※と答えた方は、未就学児のいる世帯で約7割に達しています。これは、親がコントロールできない突発的な音が多いためと考えられますが、小学生・中学生がいる世帯でも6割を超えており、子育て中の音問題は根深いようです。
一方、住まいの種別(賃貸・分譲マンション・戸建て)による大きな差は見られませんでした。これは、建物の構造だけでなく、家族それぞれの生活時間帯や過ごし方が多様化していることが、音の感じ方に影響しているためと言えそうです。
※「よく気になる」と「時々気になる」の合算値
Q2. 自身や家族が出す音の中で「気になる生活音」を
すべてお選びください。(複数回答)

「特に気になる音はない」(28%)を除く、約7割の方が何らかの気になる生活音を挙げました。Q1では「気にならない(「あまり気にならない」「全く気にならない」)」と回答した5割弱の方でも、具体的な生活音を挙げてみると、状況によっては気になる音がある、あるいは潜在的に気にしていた音が顕在化した可能性が考えられます。
最も多かったのは「テレビ・音楽・動画などの視聴音」(33%)。家庭内で使用するデバイスの増加も関係していそうです。近年では、スマホやタブレットで動画を楽しむスタイルが定着し、家族それぞれが別々のコンテンツを視聴する場面も増えています。特にリビングなど同じ空間で複数の音が同時に流れると、お互いの視聴音が重なり合い、気になりやすくなる場面もあるでしょう。こうした視聴スタイルの変化が、生活音の問題をより身近にしている側面もありそうです。
次いで「階段や床を歩くときの足音」(30%)、「ドア・引き戸・収納扉の開閉音」(28%)が続き、日常生活の中で無意識に・繰り返し発生する音が上位に挙がりました。また、「水回りの音」(22%)、「調理音」(10%)といった音も挙げられ、居室との位置関係や間取りも影響していると考えられます。
「子どもの声・泣き声」(8%)、「子どもが走り回る音・おもちゃで遊ぶ音」(同)については、全体で見ると影響度は低いものの、未就学児や小学生のいる家庭に限ると、「子どもの声・泣き声」が40%、「子どもが走り回る音・おもちゃで遊ぶ音」が37%と、子どもにまつわる生活音も気になっている様子が伝わります。その他の気になる音として、「家族のいびき」「ドライヤーの音」といった意見も見られました。
Q3. 家族の生活音によって、あなた自身が「生活の
しづらさ」を感じるのは、どのような時間や過ごし方を
しているときですか。(複数回答)

家族の生活音を受け取る側としては、どんな場面で困っているのでしょうか。
最も多かったのは「就寝時」(35%)。ドアの開閉音や足音などによって寝つきにくくなったり、途中で目が覚めてしまったりするケースがあるようです。一方で「特にない」と回答した方も34%にのぼり、音の受け取り方には個人差があることがうかがえます。
その他、「一人でゆっくり過ごしている・リラックスしているとき」(29%)や「テレビ・音楽・動画などを楽しんでいるとき」(19%)など、くつろぎの時間に家族の生活音で気が休まらない、音声が聞き取りにくいといった影響もありそうです。
「在宅ワーク・リモート会議・電話をしているとき」(11%)、「勉強をしているとき」(8%)など、集中を必要とする場面でも生活音が妨げになっている実態が見えてきました。
Q4. 自身が出す生活音によって、家族や近隣の迷惑に
ならないかと気をつかうのは、どのようなタイミング
ですか。(複数回答)

一方、自身が出す生活音については、どのタイミングで配慮しているのでしょうか。
最も多かったのは「早朝・深夜に移動するとき(足音・階段)」(46%)。前問で「就寝時」が上位だったように、誰かが寝ているときに別の家族が活動している場面も少なくないでしょう。自分自身が生活音を気にしているからこそ、同じように相手の睡眠や過ごし方を妨げないよう配慮している様子がうかがえました。音を「気にされる側」になるかもしれないという意識が、家族間での行動にも影響していると考えられます。
次いで「テレビ・音楽・動画などを視聴するとき」(28%)、「掃除機・洗濯機など家電を使うとき」(27%)が続きました。
自由回答では「早朝や深夜のペットの鳴き声」「深夜の室外機の動作音」「子どもの泣き声や自分の注意する声が外まで漏れていないか気になる」といった声もあり、生活音は室内だけでなく、住まいの外へも意識が向けられていることがわかります。
Q5. 住まいの中の生活音が気になる理由として、
当てはまるものをすべてお選びください。(複数回答)

続いて、住まいの生活音が気になる理由を深掘りしていきます。
最も多かったのは「静かな時間帯(早朝・深夜など)には音が目立ちやすいから」(44%)。音の大きさそのものよりも、静けさとの対比によって意識されていることがわかります。家族が寝静まった深夜に階段を上る音や、静かな朝に響く水回りの音などは、日中よりも気になるものです。
次いで「壁や床が薄く、音が伝わりやすいと感じるから」(26%)、「音が予想以上に響く・反響していると感じるから」(25%)が続き、全体の2~3割が建物構造を理由として挙げています。
さらに、「近隣や周囲の生活音が聞こえることがあるから」(21%)、「家族間で生活リズムや活動時間が異なり、自分や家族の休息・集中したい時間と重なるから」(17%)など、生活時間帯のズレも生活音を際立たせる要因の1つと言えます。夜勤や在宅ワーク、塾通いなど、家族それぞれに生活リズムがあるため、生活時間帯のズレは避けられない場面もあるでしょう。
これらの結果から、住まいの音に対する不安は、単に音の大きさだけでなく、「どのように響くか」「どのくらい伝わりそうに感じるか」といった体感によっても左右されていることが考えられます。そのため住まいづくりの際は、構造自体の遮音性を高めることはもちろん、音を必要以上に響かせない内装計画や、生活時間帯や行動の違いを踏まえたゾーニング設計により、家族間で音が干渉しにくい空間をつくることも、住まいづくりの1つの視点として意識すると良いでしょう。
屋外の交通騒音や、隣室からの生活音などを減音し、勉強や趣味に集中できる静音室。大和ハウスの「音の自由区」シリーズでは、従来の防音室にありがちな閉塞感を抑え、広く高く明るい空間を実現しています。静かな自分時間の確保や、良質な眠りを求める寝室としても活用されています。
さらに一部では、生活音が心理的ストレスや近隣の対人関係の緊張につながっている様子も。音そのものだけでなく、気をつかい続けることの心理的負担もありそうです。
生活音の問題は、「建物性能」「家族間の生活時間帯の違い」「迷惑をかけているのではないかという心理的要因」が重なり合って生まれていると考えられます。
Q6. 家族や近隣への音の配慮として、
実践していることはありますか?(複数回答)

「特に必要性を感じないため実践していない」、「気になってはいるが特に実践していない」という方は3割弱にとどまり、多くの方が何らかの配慮を行っていました。
最も多かったのは「音量や声量を意識している」(41%)。次いで「夜間・早朝は音が出る行動を控えている」(37%)、「窓やドアを閉めるようにしている」(28%)など、行動レベルの工夫が上位を占めました。
さらに「家電の使用時間を調整している」13%)、「部屋の使い分けをしている」(9%)など、時間帯や空間を意識した工夫も見られます。防音アイテムや設備による対策は一部にとどまり、多くの家庭では日々の暮らしの中でできる工夫を重ねているようです。
「住まいの防音・遮音性能が高いため、音をあまり気にせずに過ごせている」(5%)という回答も見られました。住まいの遮音性能が、音への気づかいそのものを軽減している例も見られました。
Q7. 防音・遮音性能が高い住まいで暮らせるとしたら、
あなたが実現したい暮らしはどれですか。

最も多かったのは、「時間帯にかかわらず、音を気にせず自然体で過ごせる暮らし」(30%)でした。音を意識することなく、自分らしく過ごせる環境への期待が最も多い結果になりました。
次いで「静けさと安心感に包まれ、落ち着いて過ごせる暮らし」(19%)が続きました。こちらは音からの解放というよりも、静かな環境の中でゆったり過ごしたいというニーズがうかがえます。
自由回答では、実際にやってみたいことや今の生活から変わりそうと感じるシーンが具体的に寄せられました。
音を楽しみたい
- 子どもたちの勉強の邪魔をせず、趣味のギターを気兼ねなく練習したい
- 家族を気にせず、深夜でも友達と通話しながらのゲームを楽しみたい
- 趣味のドラムを思いきりたたきたい!
- 夜間の楽器演奏は家族や近所に迷惑がかかりそうで控えているが、防音性能の高い家ならもっと楽しめそう
生活を自由に送りたい
- 昼夜関係なく好きな時間に好きな家事をしたい
- 夜中に洗濯機を回したい
- 家事をしながら、お風呂に入りながら思う存分歌いたい
- 洗面室でドライヤーをしても、リビングのテレビの音が快適に聞こえてほしい
- 朝早くからコーヒー豆をひいたり、音量を気にせず音楽や動画を楽しんだり、生活音を気にせず暮らしたい。早朝や深夜に控えている電子レンジやドライヤーも、気兼ねなく使えそう。家族への配慮だけでなく、外からの音も遮断され、生活の質が上がりそう
子どもやペットと過ごす時間
- 子どもが走り回っても注意しなくてよければ、心の負担が減りそう
- 家の中でボール遊びやラジコンをさせてあげたい
- 子どものピアノの練習を夜にもさせてあげたい
- 鳴き声を気にせずに済むなら、ペットを迎えたい
- 小さな娘が寝た後でも、音量を気にせずにテレビを楽しみたい
心身のゆとり
- 家族の生活音を気にせず熟睡し、睡眠をしっかりとって体調を整えたい
- 余計な気づかいが不要になれば、精神的にラクになると思う
- 隣人の声や歌声、アイドリング音などを気にせず、リラックスした時間を過ごしたい
- ストレスがたまったときに、好きな時間に思いきりカラオケや筋トレをして発散したい(ダンベルの音や動画の音も気になると指摘されるため普段は気をつかっている)
まとめ
防音・遮音性の高い住まいは、家族や近隣への我慢や遠慮を減らし、睡眠の質を高め、趣味や家族との時間をより充実させる暮らしにつながるでしょう。
大和ハウスでは高い遮音性能を実現した構造を標準採用しています。さらに、家族それぞれの暮らしや住まい方に合わせた間取り設計を得意とするプロが、住まいづくりをサポートします。音を抑えるだけでなく、「音を気にしない暮らし」を展示場で体感してみませんか。











