四季折々の植栽が彩るロースタイルリビングの家

LDKは外の開放感を取り込みながら落ち着く居場所に

緑が豊かな庭に視界が広がるLDK。L字に配置された大開口から、木張りの天井を軒まで連続させることで内外の一体感が得られます。天然石張りの壁は、両側の開口から視線を抜くことで存在が強調され重厚感を高めます。柱と一体的に造られたデスクは家の特等席。四季折々の風景を眺めながら、テレワークも気分が高まるそうです。

開放感とおこもり感を同時に得られるロースタイルリビング

床を下げたロースタイルのリビングは天井高3m8cm。圧倒的な開放感と、低い位置に身を置く落ち着きを同時に得られます。床はフロアタイルを張り、他とゆるく仕切ることで特別感を演出。奥の壁にある家型の開口は、階段下を利用したおもちゃ収納です。

洞窟のようなおもちゃ収納

階段下のおもちゃ収納内にはグレイッシュな青緑のクロスを張り、お子さまがわくわくする洞窟のイメージでデザインされています。収納開口部とデスクの間は２mほどの余剰スペースを設けているので、電車のレールをつなげるなど、広さが必要な遊びも楽しめるそうです。

スマートに内外をつなげる大開口

外の開放感をスマートに取り入れられるように、窓まわりは段差を最小限にし、外のテラスとつながります。窓台を広く設けることで、内外の床の連続感が強調されます。また、窓まわりに軽く腰かけて、外をより身近に感じながら過ごすこともできます。

素材と色で一体感をもたせたダイニングキッチン

木調色とブラックのカラーコーディネートでメリハリをつけたダイニングキッチン。キッチンのワークトップとダイニングテーブルは同素材のもので一体感をもたせ、広々としたキッチン空間を演出しています。真鍮とクリアガラスのペンダント照明がアクセントになっています。

スモークガラスを通してLDKと繋がる階段スペース

階段前の空間は、ガラスの引き違い戸からLDKへ視界が広がり開放的です。スモークガラスで向こう側の色味が抑えられ、戸を開けた時に大開口から見える緑がより一層鮮やかに感じられます。「スモークガラスにしたことで、透明ガラスよりも子どもたちの衝突防止にもなっているようです」とKさま。

四季折々の植栽が美しく望める玄関

玄関を入るとピクチャーウインドウから色鮮やかなイロハモミジが視界に飛び込み、季節の移ろいを感じられます。玄関はグレーとホワイトで極力シンプルに。照明の人感センサーはシューズボックス下部に、スイッチ類は玄関の裏側に設置しています。室内をすっきりさせることで、窓の外に視線が向くよう設計されています。

光が回り込む玄関裏の洗面スペース

玄関の裏に位置する、2ボウル仕様の広々とした洗面スペース。袖壁の高さを抑えることで玄関ホールの窓から光が天井に回り込み、明るい印象です。玄関と色味を合わせて空間の統一感をもたせています。

スリット窓が高さの開放感を生むトイレ

天井まで届くスリット窓が縦の開放感を高めるトイレ。木調のアクセント壁がナチュラルな印象の、安らぐ空間になっています。夜には電球型のガラスペンダントが灯り、温かみを感じさせます。

片流れ屋根がおおらかに架かる外観に、植栽の彩りを

片流れ屋根が大きく架かった外観。フラット屋根に張り出した玄関庇をプラスすることで、水平ラインを強調しアクセントになっています。スリット窓を絞って配し、広い外壁面を確保することで、植栽が際立ちます。クランクしたアプローチにはロックガーデン風に植栽を設え、アイキャッチとなっています。