大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 建築系

墨出しロボット

建設現場の床に、壁や設備などの位置を描く「墨出し作業」を自動で行うロボットです。従来、職方が図面を見ながら手作業で行っていた墨出しを、図面情報と連携したロボットが自動で走行・マーキングすることで、誰でも簡単かつ正確な墨出しを行うことができます。

社会課題(背景)

建設業界では職方の高齢化や人手不足、技能の継承など多くの課題に直面しています。こうした状況下で、建設物の品質を維持しつつ生産性を向上させるためには、現場作業の省力化や自動化が不可欠となっています。特に墨出し作業は多くの工数と繰り返し作業を伴うことから、効率化・自動化に対する現場ニーズが強い作業のひとつです。

技術のポイント

  • 印字装置を片持ち構造とすることで、柱際や壁際まで印字が可能
  • 印字する図柄は、間仕切壁用を7種類※・設備用を8種類用意 ※特許出願中
  • 図柄サイズは最大100mm角まで対応
  • CAD上でロボットの墨出し用データを生成するソフトウエアを独自に開発したことで、墨出しデータ作成にかかるランニングコストを削減
  • 1回で連続7時間の墨出しが可能

適用用途

オフィスビル、商業施設、医療・福祉施設、ホテル・宿泊施設、工場

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