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生活を考える

シンメトリーで安心?アシンメトリーのワクワク?建築物や空間の左右の対称性が
心理に与える効果とは

建築物の外観や部屋のレイアウトが、
シンメトリー(左右対称)かアシンメトリー(左右非対称)なのかによって、
見た人・住む人の気持ちや行動にさまざまな違いが現れることをご存じでしょうか。
本コラムでは、シンメトリー・アシンメトリーな家のデザインがもたらす心理的影響について、
「空間デザイン心理学®」創始者であり、
一般社団法人 空間デザイン心理学協会 代表理事の高原美由紀さんにお話を伺いました。
ぜひ家づくりや空間づくりの参考にしてください。

Part1建築物や空間のシンメトリー(左右対称)と
アシンメトリー(左右非対称)

建築物の外観、部屋の窓や柱の位置、インテリアの配置などは、シンメトリーかアシンメトリーかに大別され、見た人に与える印象はそれぞれ異なります。それぞれの特徴を解説します。

シンメトリーな建築物や空間デザインとは?

シンメトリーとは左右対称を意味する用語で、建築物や空間デザインの場合、中心線を境に左右が同じように造られた建築物、左右に同じようにインテリアを配置した部屋などを指します。
例えば、日本の国会議事堂は、中央の塔を軸に左右に同じ高さ・長さ・形になっており、向かって右が参議院、左が衆議院になっています。外見だけでなく、中の造りも左右でほぼ同じになっています※1

※1出典:参議院キッズページ「国会のひみつをさぐろう!」より

国会議事堂(東京都千代田区)

このほか、松本城をはじめとした日本の城、平安神宮や平等院鳳凰堂のような神社仏閣、明治から昭和初期に西洋建築の影響を受けて建てられたレトロな建築物などにもシンメトリーなデザインは多く見られます。海外ではフランスのべルサイユ宮殿、インドのタージ・マハルなどがシンメトリーな建築物として知られています。

インテリアの配置では、中央に大きな絵を飾って、そこから左右が等距離になる位置に同じテーブルライトを置く、ローボードを挟んで左右にベッドを配置するなどによりシンメトリーを演出できます。

アシンメトリーな建築物や空間デザインとは?

アシンメトリーとは、左右で高さ・長さ・形などが異なる左右非対称なことをいいます。シンメトリーな建築物や空間デザインを除けば、一般的な建築物や部屋のほとんどはアシンメトリーといえます。その中でも意図的に左右をアンバランスにしたり、一部を強調したりすることで、モダンさや躍動感などのイメージを演出しやすくなります。

すみだ北斎美術館(東京都墨田区)

インテリアの配置では、部屋や家具の中心からずらした位置にスタンドライトを置く、部屋の片側に目立つオブジェやスタンドライトを配置するなどの工夫が考えられます。

さて、次のPart2から、シンメトリーとアシンメトリーの心理的効果について、「空間デザイン心理学®」を基に解説します。「空間デザイン心理学®」は、機能性や美しさの追求に加えて、心理学・脳科学・行動学などの知見を空間づくりに取り入れ、「人の心や行動に働きかける空間」を科学的にデザインするための独自のアプローチです。この考え方を活用することで、自然と集中やリラックスができ、人間関係がうまくいくようになる空間を実現できます。
高原さんによれば、シンメトリーとアシンメトリーでは脳の情報処理にも違いが生じるそうです。

Part2整った安心感?シンメトリーの心理的効果

空間は そこで過ごす人の気持ちや人間関係に、想像以上に大きな影響を与えます。 空間デザイン心理学®では、見た目の印象だけで空間をとらえるのではなく、「その違いが、人の感情や行動、人間関係にどう影響するか」という視点から空間を考えます。左右の対称性ひとつをとっても、人の気持ちや行動、暮らし方に違いが生まれるのです。

例えば、シンメトリーの建築物や空間デザインは、左右に同じ物が配置されているため、脳が情報を処理する負担が減り、その空間で安心感や安定感、信頼感を得やすいとされています。また、視線が自然と中央部分に集まる心理的効果を生かし、部屋に入ってきた人の視線と意識を中央に引き寄せたい場面などで活用されることもあります。

そのため、家の中では家族が集まるリビング、静けさを求める寝室など、安心感や信頼感を演出したい空間にシンメトリーなデザインを取り入れると効果的です。

そのほか、シンメトリーなデザインは見た目が整っているため、神社仏閣などに見られる格調の高さ、フォーマルさを感じさせるのも特徴です。室内の場合も、例えば広い部屋の中央に大きな家具や暖炉などを置き、左右に同じようなインテリアを配置することで「威厳のある部屋」のイメージを持たせやすいでしょう。

しかし、シンメトリーなデザインをあまり突き詰めすぎると、かえって緊張感や圧迫感を高めることもあります。特に狭い空間では、視線が中央に集中して空間の広がりが感じにくくなることがあります。
また、国会議事堂や神社仏閣のように建築物の外観や敷地全体をシンメトリーにするには広いスペースが必要で、一般的な住宅では取り入れにくい面も。そのため、家づくりではシンメトリーとアシンメトリーをバランスよく組み合わせることが、心地よさと個性の両立につながります。

Part3不均衡なワクワク感?アシンメトリーの心理的効果

アシンメトリーな建築物や空間デザインは、視野に入る物の形や色、配置がランダムです。そのため、脳はそれらを把握しようと活発に働いて、躍動感や自由を感じさせ、カジュアルで個性的なイメージにつながるとされます。

さらに部屋全体を見るために視線があちらこちらに動くことで、部屋の広がりを感じると同時に「あそこには何があるのだろう?」と期待感や気持ちを高める効果をもたらします。

シンメトリーのように整った感じがなく、ナチュラルなイメージや温かみなどを演出しやすいのもアシンメトリーの特徴です。もともと日本の住まいの外観、庭、室内の造りはアシンメトリーが多く、親しみやすいデザインといえるでしょう。そのため、どの部屋もアシンメトリーになりやすいのですが、趣味のための部屋など活動性や創造性を発揮したい部屋には、特にアシンメトリーを意識したレイアウトが向いています。

ただ、アシンメトリーを強調しすぎると不安定さにつながり、散らかって落ち着かない印象になりかねません。繰り返しになりますが、アシンメトリーとシンメトリーをバランスよく組み合わせることで、温かみや居心地の良い家になるでしょう。

Part4 【空間別】シンメトリーとアシンメトリーを
家づくりに生かすアイデア

シンメトリーとアシンメトリーをどう組み合わせるかは家づくりで大事なポイントです。その適切なバランスを見つけるためには、「この空間で過ごす自分や家族がどんな気持ちになりたいか」を考えることから始めましょう。

SNSなどで見かけた写真なども建築物や部屋のイメージを考える参考になりますが、それだけでは自分や家族が過ごしたい空間として適しているかどうかはわかりません。できれば気に入った写真をいくつか見つけて、それらに共通するイメージのキーワード(温かみ、落ち着き、モダンさ、躍動感など)でまとめてみるのがおすすめです。

SNSなどで見かけた写真を参考にするだけでなく、リビングや寝室といった空間ごとに「ここで自分や家族はどんな気持ちで過ごしたいか」を考えてみましょう。例えば玄関は整然とさせて人を迎える、リビングは温かみ、キッチンは活動的、寝室は静けさなどキーワードとして整理していくのも一つの方法です。そうしたイメージを、建築士やインテリアデザイナーなど専門家に伝えながら家づくりを進めていきましょう。

住空間において、シンメトリーやアシンメトリーをどのように取り入れると良いのか。以下では、家の空間別にアイデアをご紹介します。

外観

家の印象を決める大切な要素のひとつが「外観」です。シンメトリーな外観は、西洋建築を思わせるクラシカルさ、整然としたたたずまいといったイメージを生み出します。

一方で、窓の配置を非対称にしたり屋根の傾斜を片側だけ(片流れ屋根)にしたりと、アシンメトリーを強調することで、よりモダンな印象が強まります。

玄関

玄関を建築物の中央に配置するなどシンメトリーなイメージを強調するとクラシカルな雰囲気、安定感や落ち着き、人を迎え入れる整然としたイメージなどが演出できます。玄関ドアの両側に同じプランターに入れた観葉植物を左右対称に置くのも、シンメトリーの心理的な効果を得られます。

また、玄関から廊下が真っすぐに延びていなくても、目の前にある壁の中央に絵を飾り、両脇に同じ照明を配置するなどで視線をうまく誘導することでシンメトリーな印象を与えられます。

一方、アシンメトリーなデザインの玄関はモダンさや洗練、親しみ、ナチュラルといったイメージを生み、視線の流れで玄関の狭さを感じさせない効果もあります。

例えば、壁の右側にだけ絵や照明を配置して左側を空けておけば、左右に視線が動きます。こうした視線の動きよって空間の奥行きや広がりを感じやすくなります。

リビング・ダイニング

落ち着きや安心感、格調が感じられるリビングにするなら、家具などをシンメトリーな配置にすると効果的です。

部屋の真ん中に暖炉を置く、テレビを真ん中に置いて左右にスピーカーや窓があれば、中心が強調された空間になります。そこに自然と人の視線や意識が集まりやすくなり、リビングに家族の「心の中心」が生まれます。

その結果、家族が自然と集まり、コミュニケーションが生まれるでしょう。

躍動感や自由さを感じられるリビングにしたい方には、アシンメトリーを意識した配置が向いています。

部屋の片側に背の高いスタンドライトを置き、反対側には床置きのフロアライトや観葉植物を置くと、空間の重心が自然に片寄り、視線が室内を動き回ります。その視線の動きが脳の好奇心を刺激し、ワクワク感や解放感を高めます。

結果として、自由でカジュアルな雰囲気が強調されるため、家族はそれぞれ好きなことをしながら、居心地良く過ごせるような空間になるでしょう。

さらに全体ではシンメトリーに配置された部屋の中に、L字型のソファを置くなどアシンメトリーの要素を部分的に加えると、「落ち着き」「安心感」に加えて、「温かみ」「洗練」といった心理効果を同時にもたらすリビングも実現できます。

キッチン

料理など家事のための機能が優先される住宅のキッチンは、左右均等に配置するのが難しく、アシンメトリーになりがちです。それでもアイランドキッチンを空間の中心に設けてシンメトリーを取り入れることで、視覚的に秩序が生まれ、安定感や高級感、整然とした秩序感印象をもたらすことができます。

一方、アシンメトリーなキッチンでは、視線があちこちを動き回るため、雑然とした部分に目が行きやすくなります。この視線の“動き回り”は脳を活性化させる一方で、物が多いと落ち着きにくくもなります。
そこで、備品などが目に付かないように、扉付きの収納スペースを多く設けて視覚的ノイズを抑えれば、落ち着きやリラックス感を得られるでしょう。

寝室

一般的に静けさや落ち着きが重視される寝室では、ベッドを寝室の中心に置いて両脇に同じサイドテーブルや照明を配置するなど、シンメトリーなデザインが効果的です。この配置によって、視線が左右にぶれず、脳の情報処理がスムーズになり、リラックス感を高めることができます。

少し個性や遊び心を取り入れたい場合は、ベッド両脇のサイドテーブルに置いた照明を、片側だけ天井からつり下げるペンダントライトに変えてアシンメトリー要素をプラスすると、落ち着きを損なわずに、心地よい変化取り入れることができます。

子ども部屋

部屋に置く家具が限られているため、シンメトリーな配置にするのは難しいかもしれません。子どもが心理的に安心して過ごせる部屋を作るには、ベッド上に絵画を左右対称に掛けたり、窓を部屋の中心に左右対称に配置したりするなど、アートや部屋の造りにシンメトリーの要素を取り入れると良いでしょう。

ワークスペースや趣味の部屋

在宅ワークや趣味のための部屋は、どう使うかによってシンメトリーかアシンメトリーのどちらが適しているかを決めると良いでしょう。落ち着いて仕事や趣味に没頭したいなら、デスクを部屋の中心に置いて家具や小物を左右対称に整えることで、視線のぶれを抑え、集中力が高まります。

クリエイティブな発想を求めるなら、部屋の片側にデスクや家具を寄せて、反対側に余白や窓を設けることで、視線が自然と動き回ります。この視線の動きによって脳が刺激され、ひらめきや創造力を高めることができます。

洗面所・トイレ

洗面所は置くものが多く雑然としがちです。しかし、大きな鏡を中心に据え、鏡の両側に物入れなどをシンメトリーに配置すると、整った印象を得やすくなります。一般的には、狭い部屋をシンメトリーな配置にするとさらに狭く感じがちですが、洗面所の場合はミラーが奥行き感を生み出すため、狭さを感じずに済みます。

トイレも狭い空間で、真ん中にある便器の存在感が対称性を強めて、一層狭さを感じやすいスペースです。そこで、片側の壁に絵を飾ったりアクセントクロスを張ったり、小物を中心線からずらして置いたりして、アシンメトリーを取り入れると、狭い感じを緩和できるでしょう。

室内から見た庭を整然とした印象にしたいなら、フランス式庭園のようにシンメトリーを生かした庭が向いています。一方、イギリス式庭園や和風の庭のようなアシンメトリーな造りにすると、ナチュラルで穏やかな雰囲気をもたらす庭になります。

Part5理想の家づくりをサポートする大和ハウスのデザイン力

シンメトリーとアシンメトリーの視点も踏まえた理想の住まいを実現するにはプロの力が必要です。大和ハウスでは設計力、技術力に加え、優れたデザイン力を持つプロが家づくりをサポートしています。そんなデザイン力が反映された大和ハウスの注文住宅をご紹介します。

オーナーの想いとプロの技が結集した大和ハウスの注文住宅

大和ハウスの注文住宅には、自由設計でこだわりを実現する「フルオーダー住宅」と、2,300以上の間取りプランから選べる「規格住宅」や、選んだ間取りをさらにカスタマイズできる「セミオーダー住宅」があります。

フルオーダー住宅

お客さまの希望やこだわりをふんだんに詰め込めるのがフルオーダー住宅です。部屋ごとにシンメトリーとアシンメトリーのバランスを調整しながら、全体の統一感も損なわないなど、理想とする家に着実に近づくことができます。平屋から5階建てまでラインナップは幅広く、木造と鉄骨造を選ぶこともできます。

そんな大和ハウスの家づくりは、さまざまなデザインのプロが支えています。
例えば、「ZIZAI DESIGN OFFICE(ジザイ・デザイン・オフィス)」は、大和ハウスのトップデザイナーが集結した精鋭チームで、従来の枠にとらわれないフルオーダーの邸宅づくりをサポート。また、「ハウジングマイスター」は、全国の住宅設計士の中から認定制度によって選ばれたトップデザイナーで、お客さまとの対話を重ねながら期待を超える家づくりの実現をサポートします。さらに、「エクセレントインテリアコーディネーター」という、全国のインテリアコーディネーターの中から選ばれたハイレベルなプロもいます。

規格住宅やセミオーダー住宅

「価格を抑えながら、間取りや外装・内装、設備などを注文住宅品質で実現できる住まい」が、大和ハウスの『Smart Made Housing.』(規格住宅・セミオーダー住宅)です。大和ハウスの注文住宅を契約された約半数の方が規格住宅またはセミオーダー住宅を選んでいます(2024年4月~9月現在)。

※2対象は平屋・2階建て

規格住宅は、大和ハウスがこれまで建ててきた何万件ものデータベースの中から、人気間取りを厳選しパッケージ化。2,300以上の中から住みたい間取りをセレクトできます。セミオーダー住宅は規格住宅と同じ2,300以上のプランから間取りを選び、それをさらに自分好みにカスタマイズできます。いわば注文住宅と規格住宅の良いとこどりができるプランです。

『Smart Made Housing.』(規格住宅・セミオーダー住宅)の間取りプランはすべて見放題です。簡単登録をしてぜひチェックしてみてください。

全ての間取りが見放題!理想の間取りを検索しよう

お話を伺った方

(一社)空間デザイン心理学協会/代表理事
(有)カサゴラコーポレーション/代表取締役

高原 美由紀(たかはら みゆき)さん

一級建築士。空間デザイン歴30年、指導歴25年以上。累計1万件以上の間取り指導実績を有する。心理学・脳科学の知見をもとに、「その人が本当に望む暮らし方」や「心が満たされる空間の条件」を分析・診断し、空間をデザインする独自アプローチ「空間デザイン心理学®」を体系化。深層ニーズを視覚化するヒアリング整理法「LDNメソッド®」も開発。
そこで過ごしているだけで、自然に理想の暮らしを実現できる空間づくりを提唱し、建築士・インテリアコーディネーター・教育関係者・生活者に向けて、空間づくりの考え方と方法を教えている。

一般社団法人 空間デザイン心理学協会 公式サイト

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