勾配天井の平屋で立体的につながる暮らし

勾配天井と連続梁が大空間を生むLDK

勾配天井によって縦にのびやかな空間をもたらしたLDK。ダイニングから床を36cm下げたロースタイルリビングと、10cm上げたタタミスペースがオープンにつながります。頭上に連続梁と木目柄天井の存在感があることで、大空間の開放感と同時に低く抑えた落ち着きが得られます。梁上には上向きの照明が配され、明かりが空間を優しく包み込みます。

コーナー窓から桜の樹を眺めるロースタイルリビング

ロースタイルリビングは、庭の立派な桜の樹をゆったり眺めたいという想いから設計されました。コーナーまで続く連続窓を組み合わせて、縦にも横にも視界が広がります。木目柄天井は窓外の軒天に高さやデザインを合わせ、外とのつながりをより一層強めることで心地よさが高まります。

吊り鴨居のモダンなタタミスペース

ブラックの線材がシャープな印象を与えるモダンなタタミスペース。普段は障子戸を開けておき、お子さまの昼寝や客間として使う際は閉じるなどフレキシブルに対応できます。また、障子戸を吊り鴨居にすることで、ダイニングキッチンから天井がひと続きとなり一体感が得られます。リビング側の小上がりには床下を利用した収納を設けています。

重心を低く抑えたダイニングキッチン

ダイニングテーブルとデザインを合わせ、一体的に見せることで広々と感じるキッチン。背面カウンター上の壁にはタイルを施し、全体をダークカラーでまとめています。タイル壁の上部は垂れ壁で隠すことですっきり見せると同時に、ブラックガラスのペンダント照明による効果もあいまって重心が低く抑えられ、落ち着く空間です。

壁の内外でメリハリをつけたパントリー

キッチン奥の開口は冷蔵庫やストック類が収納されたパントリーに続きます。パントリーはライトグレーの壁で囲まれ、内部にはダークグレーのクロスを張っています。内外の壁に色の明度差をつけることで、箱の中にパントリーがあるような遊び心を感じるデザインです。

洗面台の横に設けたメイクスペース

洗面台の横には座ってメイクやスキンケアができるカウンターデスクを設置。右側のニッチ収納にはお気に入りの小物を、足元にはドライヤーなどをコンセントにつないだまま収納できます。ラウンドミラーやホワイトのスツールをコーディネートした気分が高まるスペースで、ご友人からも好評だそうです。

モザイクタイルが引き立つブラックボウルの手洗い

玄関とトイレの傍らに設けた手洗いは、ブラックのコンパクトなボウルやモザイクタイル、ペンダント照明でデザイン。帰宅後すぐに使用できるのが便利で、お客さまにも気兼ねなく使っていただけます。

玄関ドア前のポーチ壁が立体感をもたらす外観

建物形状に合わせて外壁をツートーンに張り分けた外観。玄関ドアの前にポーチ壁を設けることで、壁面の重なりによる立体感を加えています。また、入口を隠すことで道路からの視線に配慮。玄関が屋根で守られることで雨の中帰宅する際にも安心です。